月の鏡は夜空を隠し
星々が眠りに就くから
夜の散歩もゆるしてくれる

湖に映る光は月と仲良しだから
微かな風が春の{ルビ詩=うた}を歌い
ささやかな祝福を奏でてくれる

きみとの約束は ....
1

月のことばかり考えていた 
陰り 
輝き
欠け
また満ちる

美しいことばかり考えていた
核兵器が
あなたの後ろで
沈黙している

2

停滞とは相容れない
新し ....
やりたくないことを
やってるうちに
やりたくないことは
やらなくちゃいけないことになっていった

やらなくちゃいけないことを
やってるうちに
やらなくちゃいけないことは
やりたくな ....
水面を割り底へ
底へと泳ぎ生く人、
水辺にてささやき掻く

〉神々降誕の手前にて〈

ひっくり返る宝石箱に
色んな人相 輝き蠢き在り
 ロビー・クリーガーのようにピーター・ブロデリックのようにギターが弾きたい
 ときには折坂悠太のように吼えたい、三上寛のように私小説でありたい
 ことごとく滅びたはずのぼくを呼ぶ音楽たちをいまも愛 ....
冴え
わたる
青空を
いちわの鳥が飛んでゆく
思えば私は嬉しい
ライトブルーの空
すこうし白をのせた色
あの色を知っている
埠頭に咲いた可憐な花もまた
無邪気にすみわたって
人の秘密をあらわにさせる
そんな色をしていた
或いは
指を彩る鉱石もまた同 ....
しずかな
春の
雨とはうらはらに
このこころはさわぐ
冬を越えたぞと
指先から
こぼれ落ちていく
あなた
残り香と
囁き

名前を書いただけで
手続きは簡単に終わった
繰り返される
日々も
生活も
日常も
時代という言葉に
擦り減ってい ....
えぐい話が続く
えぐみとか、誰が求めているのですか

需要があるんですよ
凌辱ものとかあるでしょう

そんなものは求めとらんよぉ
熱闘消毒してみましょう

煮てみましょう、焼いてみま ....
澄み渡る群青と
オレンジ色のグラデーションが美しい

今日は何か良いことがありそうで

酔い覚めに香り立つ珈琲を飲みながら
バッハのゴールドベルクを聴いている

グールドの技巧が心地良 ....
湖では観光客は歓迎されないもので
あまり良い思いを感じさせられたことはない
海とは違って 出したゴミは必ずそこに残されるからだろう
だからあまり行きたくはないと思う場所だった


ざわ ....
人生がプログラムだったらいいのに

可読性の高い 整然としたコードだったらいいのに

低い解像度の実質的同等性で

森羅万象 我が意のままに

それならば どうぞお先に

私はもう ....
なにもしなかった夜の
とってもすてきなくらさ
むかし作られた仕掛けを
さがしかけてだまった

ひろばに人が にさんにん
星をみあげてしゃべってる
さっきたべたファストフードに
祈っ ....
青すぎた空に
愛と憎悪の螺旋が渦を巻いていた

透明な視力には
それが耐えられなくて

ウオッカをあおっては
炎が喉を通り過ぎていく

遠い記憶の底をたどるけれど
深海に潜ることも ....
棺を抱えていく
素足を放り出しながら
夏の夜の星が流れる空の下

見てみるには閉じきった扉で
窓らしいものは窓であることを辞し
開かれているのは行き止まりばかり

この中には眠っている ....
ただの

バッカみたいな
幸せを
声、こわだかにかたるんだ

そこには涙が伝うとか
笑顔に戻れる日を夢み
いつしか心は捻られて
ただ春の陽の清らかな
とわを感じている景 ....
  

