誰とも話したくない

一人にしてくれないか

疲れている

ひどく物憂い

沈む夕陽を眺め

深い紫の空に思いを馳せたい

皆、何処かへ行ってくれないか

言 ...
ポートレートを眺めてた

拳銃を組み立てる少年のまなざしには魂が宿ってた

雀がベランダにやってきて鳴いた

コーヒーが美味くなった

違法伐採者の瞳は輝いてた

彼の生計にエコな ...
復活の皇子の醸した生成物を
五臓六腑に染み渡らせよう
このまろやかでフルーティな
まさに平和の皇子の性格
…ていうか風格 に心酔わそう

かの日
首里は焦土と化した
ひとりの女とともに ...
かわいいあの娘が死んだ
あの娘の体は
投げ出されたままで
気に留める人もなく


かわいいあの娘が死んだ
あの娘の死が
社会を変えることもなく
分解者があの娘を土に還す

...
あなたは穏やかな顔で
小さな決断を秘めて
歩いていった

常識という言葉で
くくられることに
理解できないと
泣いたあなたが

言葉にはきこえる以外に
意味があるのだと
それをあ ...
伝えたい気持ちは

冬の肉まんに似ている


冷たい僕の手の中じゃ

直ぐに冷めてしまいそうで

いつも一人で食べてしまう

人に与えるものじゃない


君の手 ...
今すきやで飯食ふ奴等の眼鏡率は四割四分(俺も含めて)


いま「愛」を「し合って」ゐるのかぼくたちはこんなに裸でこんなに惨めに


火焔式土噐人面裝飾土噐ガラスケースに時は凝れり

...
娘の男運はもしかして
女遊びの因果ではないのかと
たまに思ったりもしたものだ
若い頃は勢いに任せて馬鹿な真似もした
何故、あいつがメガネに適わぬ男ばかり
それも救い難く安い奴ばかりに行くのか ...
だれに みせるわけじゃない
けれど

いつしか
ピンクのランジェリーを
好んで 身につけるように
なっていた

ピンクは恋の祈り
恋するピンク

あたしに
恋の妖精よ
落ちて ...
 
 
 
【初恋】



 膨らみはじめた小さな胸が疼く

 染まる頬と

 炎のように燃えあがる心

 淡い蕾がそっと花ひらくような感覚

 それが恋だと知った日
...
涙は無尽蔵のあるものでは
ないらしい

泣きはらした夜を過ぎ
涙は 枯れた

ひとまわり
ちいさくなった輪郭

はっと
我にかえり

手鏡をのぞき
ローションパックをする
...
ダンボールを開けると
そこには懐かしい本や雑貨が詰まってる。

「おかえり」

前にいた所の空気に包まれた私の宝物たち。
ずっと置いてきぼりでごめんね。
私は、あなたたちのおかげで生活で ...
白んだならば
底冷えの、
日は背いて
曇り空
ああ 又

ざっそうは
服を垂らし、
冷や汗をかく
うやむや な
散策に

ああ

又、ほてる
苦虫は、
あっけら ...
主張の失われた
牢屋の囚人を 演技させられた
聴衆に苦しませられながら 叫ぶ
人の向かうだろう 出口へと


私ははき出している
低い舞台に 立ち続ける
アメリカ人のような洋服に抱こう ...
ゼラチンで固めたはずの
歯ごたえのない決意は
なまくらな陽射しに
もう溶けかけている

サイドブレーキをかけたはずの
座りの悪い忍耐は
他愛ない傾斜に
もう転がり出している

...
蒔く
育む
水をやる
時には土を替える
水をやる
時には日陰に置いて
時には肥料を
時には高い腐葉土を
大事に
大事に
育む

時には
囁いて
時には
抱き締めて
時に ...
{引用=


俯いていた顔を、窓の方へ向ける。たぶん、うちの親あたしのこと産んだの後悔してるんだよね。と、千桜はベッドの上で足をぶらぶらさせながら、けだるそうに語尾を伸ばして呟いた。

「最 ...
息するように死んでいって
息するように泣いて
息するように嘘をついているね

嫌われたくないなんて嘘で
本当は嫌いたくないだけ
夢が覚めるのを恐れて
不眠症みたいになっている


...
ジーザスよ
  君に取りつかれてからというもの
俺の人生は散々だ
 君が知っていることすべて
俺の知っていることすべて
賭けろ 賭けろ 賭けるんだ
  貴様のその肉体を賭けるんだ
だって ...
遠い風/海の凪
光の海/遠い風

