また何かを思い出して
紳士は糸車をとめた
恋人の誕生日は
先週の金曜だったはずだ

ダリアを生けた花瓶のそばで
ペルシャ猫は夢うつつ
籠に残った真綿が
のんびりと彼を待っている

 ....
ヤキモチは大切に妬きましょう。
わざわざ七輪を用意しちゃいましょう。
ひとりでいるとき
孤独だったが
それが怖くはなかった

ふたりでいるとき、
孤独は失せたが
それが怖くなってきた

孤独が見え隠れする
これまではずっと
僕と一緒だったのに

 ....
訃報で患うように
意気消沈して
いるから
詩に
遊ぼうと
考えたが
秋風
まだしまわれていない
風鈴のネに
なにか
いいなぁとおもった

考えることより
おもったほうが大 ....
街で手渡された
ピンクのチラシ
細かく破って
投げ捨てる場所に
音が鳴っている

若者の歌だ

ビルの凸凹に
合わせたような
メロディは空へ
届くだろうか

薄っぺらい鞄を
 ....
男の方から別れを言い出したから
最後に焼き肉奢ってと女は言った

五年ぐらい付き合ったから
お互い噛み飽きたチュウインガムみたいに
なってたのかもしれない

会うたびに話してるのは
女 ....
小池の西側にあかるい満月があった
下と横と周辺に雲を飾り
暗い早朝の向こうで光を放っていた
少しはなれた夜空に星をオブジェのようにばらまき
虫の声すら失われた闇の朝であった

大きな字なら ....
だいたい俺は下品な男
いい女をみたら仲良くなりたい

本音を晒せば
格別いい女でなくても抱きたいさ

男はそれが本能だから
綺麗な理想は役に立たない

だいたいあたしは下品な女
好 ....
ね!

ね?じゃなしにハテナ寄りの「ね!」

わけわからんこと言ってても
ね!
て、つけたらリズムが生まれる。
不思議よね。

ね!
気怠い色で澱む部屋の
暖かい風を吐く窓際
当てもなく呼吸しながら
かさぶたに爪を立て

血が溢れないように
恭しく祈り
取り返し得ない時間とともに
ひと思いに掻き切った

きっと傷 ....
ピンク色の紫陽花
大きな鉢植えを
母の日に届けたとき
帰る私を寂しげに見るから
何度も会いにいった

初夏にはラムネ瓶のように咲き
涼しげに笑っていたね

秋には紙風船のように赤 ....
国宝の本堂を拝観する

工芸美術に彩られた板の間

金木犀の薫りが漂っている

平日の秋午前のひかり


過去にできたものが遠ざかっているさまが宇宙なのに

その宇宙に未来をかん ....
さて、秋か
そろそろ秋か
まだ夏か、と
迷う、日に

レモンが採れた、と
走る声あり、爽やかな
気配に夏が背を向けて
すれ違いに部屋を
出て行きました

まだそこかしこにいる
 ....
いつか誰もが星に帰る時が来る
あの美しい光の中に帰る時が

わたしの魂は美しいだろうか
あの星の中に溶けても
大丈夫だろうか

あの星を汚さないだろうか
あの星に相応しい魂だろうか ....
書けるから

空が青いなとも思うし

木々も育ったなと思う

つるっとした老婆が言っていた

書けなくなったら余生などないのだ


台風がすぎて鳥たちが

遅い食事にとりかか ....
私の街には
溢れる川も
崩れる崖もなく
冠水しないし
樹木ですら
バランス良く
刈り取られて
倒れない
こうなると
台風なんて
冗談みたいで
断水や停電も起きず
以前壊れた場所 ....
 