基本は
焼酎が好きかな。

心を
《焼》くために
なぁんて。

酒、やめて。
あ、いいかた、よくない?
アルコール、いただく嗜みを絶って。

おい縋る
アイツの ....
君がポケットから取り出した青空は
 ひたすらに美しかった

珈琲で手を洗う
 これが別れの挨拶だ

僕の落とした心臓を
 蟻たちが咬みくわえて引きずっていく
  それを鳩が涼しい顔で奪 ....
真白きもの続く果て
打ち刻まれる次元にて

 浴衣姿の女にうちわ
  忘れ難き柔ら艶の笑み
   そっと開いた裏窓に
    浮かぶ満月顔を寄せ

     触れ震える裏窓の女、

 ....
いずれどの道愛に
帰ることが
出来るから
手をあわせる
しずかな悲しみ
春なのに
びっくりするほど哀しい
いやなことはやく過ぎて

春なのに
まだねむり足りないと思う
目ざめないでと思う

春なのに
こんなに綺麗なのに
ただ笑っているだけの

もう ....
ひんやりと ビルの光の壁に沿って
次つぎ沈んでゆく白イルカ

隙間なくガラス 張り詰めた大理石
仮託して久しい本能 

暗闇に光るコバルト毒を呑み下し
冷却する 豊かなゴミ色とりどりの儀 ....
売り場に置かれた固いビニルのソファで
じんじんと騒がしい頭を抱えながら座り
来るのがわかる
身体の内部が裂けて
外へ走りだす時たてる あの匂い

静かに伝わる音を喉で感じる
周囲の通行人 ....
わーい春のさかさま
黄色い花を摘む
卵を買いに行って
転んで帰ってくる

いつかまたここに来ようねって
言ったそばから消えて行った
ちいさく、ずるい人たち

どんな歌も届かないよ ....
ありがとうね
と言われ
喜びを得た
こちらこそ
ありがとうさま
○「名言失言」

*「若い内はいろいろあるけれど
結局健康で長生きした者が勝ちだ」

*「長生きはなんのため?
と自問自答しながら年を取っていく」

*「田舎の自治会の会計も
今では ....
人生をする前に
ぼんやりと生きてしまった
そのぼんやりが
いつしか人生になってしまった
いつだって間違ってきたし
正解などわからないまま
年老いて来てしまったが
正解ばかりを選べる人生な ....
夢から覚めた 夢を見てた

貴方の夢だよ 

寂しくて

腫れた心の 窓を開いて

冷たい朝 吸い込んだ
「その言葉、あまりいい意味じゃないわよ」
といつも言うのだが
余程そのスラングが気に入ったらしく
父は自らを「自宅警備員」と名乗り始めた

緑内障に日差しはもっとも警戒すべきもの
幾度かの ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
願いレタス5*24/3/27 23:02
南北貫通路rabbit...324/3/27 22:53
遊星歯車機構竜門勇気124/3/27 22:05
晴天白日(改訂)ひだかたけし324/3/27 17:37
音楽をください中田満帆124/3/27 16:31
※五行歌「思えば私は嬉しい」こしごえ4*24/3/27 14:37
春はうたうそらの珊瑚10*24/3/27 13:36
※五行歌「雨とはうらはらに」こしごえ6*24/3/27 9:25
花見たもつ224/3/27 7:24
料理できたらりゅうさん3*24/3/27 7:12
レタス3*24/3/27 5:53
湖のルール番田 024/3/27 1:58
独り言8短角牛4*24/3/27 1:17
骨を噛むようにして、吹く竜門勇気224/3/26 22:57
今夜はレタス5*24/3/26 22:37
皮肉303.co...4*24/3/26 21:24
好き。秋葉竹424/3/26 20:01
124/3/26 20:00
Contradictory equilibrium鳥星5*24/3/26 19:28
裏窓の女ひだかたけし4*24/3/26 17:52
※五行歌 「 いずれどの道愛に 」こしごえ5*24/3/26 14:51
春なのにsoft_m...5*24/3/26 13:02
都市の空白7*24/3/26 12:59
リノリウム版画6*24/3/26 12:58
さかさまはるな424/3/26 12:03
※五行歌 「 こちらこそ 」こしごえ3*24/3/26 8:30
独り言3.26ホカチャン4*24/3/26 7:40
人生をする岡部淳太郎624/3/26 3:41
無くなるものにのせた夢短角牛3*24/3/25 22:48
自宅警備員松岡宮5*24/3/25 22:37

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