自分の中から
だして だして いっぱいだしつくして
終わった頃にはからっぽ
になったみたいで

太陽だってみていてくれたけど
うつむいて逃げ込んでしまった

乾いてしまって
優しさが ...
Burning your heart.
Sleepless night.
You look upon me.
The sun is shining.

You gave much to me ...
とてもとても遠く離れた

それは
距離であり時間であり
近づきも交わりもしない

見えていても決して届かない月のよう

離れ離れのふたりの思い
奇しくも重なるふたりの思い

離れ ...
試みに彼の鞄を持ってみる
革製のそれは大きさばかり目立つが相変わらず軽い
きっといつものように家族が入っているのだろう
そのことは彼から聞いている
彼は信用するに値する人物なのだ
だから中身 ...
わたしが住んでいた部屋は
人づてに
まだ、空き家だと聞いた

散歩がてら
近くを通ってみたりもするけれど
表札を外されてしまったから
もう、帰れない



わたしに似 ...
ある時
古い本を膝に開いたまま
うとうとしておりますと
天井から
大きな蜘蛛が
するすると降りて参りました
そのまま眺めておりますと
その蜘蛛めは
わたくしの
本の上に降りまして ...
今夜明けが始まり
空気がおいしい。
心も澄む
体が生き返る。

全てが始まった
何でもできる。
空を見上げ
力を体に秘める。

You are free.
Free from e ...
お年寄りの話は
へぇーといって聞かなければならない
そんなことないですよ
なんて言ってはいけない
いや 言えない

一度そう言ってしまって
とんでもなく遠回りをして
やっとうちにたどり ...
  

水辺のイカロスは
梅雨の数日しか舞うことはない
ただ静かに光りもせずにじっとしていれば
もう少し
例えば
今でも草陰で静かに呼吸をしている
のかもしれない


小惑星にま ...
君の鎖骨の裏側から
湧き出る清らかな水は
僕の思い上がった左手には
少し冷たかった

君の脾臓のほとりで
青白くひらめく魚は
僕の遠視ぎみの右目には
少し痛かった

お願いだか ...
屋根開けろカブリオレ
飛ばせ 飛ばせ
鼻唄ー
(チョロい チョロり チョロちょんまげ
俺様悪い男
運転席のタレ赤信号の度にどつく
車内はもうバイオンレス!
会いに行くダチゃきらびやか
...
バカ、ウンコ、バカ、ウンコ、そんな切ない花占いをやっている

ズタズタになったチンポに包帯をまいて3日間をすごした
階段を降りれないまま髪を洗えないまま3日間をすごした
包帯には血がにじ ...
ゆっくり
ゆっくり廻ってはいるが
いくつもの次元を孕んでは吐く

ぷいと吐かれたものたちは
孕んだ種子をふりかえってみるが
そのうしろでひろがる樹海にたちすくむ
透明なスプーンのようにへ ...
求めなければ、
こんなにも苦しむことはなかったのに

そっと手を握る。
冷たく、無機質な手。
もう動くことのない手。
その手で、自らの頬に触れる。

夜は終わっていた。
私は立ち上が ...
着慣れない浴衣と 履き慣れない下駄

からころ からころ
音をたてて
夜を見据えて歩く
ただ ひとりで

ぼんやり 浮かびあがる
一夜の幻

真っ赤なりんごあめ
甘いかき氷
撃 ...
本当の声でわたしの唄は届いていますか?
届いているかなぁ

…届くと、いいな

生きることや死ぬこと
それが何を意味するのかなんて
本当はよく分からない

けれど私は生きていて私達は ...
 
 
僕の名前の近くに
誰か立っていた
漢和辞典を忙しそうにめくっていた
若い頃の父だった

僕の名前は祖父がつけてくれた
父はぼくの出産に立ち会わなかった
そういう時代ではなかっ ...
今日も僕のテレビには
あなたの姿が満ち溢れている
ワイドショーの自称コメンテーターたちは
こぞって
あなたが犯した行状を
面白おかしく読み上げる
だけど
そんなことは
僕にとっ ...
清志郎さん、なんでしんでしまったんですか