潮騒を割り溢れ出る光の帯
遠く海を渡るカモメが一羽

君のもとへ早く
焦らずに帰ろう
遠い風/海の凪
もう陽がしずむ
曖昧になる境界

遠い海 ...
相談も
ナシに選挙に出馬して
へへへと笑う
我が祖父の馬鹿
青春はとうに過ぎてしまったけれど

どの辺りがそうだった?と問われれば迷わずにあそこだったと指を指す




YやんやK君やその他諸々 ...

その絶望



把手


のある

の胸
あるひは穴
のある

の腕


「夜の要素」の冒頭の二連です。
この奇妙な形式の詩の作者は北園克衛(きた ...
空は青すぎた
夢みたように青くて
黄色い帽子をかぶった子供たちは
疑うことの無い目で
ばらばらと 塊になっていた

交差点で その塊は
黄色の子供は乗り出す
車は知らん顔で過ぎた

...
県道に 甲羅せんべゐ へばりつく 河で泳いで いればいいのに 青に溶ければ血が滲む

砕けた石をかじかみの触角で探り当てた

夢…

青に溶ける

青く溶ける

青は溶ける

全ては

万感・脆弱・憔悴・権化

花 ...
水面でしか
星を知らず
星に抱かれるように
しんでいった
空を知らぬまま
星を見るのは
幸か不幸か
ただ何も
うつらない
空と水を知るよりかは
くうかんに
ねじをさしこんで
時間を保っている
ひとびとが
無意識にしている
プラスチック製造工場みたいな
くうかん
これは
いくつもつぎをあてられて
ねじをうちこ ...
水溜りに
水滴が落ちました。
波紋が伝わり
終わりました。

人を幸せに導く
私達の世代の務めです。
よく考えよく行いよく笑う
人を許して、優しくしよう。

命の波紋を伝えて
皆 ...
むかし
落ちていた石ころが
月になりたい
と泣いていたので
僕は
星にならなれるよ
と笑った
石ころをつかみあげて
力いっぱい遠くへほおる
すると
涙が尾を引いて
石ころは帚 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
静寂蒲生万寿自由詩0*10/6/12 15:42
ポートレート三田九郎自由詩010/6/12 11:21
御酒黒い翼自由詩2*10/6/12 11:02
かわいいあの娘が死んだ寒雪自由詩010/6/12 8:44
見送りの手朧月自由詩110/6/12 8:05
暖かいことらふぃん・ど...自由詩010/6/12 4:37
初夏雑詠山田せばすち...短歌310/6/12 4:06
salco自由詩5*10/6/12 2:26
恋するピンク森の猫自由詩1*10/6/12 2:02
初恋綾瀬たかし自由詩110/6/12 1:53
枯れた肌に森の猫自由詩1*10/6/12 1:46
おかえりizumi自由詩010/6/12 1:45
くもの巣ふるみ自由詩010/6/12 1:28
私の、教授番田 自由詩010/6/12 1:23
いったりきたりnonya自由詩6*10/6/12 1:18
breeding noiseOz自由詩210/6/12 0:54
千桜黒木みーあ自由詩0*10/6/12 0:40
三上あず自由詩210/6/12 0:02
Judasカナリア自由詩010/6/11 23:01
遠い風kauzak自由詩11+*10/6/11 22:02
無所属新人 豪放磊落TAT短歌010/6/11 22:00
YとKに捧ぐ自由詩2*10/6/11 21:44
大好きな詩人を紹介してみます  「北園克衛」非在の虹散文(批評...10*10/6/11 21:22
下校風景朧月自由詩310/6/11 19:26
せんべゐハイドパーク短歌2*10/6/11 17:54
語りたきこと蒲生万寿自由詩010/6/11 17:51
星を抱くはるな自由詩010/6/11 14:26
ねじ自由詩110/6/11 14:26
波紋ペポパンプ自由詩4*10/6/11 13:27
帚星の由来について國朗自由詩410/6/11 13:10

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加筆訂正:
フォトブック/salco[10/6/11 19:45]
注釈追加
How the scumbug affects/salco[10/6/11 19:34]
TheをThatに変更
4.82sec.