 ジェーン、

 貴女の翡翠が何処で消えたのか教えてください

 もし構わなければ

 失敗する方法を計量してください

 もしも鯨に手を振るなら

 我らウェールズ州は全て ....
今日はどうしても昼まで
寝ていたかったから

約束のない予定は
今日も私に裏切られた

待ち合わせのない予定は
眠りのなかで二つにわかれた

道路はべたーっと地面に貼り付いて
ミル ....
日曜日は飛行機のように
ゆっくり通り過ぎていく

言葉少ななランチみたいに
何かをついに思いついたみたいに

日曜日は飛行機のように
やがて遠ざかっていく

昨日が明日のように目を覚 ....
台風による洪水で
取り残された住民を
ヘリで救出しようとしましたが
引き上げる途中で
クソみたいな自称詩を呟き始めたので
思い切って落としてみた
というのが真相です

家族も
「折角 ....
月と目があったら
あなたならどうする
とっさに歌を詠むかしら
それともつまらない日記を読むかしら
わたしならキスをするわ
私を選んだ月だもの
うしなった口元に人差し指を押し付けて
雨は乱れた髪のように降りしきり
永遠に閉ざされた空を想像させた

まだ朝は遠ざかり
しきりに笛の音が戸のすき間から差していた

脳片 ....
詩は
痛みに効くのか
絶叫療法

加味すれば
おもいのたけをぶちまける

には
効能が
ありそうだ
そんな詩を
書けなくなってひさしい

こころが
わからないけれど ....
 思えば、人の、やさしさに、

  甘えて、生きて、きたもんだ。

 さみしさに、一人、嘆いた、あの日々も。
いたずらめ
げんこつとんできて
くわえたばこだ

おとうちゃんのたこ
ふといあしいとぐいっとひくと
どこまでものぼった
ぎんがのうでに
まーじゃんぱいがぐるぐるまわる

よるになる ....
○「アポ電」

一人暮らしですかあ?

いいや、息子夫婦と住んでいるよ

貯金はありますかあ?

いいや、一円もないよ

ガチャン!

昭和3年生まれの一人暮らしの伯母さん
 ....
広いところをぐるぐる回って
やっとたどり着いたレジ
後でやっかいな袋詰めが
待っている
ちょっとしか買わないコンビニでも
ちゃんと袋詰めをしてくれるのに
しかも最近では支払いも
お客に金 ....
大きな雨が一滴、地球へ落とされた。
ピペットでポタッと、宇宙の理科室から。
しゅるりんしゅるりん吹く風に
かんかんかんかん鳴る踏み切り
急がず慌てず立ち止まれば
秋晴れの空、圧倒的に
降って来る青、降って来る青

生きて初めて開ける光景を
次々と開けるこの現実を ....
軋む夜に宇宙は静謐を装って
僕のアラートは適切には鳴らないようだ

優しい朝のひかりを浴びて
入浴したての君がいてくれればよい

絶対零度の幸福論と
肩のこらないレトリック

アルマ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
秋を紡ぐ紳士いまり619/10/14 13:25
七輪クーヘン4*19/10/14 12:47
孤独の行方日比津 開319/10/14 10:02
コーラス #13田中恭平319/10/14 9:02
新宿ミナト 螢219/10/14 8:45
サヨナラの詰め合わせこたきひろし519/10/14 6:32
明けない朝の満月山人1*19/10/14 6:27
だいたい俺は下品な男こたきひろし219/10/14 4:56
最強の日本語1次代作吾219/10/13 23:55
かさぶたソネットじおんぐ119/10/13 23:35
フェアリーアイの妖精丘白月219/10/13 21:32
宇宙函館ドラゴン319/10/13 20:52
レモンがなる頃に帆場蔵人4*19/10/13 20:14
帰る場所がある丘白月319/10/13 20:08
余生函館ドラゴン919/10/13 20:08
夕焼けの街ネン019/10/13 20:08
雨よ墨晶019/10/13 18:59
段差tsume119/10/13 18:47
水滴319/10/13 18:43
救助隊員の独白花形新次019/10/13 17:58
月と丘白月119/10/13 17:22
風をわらう山人4*19/10/13 16:59
コーラス #12田中恭平319/10/13 16:36
人にやさしく。中村遠吠019/10/13 16:27
おとうちゃんsoft_m...219/10/13 16:19
独り言152集ホカチャン019/10/13 15:39
スーパーの機械化2*19/10/13 15:20
大雨クーヘン8*19/10/13 12:42
秋晴れマーチ第五十九番(改訂)ひだかたけし419/10/13 12:23
アラート梅昆布茶1319/10/13 11:25

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