清志郎さん、いつものようにキメてぶっ飛ばしてくださいよ

とんでもないのを教えてくださいよ

あなたの細くて赤い足はロックンロールを蹴り飛ばしま ...
君に『サヨナラ』を告げられた日から
君への想いはもっと強くなった

想えば想うほど
君は遠くなる

他の男に抱かれる度に
僕のことを忘れてゆくのだろう

小舟のようにゆらゆら揺れる
...
頑丈なやつの声
壊れない生き物は喋った
眠たくても歩いている
暮れない夜をいつまでも

もう明日なんてどうでもいいよ
もう明日なんてなんでもいいよ

凍えてるのかい
蛍光灯が寒い ...
信号が全部赤だから
どこにも行けないと少年が言う

じゃあ全部青だったら
どこに連れてってくれるのと少女が言う

乗客のいないタクシーは
相模湖まで走り次々に沈んだ

地下鉄が瞬く間 ...
母さん僕はやってしまった
やってはいけないと
あなたが無言のうちに
僕にさとそうとしていたことを

母さん僕はやってしまった
あなたの愛憎をきわめて
そして僕の中ではいつも
不在と実在 ...
「今は、眠ることにしよう。」
男は鞄に紙切れ一つ持っていなかった。男が持っているものといえばニューヨークへの航空券だけだった。男が行ける場所は部屋の中の片隅だけだった。窓を流れていく雲を見ていた。白 ...
                100731



分解された観念を再構築し脚の生えた幼い蛙どもが
道路を横切るままに車が走り出す時間帯を避けた蟹
の群れも向こう側に渡り行方不明の調査船 ...
聞こえない音をたててガラス管は割れていた
侵入していく水銀
錆びたシャッターで封鎖され
コンクリートに水滴が溜まる

赤いランプが回ると
監視カメラの向こうでは慌ただしく
白衣のポケットからボールペン ...
見えない明日が待機する
LEDの星の宇宙を
旅すれば遠ざかる壁、天井、床
眠ろうとしていた
狭い部屋には帰れなくなり
目印のエアコン座
そしてテレビ座

通販番組が錠剤を
水の入った ...
ミンミンと鳴くこともなく
たまたま出会ったセミは
コンクリートの駐車場に
ただ しがみついていた
生きているのか死んでいるのか
さわったら ジ っと鳴いた
逃げることもしないので
ひどく ...
ぼきっ
骨ばったゆびの折れるおと

まるで、マリオネットのよう
一人では立てない私を君は何故慈しむの?


『早く治るように』


そういって塗ってくれた薬は
今でも確かな熱を保 ...
 朝、目覚めると家中クモの巣だらけ、湯気が立っているものもあれば
冷気を発しているものもある。つまり、部屋の中は煙が立ち込めていて、
まともに息も吸えやしない。気が狂いそうだ。おまけに、クモの巣の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
土曜勤務朧月自由詩010/7/31 23:00
Sunshineペポパンプ自由詩4*10/7/31 22:11
創書日和「離」 重なる思い逢坂桜自由詩2*10/7/31 21:57
彼の鞄非在の虹自由詩1*10/7/31 21:17
2006/08/24 創書日和。「離」山中 烏流自由詩2*10/7/31 19:57
邂逅國朗自由詩210/7/31 19:24
Morning dewペポパンプ自由詩4*10/7/31 19:08
さきゆくひと朧月自由詩410/7/31 17:57
イカロスAB(なかほ...自由詩410/7/31 16:48
君の水 君の魚nonya自由詩6*10/7/31 16:20
エナメルの靴光井 新自由詩010/7/31 14:03
お花畑にチンコがめちゃくちゃ咲いたakb48自由詩110/7/31 13:25
回転扉乾 加津也自由詩3*10/7/31 13:19
イカロス結城 希自由詩110/7/31 11:39
金魚姫愛心携帯写真+...9*10/7/31 11:18
唄いたい朽木 裕自由詩110/7/31 9:44
名前たもつ自由詩310/7/31 8:14
模倣犯寒雪自由詩010/7/31 6:47
清志郎さん清水勇介自由詩210/7/31 6:04
勿忘草うずら豆自由詩110/7/31 5:21
kershmidhir fr fr fr竜門勇気自由詩010/7/31 3:34
日常エラー薬指自由詩3*10/7/31 3:19
狂詩曲シホ.N自由詩210/7/31 2:25
閉じた目で空を番田 自由詩110/7/31 2:19
イカロスあおば自由詩4*10/7/31 2:02
鉄格子、その向こう側に有刺鉄線光井 新自由詩010/7/31 1:48
寝室自由詩010/7/31 0:26
セミベンジャミン自由詩9*10/7/31 0:11
眠れる森三奈自由詩810/7/31 0:08
辻褄プテラノドン自由詩310/7/30 23:59

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