教室はひらたく冷たく新しいノートだけが勇気 四月
世界史の資料集先輩の名前空から降ってくる不良
追い抜かす時によろけているひとが怖い心が青い動物
弦楽器は満月、真か 解き明かすB判定 ....
無謀にも昔ばなしに難しいむなしい胸の春走らせる。
すいすいとスイーツ棚に吸い寄せられ釣られてしまう。お釣りをしまう。
見たことのない夜が生まれたときに立ち止まってしまっ ....
学校にどうしても行きたくなくて最寄りの駅で途方に暮れる
試験って、試練なのかもしれんけど 熾烈と言われ修練をして
想像は存在しないから綺麗 白い架空に傷を並べて
....
温かい紅茶を好み飲んでいる心静かに香り楽しむ
狭い道歩いて行けばカフェテラス古いながらも何処か新しい
喫茶店にコーヒーの香り染みついて黒ずんだポスター剥がれそう
アメフトの素早い動き ....
日本語が美しすぎるのが悪いみながTOKYO出てゆかないのは
調子よき友人LINEで言うことにゃわれの浪費をハルノマモノと!
急停車、無言車内の春に漏る若きAirPods轟速のジャズ
....
風ふいて
clean upの
効果音
時のまにまに
打ち消されゆく
どうせなら
食蜂操祈の
孤独感
キミらはみんな
彼女の手のうえ
精神科が出張ってきたらこうなると。先の戦と同じ学びか
絶対に負けないと言い犯される、裏病棟の見えない隅で
極小の地獄は始め家にあり。子に振るわれた暴力の跡
その惨事それはミクロでこれ ....
ラジオ聴き深夜の空間心地良く揺れて身体に刺激与える
雨はまだ降りそうもなくただ曇り湿度は高い梅雨真っ只中
コーヒーをブラックで飲めば体に良い美味しいだけではないコーヒー
躑躅咲く広い ....
わからない
まま言うけれど
その先を
見つめながらも
ただ繰りかえす
「私まだ褒められてない」悔し笑いソーダ色の朝世界間に合わず
冷凍庫 プリンは普通そこじゃない私が生まれたきいろい凍土
少女余生一人で処女路踏みしめてひきずってゆく白いドレスを
日本語 ....
土曜日の予定聞かれて何もない友達三人と急遽ドライブ
川の水綺麗になって魚増えあるべき姿街は潤う
気分良く二時間コースの道歩く自然のパワー元気の源
しまなみの良い場所良い店探す旅自転車 ....
鬱なのに
ユーウツと書けず
生真面目に
我にせめいる
美男美女
軽作業
大切なこと
ミスをせず
われを忘れず
入力業務
人間の醍醐味かけて
一瞬にミームがかわる
人がかわる
決戦場
町裏空地
チャオシュール
ねこが大好き
のらくろ嫌い
楽しみが多くて困るぐらい多い安定感のある日常
海と川交わる場所を覗き見る潮の香りが染みついた地区
良く通る道よく見れば何かある今まで気づかなかった何か
細い道で猫の親子をいつも見る親 ....
ぼろぼろと
食べこぼしたる
泪目の
動かぬ手足
爺捨て山の
神つきに
噛みつく犬も
いとおかし
りんご啄む
カラスが言った
風呂に入る温泉だったらいいのにな温泉の素では物足りず
夏みたいな四月を終えて初夏という五月になって気温安定
全国の温泉一つずつ入る夢では全て廻りきった
山間の温泉施設設備いいスポーツ ....
ギターを弾く在りし日の子のそのいまを春のひかりとなりて抱きしむ
お兄ちゃんはやくごはんをたべたいよ猫とあたしとポチがまってる
砂浜の周りの岩が個性的押し寄せる波が岩を擽る
気温差が激しい春の昼下がり雹が降ったり霰が降ったり
友達とゴルフのことで盛り上がる何時間でも話せてしまう
初夏の風幸せ含む緑色子は勉強も ....
共通語の
音楽は
阿吽の呼吸の
彼のポエム
生先の庭
花は咲く
1分の1サイズから始めたはず
なのに今ではスコープゴート
#これでどうだ #短歌 #tanka
木曜日何故か憂うつな午後過ごす味気なく感じる好きなココア
月末の忙しさ終え暇な日々会社の事務所閑散とする
ゴルフ場あまり上達しない友大好きなのに上達してない
肉ばかり食べる知り合い野 ....
セックスを
部活のように
笑いつつ
やれた生涯
唯一のひと
どうした、もう書かないのか弱虫と。はい書けません書きません
きみとの意見は平行線、僕は閉口するばかり
わからない、から黙っている。主導権から身を引いて
映像で見れば零れ落ちるものがあ ....
ちはやぶるマクドナルドの駐車場今誰の筋肉で飛んだの?
ちはやぶる誰の素粒子も咲いて目を閉じて猿が飲む果実酒
日ののぼる前の空には雲黒く飛んでちぎれる約束は今
{引用=角川『短歌』2022年 3月号分「角川歌壇」にて
福島泰樹先生選 谷岡亜紀先生選 佳作
水原紫苑先生選 秀逸}
この夜を
涯から涯へ
列ぶ灯は
ヘッドランプか
テールランプか
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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