はっとせん 酵乳・処方 飛ばし読みするきみの小指の黒に
ちちちちちさささささささちさちさち 反転しては埋め尽くすマス
左手で書いてみる文字よれよれの私みたいだ昔のままの
鉛筆を好きだ ....
神の手もいつのまにやら孫の手に
背中掻くのに腕が回らず
アルゼン"チン"元代表の"マラ"ドーナ
しかも"亀"の手、なんて" ....
前兆を後から気づいて何になる湯船にプカプカ遺体浮かんだ
酔いどれて歩いたらしい電車道轢かれた人が妻の叔母とは
叔母さんの一人暮らしの家整理郵便受けには不幸の手紙
俺の嫁従兄弟自ら命絶 ....
愛鷹の日の子月の子笑ってる新月の夜泣いてたあとに
酩酊に 溺れて独り 零れ落ち 三歩泣いてた 宵の口
鳳仙花 君が好きだった 花を摘み それを見て泣く 君の目を
思い出し 独りでずっと 溺れつつ 淡い花の 記憶を消して
愛してる そ ....
朝起きて陽射しを浴びて元気湧く今日一日に魅力溶け込む
天然の氷りを使ったかき氷頭に響く痛みがない
ダンスして周りの人を魅了する楽しい日々が連なっていく
温泉と聞けば直ぐにでも行きたい ....
「花粉症なんだよなぁ」と「花綺麗やな〜」が混在している心
ふいに来た鹿に驚いた鹿威しがカポーンと鳴って 鹿も驚く
力こそパワー
カこそモスキート
カ力こそモスキートパワー
....
この町を優しく照らす夕焼けも永遠ではない僕らといっしょ
僕の手はいつまでだって憶えてる夕陽みたいなあなたの体温
どこからかきこえるピアノにメロディを重ねるように口笛を吹く
....
スーパーに
ラミーがおって
バッカスも
いると愈々
冬だと思う
雷が嫌いな家の猫二匹私の側で何度も鳴いた
マンションの最上階に住むあなた見える景色があなたに染まる
夢を観たあまり良くない夢だった夢は不思議な生き物のよう
雷が長時間鳴り響いてる耳塞 ....
カラス鳴く 泣く泣く帰る 家もなく
羽を閉じてさ 遠くを見るよ
謎めいた 君の思い出 まんなかに
缶詰開けて 転がるままに
取り返す 取り替えられて 訳もなく
何もなくても 一円玉に
断酒してむくみが取れて美しい無駄な美がまた哀れを誘う
やりたいのやりたくないのどっちなの腹をくくらにゃ何もないでよ
何もないほんとに何も起こらないこの広大な電子の海で
際限のない休暇 ....
このまんま消えちゃってもとひかる針で潰した汗疱の冠
ノコノコもキノコもはじく虹色になれる薬を煮てるグルグル
無敵のひとになりたいねって虹色のデコトラ2人でくっついて寝る
ここにいてい ....
飲みさしの雪遠ければ巡らないまま日々同じ鉢植えに注す
隙間風はだかはだか二つ並べ(なべ)電気毛布を蹴り落としたり
地ビールの缶に汲んだ湯を捨てる 神経麻痺のリハビリをする
詐欺罪につ ....
アクリル壁の厚みその身のごとく 砕けばながれこむ風刃
擦り切れたテントの傷にむずぶ星 故郷のベガは依然異常なき
海には種類があるのと知らされる、前、に、海も知らない日焼け肌
暮らす頃 ....
熱帯夜汗が噴き出し眠れない考えなくていいこと考える
汗を拭きまだまだ続く残業が冷たいものに触られたい
「肌寒い」夏なのに何故?そう思う海水浴の気分ではない
カフェテラス氷り触れ合う音 ....
見つかって、見つからないよと君が言う。まるで透明人間みたいに。
目に見えない電車に昨日乗りました。ゆられていく先すら分からずに。
打消し線の線を取り上げ弦にする。ラ音の調べ、この世のものか ....
ふと急にモッキンポット師の本を読み返したくなる夜もある
なだらかな猫の背骨を見ならって
今日も猫背の{ルビ益荒男=ますらお}ひとり
秋萩のしたたるような袖振りに
そこはかとなくそこはかと詠む
風の色とうめいむしょくひらがなの
よう ....
子供等の自由な発想縛りない大人にはない世界を生きる
機嫌よく育つ野菜に微笑んだ愛の数だけ美味しさがある
国道のすぐ側にあるチェーン店戦略がありこの場を選ぶ
住み慣れた町少しずつ変化す ....
ぼんやりと遠くから来る足音よ
死かと思えばただの美少女
故郷はこの世にはなし吾もまた
さすらうばかりの足音なりき
この道を歩き疲れて立ち止まり
ジョニ黒を呑み振り仰ぐ空
いい加 ....
明日になれば忘れてしまう満月よ
薄いピンクの光静かに
木星のベージュの光深まりて
秋の夜空の哀しくもあり
火のように燃える火星よ赤赤と
何も照らさず闇にあるらむ
惑星を数個従え ....
死刑台
モリのアサガオ
親殺し
果物ナイフ
側溝の澱
よく澄んだ
ブルーで寒い
高い空
今年も来るぞ
もーすぐ冬が
親戚が賑やかに集う盆休み先祖が側でアドバイスする
「ごめんね」と一言言えば良かったと心モヤモヤ豪雨の最中
台風の動きが遅く被害出る風は強いし雨量は多い
冷房をつけても暑いという子供暑 ....
桓騎から
怒りの炎
ぬらぬらと
死んだコバルト
腐った炎
有り金を
全部
はだしで
置いてゆけ
ブラックジャック
LOVE OR DEAD
チョコレート
ハンタハンタの
濃い闇に
呑まれぬように
コーヒーを継ぐ
チエちゃんが
テツをしばいて
銀バケツ
あしたのぶんの
おひさんひとつ
台風の進度予想は難しい自由自在に進度を決める
新しく出来た温泉施設行くサービスも良い心をほぐす
夏らしい色に染まった浮輪買う砂浜はカラフルな模様
暇あれば海に出かけてぼんやりと広い世 ....
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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