点であることの宿命 消滅も遍在もすることができない
がんばって外れてみたら無視された散布図内の点の瞬き
死んだ人ばかりに会ってきたようなそんな気がする土曜日である
紫陽花も
藤も
桜も
白薔薇も
流行り病で
切り売りされた
泣き言さ
それもソイツも
ああそ ....
もうどこにもいない人を今日もまた映像として脳が見ている
近づけば新たに何か見えるので何かがそこにあることにする
散歩道五月の雨を歩き行けば春のビオラがまだ咲いている
なら君の体に吸い込まれてゆくうどんのようにそうなのだろう
私という資源の無駄がありまして太陽光を浴びていますが
絶滅を思え 等しく無に帰する彼もお前も価値も無価値も
師走には忙しいイメージつきまとう残り僅かのひととき揺らぐ
真冬でも広い公園巡りする子供のはしゃぐ声が響いた
絶え間なく押し寄せる波ただ眺め絶え間なく今が臨場感持つ
目が覚めて陽射しを ....
今、私に寒いと感じさせている私の皮膚と私との距離
ここにこう、こんな形で生まれると誰も選べはしなかった街
一一で
やりあう時に
組み合って
「ひははっ」てまず
笑える奴が
いや割と本気で雌雄同体がいいなと思っていますが、何か?
尖らせた鉛筆を突き立てるべき肉体がまだあるんだよなあ
ああそこに立たないでくれ 観念を、象徴だけを壊させてくれ
王のいる地方から来た珍しい種として記載されるのだろう
この位置やこの母語という拘束は捨てられないが守る気もない
枯れ葉落ち枝だけになり冬本番派手な厚着に目を奪われる
山々は蜜柑畑の集まりで温暖な島居心地がいい
小雨降り涙色した街になる感動的な芝居目にする
寒い午後ニューカレドニアの写真見る四季 ....
本のなか文字のひろがる風景で存在しない曲を弾く人。
きみの黒い髪が宇宙みたいだった 青い景色に浮かんで見えた。
火のように月日はもえて土になり金いろの木に水をやってる。
....
花を見てきれいだというわたしたち 人はこうして人を造った
ギリギリで
吐き出し口がこの場所に
あって良かったなとそう思う
コロナ下の
....
「無駄でないことなどない」という一面の真理 一面の白い空
無意味だと言葉にすればそれすらも無意味だという意味をもつので
みんな死ぬ、という事実の眩しさが太陽光を超えてしまった
君があまりにも優しく笑うから
あまったプリン譲ってしまう
君があまりにも優しく笑うから
あまりにも、優しく笑うから
君があまりにも優しく笑うから
割り切れなくていいと思った
....
紅葉は一瞬で去り白い時期長くて地味な白いトンネル
二次会に参加はせずに帰途に着く酒に飲まれてみたくはなくて
忘年会数日続き体重い飽き飽きしても酒は美味しい
人参の詰め放題に参加するビ ....
半ば幻だとしてももうこれは眼を閉じるくらいでは消せない
良い人に出逢うのだから良い流れ自分の思い通りの流れ
何となく東京に出て人混みに紛れて消えた安っぽい夢
「金糸瓜」素麺南瓜と呼ばれてる聞き覚えない初めて聞いた
チョコ貰う苦味の強い大人 ....
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