システムは思想じゃないので考えを変えても脱け出せたりしないです
人はいう必ずあると宝島、手繰るそうそうたる言葉たち
生きている、という異常な状態がまだ続くので写真を撮った
なめらかで白くて丸い快楽が発売と聞きやって来ました
ジャイアントパンダを見ると思い出す武田久美子のデカイ乳輪
君の書く「君」は私じゃないのだが君は私たちに宛てて書く
しかしこの無意味な生を ぱりぱりと海苔を砕いて飯に混ぜつつ
深淵はあらゆる足の下にあり、ほとんど大地のように確かだ
人間を超えた何かに記憶され……たくなくもない気がしたりして
湯豆腐を食べて体が温まる年末年始の寒さは痛い
大晦日今年の重み消えていく身軽になった頃に新年
鍋料理家族みんなで鍋囲む野菜嫌いの娘良く食べる
コーヒーは店によって味違う好みの味を探す ....
一つ首なんで短歌は数えるの命をかけて詠めというのか
止めどなくなみだあふれて頬つたうそんな涙を流してみたい
ヒトがこの形を脱ぎ捨てるまでを見たかったなあと剥く落花生
深く暗く瞼とざせば、うん、そうね、世界はこんなにも美しい
ぼくたちは
わけもわからず
きがつけば
うしなわれた世代だと
そうくくられていた
本当に
今更なのさ
もう既に
すっ ....
しなやかな四肢で彼女は舞い狂う 猫を孕んだ女神を擬して
鳥が飛んだから何だと思ったりして歌い出すのは難しい
「短歌短歌……」と繰り返すと「カタンカタン……」となり電車気分を味わえる。
風を浴びながら歩いてるときしか良い文章が思い浮かばねぇ。
鉛筆を削るというのは、鉛筆の命を削ると ....
文字化され数値化されてなお残る水蜜桃があるかどうかだ
殺しあうまでもなく皆死ぬのになあ、無駄だよなあと雨が言ってる
恥じらいをなくしてお前がよがる顔俺は見たいさそれも愛だぜ
明日が来る明日来なけりゃわからない今日のおいらは昨日の続き
ストレートボトル一本空けました死ぬほど悪酔い死にたくなって
出会いたい計り知れないこの思いインターネットの靄はらいのけ
暗闇に裸電球パッとつけ余計感じた部屋の暗さを
闇雲に歩きつづける愚かしさ辿り着けない道は狭まり
一度だけ産まれていつか一度 ....
殺してやる、殺してやると叫ぶほど命を重視していたらしい
有能さ、無能さどちらで競っても一位にはなれない人の群
齧歯類夏至も変わらずゲシゲシと
齧る柱はいつか仏像に
忘年会行く気ないけど行かされる酔った上司の顔に落書き
クリスマスパーティーをした記憶ない共働きの家族揃わない
大晦日心静かに暮れてゆく新年になる瞬間無音
酒を飲む飲み過ぎ頭痛くなる二 ....
弱くても愚かでも生きていていいと 自分ではないものには言える
死んでないまだ死んでない生きている実感乏しい腹は減ってる
人体にネジはあるのかありそうだゆるんだまんま性欲の渦
先端が鋭く尖っているナイフ隠し持ってる心は闇だ
欲しいもの捨てたいもの ....
養ふに値せぬ身の幾億の一として我が身をも容さむ
最初から降っているのでいつか止むときまで誰も知らない雨だ。
あたたかい涙も時には流れるということぐらいしか知らないよ。
きみといた星が何色だったかを 昼の日差しに思い出 ....
戦ひを語らずわれら生き得しはかれらを戦はしめしゆゑとぞ
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