パインサラダにするレタスをちぎり
水に反射した光をそっとボウルに散らせる
どうということもない休日の終わり
新しいドレッシングの蓋を開けた

レモンピールが見えなくなるまで刻み
胡椒とクル ....
夏の遠き
記憶の残照か

闇の粒子掻き分け
兄に導かれ辿った森の

深奥に闇の明けゆく朝焼けと共
カブト虫やらクワガタやら

幹の蜜をじっと吸い込み黒々艶めくを
発見した瞬間のオド ....
おれらのマミーはすっかりダミーでどれが実母か実像ぼやけちゃってる
あっちじゃ酒マミーれ、こっちじゃマンマミューズ、そっちじゃ年じゅー夏休マミーさ
オウ! 擬態にあけくれるヒビとヒビ割れるマミーの愛 ....
ひらひら
一反の布が飛んでいく
くるくる
ドーナツ追いかけて穴に落ちた
軍隊みたいなとこだったよね
分別を検討してから購入される家具
家庭裁判所で正常を望み続ける人
水晶と塩の売人
バ ....
観葉植物の苗木を見ていると
少し元気が出る

水のやりすぎなんだか
不足なんだか分からないけど

ちょっと枯れてる所と
すごく伸びてる若葉があって

(同時にそれが起きてる?)

 ....
カーテンあけて世界に接続する
わたしの内燃機関
26℃の冷房
うす青い朝を映す窓は
精巧なディスプレイか、鏡か
夏の桜並木
二車線道路を過ぎる車はまばらで

幾世代も巻き戻す夏、
セ ....
輝き続けよう 自由のために
輝き続けよう 明日のために
輝き続けよう なにかのために
輝き続けよう 誰かのために

そんな白けた顔をしないで 愛し人、そばに
ホンの小さな 夢があればいいさ ....
底抜けの淋しさにあてるために
壊してもよいおもちゃを探してました
そこへ来てあなたが、
きちんとあたたかいものをお食べよ。などと言えば
てきめんに恋をおぼえます

見覚えのある言葉が
 ....
本当は、特段何もしないでいいのだけど
かたちだけ、きもちだけ、
余った障子紙、半紙や和紙をちぎり
膨らませた風船に溶かした糊を刷毛で塗り
ペタペタ貼ってまた塗って
重ねて塗って乾かす
風船 ....
にわか雨は上がった。その暑さは雨のせいか比較的やわらいでいる。空はもうすっかりとあかるい夏の水色になって、住宅街はとてもおだやか。そんななんとなく緩慢になる午後に、いくつもの陰りがついた。とおくの方で .... まくらを持ってる
すべての音を吸い込むまくら
まくらとどこへでも行く
市場、裏道、廃ビル
寂しいとき抱きしめると暖かい
まくらが泣いてるときはぼくが撫でてあげる
それで朝まで抱きしめ続ける ....
まだこの心の中には何もなくて
本当に与えられるべきだった
大事なことを何も知らない

私が見るものの全てを否定するから
あなたは新しく世界を造って

生きていけなかった命たちのために
 ....
きつい今現在
全部投げ捨てたくなる
消えてなくなりたい
あゝ
嗚呼
苦しい
夕日は沈む
朝日は昇る
それを繰り返し
いつか景色は変わる
かもしれない
それを信じながら
今日を生 ....
就職転職、絵に描いた餅のような人生を歩んできた人々
どんな人生も波瀾万丈。ならずとも、一癖二癖、なくて七癖
ここにきて停滞。伸び悩み始めたニッポン
原因不明死亡者激増、自殺者急増、倒産破産
そ ....
モントルーのボンゾ、
小刻みに大胆に
内なるキリスト
打ち刻み呼び起す
断ち切り横殴り
人の覚めた意識を
更に明るませ
白銀の視界へ
林立する黄金に
発光スル群れ数億、
混沌鉄火の ....
 たとえば
 /むきだしの内臓
 /メモワールの墓標
 それなりの垂移にSpinを捧げる

  この『たまらなく はがゆいうた』

 あなた自身を映し出すわたしの瞳が存在を憶えているから ....
一本の樹の中でうわさが広がった
灰の幕屋は綻び 
沈黙は決壊する

降り注ぐことばがことばを
地に開く波紋が波紋を
打ち消し合い 相殺し
延々と生と死を被せ合う
その声は群れ
ずれ重 ....
鈴虫よ、
そのささやかに響きわたる、
きわめて細い、
澄んだ高音のさえずり、
そのガラス質のように薄い二枚の羽で、
涼しい夜をさらに涼しく研ぎ澄してゆくもの、
君は、まるでまだまだ音を出す ....
調律は? A

ほんとに翔べる? ちゃんと高く
 そこは正統 だからたぶん
 翅が乾くと 生きていられたら

そうね、夢から覚めたら 脱ぎおわるよ
 よかった 言い伝え通りで そら

 ....
名付けられぬものの為に戦い
名付けられぬものの為に死す
我が命よ
せめて潔くあれ
あなたが詰まらない冗談を言い続けたのは
愛を信じていたからかもしれない

わたしがあの子に会う前からずっと
人を信じるより神様を信じていたように

分かっていてやったわけじゃないし
今だ ....
********************

こじつけだってなんだっていいんだ
生きる理由になりさえすれば

********************

僕が眠れない夜は 
君も眠れ ....
胸の中の虚は毎朝僕を吸い込む

いっそ体ごと吸い込んでくれればと

そんなことを思いながら

朝食をとる


しばらくすると

少しましな気分になる


そんなことを繰り返 ....
墓の草刈りをする

親父は笑うだろうか

一仕事した誇らしさと

褒めてもらいたいような心持ちが釣り合って

夏空



ビール

ビールと家に帰る
君がじんせい、と言うときの口の形を、僕は信用しない
じんせい、と口にしなければならない、
その悲痛を信じる
じんせいの中に
君がいた試しはない
その音の中に大切なものを閉じこめようとするとき ....
神々の諦観にして
人の思惟在り、
人の諦観にして
神々の思惟蘇り、

 人 、思考生命の
 力動掴むのなら

波の脳髄を創り打ち寄せ
波の脳髄を消し寄せ返り
鼓動が意識の中で反響している、その響きは強過ぎてどれが最初の音なのか感じ取れないくらいだ、意味の無い疲労と焦燥の中で、その僅かな振動に糸口を見つけようとしていた、流れを変えるのはいつだってそういう .... 黄金の意識の視界に
濃紺の夜空拡がり
黄に輝く半月 、

やはらぎかたく
かたくやはらぎ

あゝ私という彷徨い 、
一つ その道標を見出しあり
諦めるという言葉は便利なものだ
何もしてなくても諦めたと言えば今を終われる
終わった先には
新しい今が
終わった後には
今まで諦めてきたすべてが佇んでいる
私は全てを諦めたはずなのに何も終 ....
当たり前みたいに
ユニクロの上下でさ
足だけビルケンシュトックで
かばんは
どこがいいかな
じゃあノースフェイス
髪と爪は綺麗に手入れしてる

聴くのはミセスで
財布はなぜかヴィトン ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
パインサラダsoft_m...1024/8/15 16:04
この沸騰の夏日に(改訂)ひだかたけし524/8/15 15:47
病におかされちゃってもダミーのダメージにマイっちゃダメーさ( ...菊西 夕座2*24/8/15 15:04
蛸壺凪目124/8/15 13:32
観葉植物ゆめ224/8/15 11:27
完備 ver...024/8/15 10:20
新しい日々鏡文志224/8/15 7:27
玩具はるな324/8/15 0:06
ささやかな夜唐草フウ7*24/8/14 23:30
祭囃子本田憲嵩7*24/8/14 22:54
あっちむいてほい凪目424/8/14 22:09
炎帝ゆめ224/8/14 20:20
消えたくなっても5*24/8/14 18:52
僕たち、まいっかあ族鏡文志224/8/14 18:19
時の打刻、*モントルーのボンゾひだかたけし424/8/14 18:14
ひどくもろくみえずらくさわれないものあらい124/8/14 16:45
感光/残滓ただのみきや2*24/8/14 14:07
ヴァイオリニスト・鈴虫本田憲嵩424/8/14 12:57
soft_m...324/8/14 11:16
せめて渡辺亘024/8/14 10:35
小さな歌ゆめ324/8/14 9:01
正しき堕落のススメ涙(ルイ)324/8/14 3:40
めもうし0*24/8/13 23:30
1*24/8/13 23:14
かくれんぼ凪目424/8/13 22:28
詩想、思惟思考ノ生命にて(改訂)ひだかたけし324/8/13 21:56
俺は初期衝動を持ってるホロウ・シカ...3*24/8/13 21:48
詩想、き ぎ きー逝去した杉木君へ(改訂)ひだかたけし524/8/13 21:29
終わりの後先リィ1*24/8/13 21:21
詩人の名ゆめ424/8/13 20:34

Home 戻る 最新へ 次へ
4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.11sec.