なにかがあるんだよ
人の内には
何かが、
瞑目して
意識の視界に
次々浮かび来る
顔や色彩や木々やら
観入り感じて居るとそう想わざるを得ない

死に絶えない、
ナニカ が

  ....
 老朽化した打掛け錠


 内側のかんぬきに触れると

 掌の 熱を奪い取り

 回転させたら 重く開いた、

 銅錆の大きな門


 ×××


 そこは トゥオネラの ....
朝、いつものようにキッチンに向かう
痛っ、イタタ
キッチンの入り口にぶら下がっているのれんに頭をぶつけた
昨日まで柔らかい麻布だったはずだったのれんが
硬い板状の物体と化していた

一体こ ....
生きるということは
闘うということなんだ
今日も統合失調症の薬を飲み
屈辱に耐えて生きる
生きるということは
闘うということなんだ
今日も湧きあがる悲しみと闘い
自分の心をよいしょと持ち ....
日本に来るのが
初めての留学生の二人は
日本語も話せない
十代の女性だけれど
来た初日に
歓迎会のアトラクションとして
歌って欲しいが
引き受けてくれますか?

そんな
ホームコン ....
 石灯籠に赤椿
 民家の門前、紐で繋がれ
 うずくまる
 白黒猫は どこか
 浮世絵見る様な

 冬日和
 濃いグリーンの目を細め
 通りゆく人
 ながめて過ごす
 今朝は見ら ....
真空管ラジオからAnotherが閲すること
ちょっとだけ鏡面を撫で、茶化しただけ
濁しただけのCeremonyを厳として崩していく

はて、シコリの時差はソトズラの淡青に陽気
戸惑いの笑みよ ....
ふしぎなことを
経験すると
ふしぎなことが
ほんとうに思えるんだ
魂は永遠にいっしょだよ



銀の三日月は
私の胸で
ほほ笑んでいたよ
夢が叶うとは
知らずに
○「スマホを置いて」
お天気のよい日は
スマホを置いて散歩に出かけよう
すみきった青空のもと田んぼ道を歩けば
浮き世の憂さも消えてしまう

○「自民党改革」
決めたことをやらないだけだよ ....
 ウチら卒業してもズッ友だよね

 とか言う子に限って将来

 マルチとか宗教とか

 勧誘してきそうな気がする



 クラスのライングループに

 わたしだけ入ってない
 ....
川べりの道を歩きながら
ここにいることを確かめる
ここを僕は歩いているということを
そして車の音だけがしている


川べりの道を歩きながら
魚の跳ねる音がすると 僕は すぐに 
そこを ....
右に左に揺れる洗濯機が嬉しそうで
何が嬉しいの?と聞いたら
右に左に洗濯物が
逃げ惑うのが綺麗なの
と答えた

 水の音は気にならない?
 少し気になる
 踊っているのかもしれない ....
 あらゆるものが変化してゆく様子を見ていると

 あらためて時間の流れが

 恐ろしくもあり

 悲しくもあり

 楽しくもあるが

 そこに後悔がつきまとう

 動物は生 ....
焼き場で
まだ熱い骨を拾いながら
生きててえらかった
と言う
レエスの縁のハンカチが
小さなポケットからはみ出して

花に埋もれたあなたは
びっくりするほど小さい

いつ終わるのか ....
サクリとトーストを{ルビ齧=かじ}り
ベーコンエッグ トマトにレタス アイス珈琲
マヨネーズは欠かせない
これがぼくの朝食だ

ふと…

朝方に見た夢を振り返ってみると
夢の中で夢をみ ....
僅かな振動、それは肉体の中で生まれていた、リズムが求められ、理由は求められなかった、進展が求められ、完成は求められなかった、渇望は凶暴だったが、今夜はそのまま表現されることは望まれなかった、暴風の .... わたしは耐える、

この肉身の苦を

平然と平静に
ヤバいじゃんとか

想いながらも飄々と。

  *

魔と、魔の
 間で
均衡保ち

呪われ祝福された

わたしを ....
 
 うつくしい
 目に見えぬ砂ぼこりに 
 高い樹々が 小さな流れを抱いて茂り

 不思議な程 ぼうっと目蓋に映る
 咲きもしない白い小花
 
 伊吹の頂に残る雪
 田圃はまだ す ....
うっすら映る階段を昇り
傷を癒やしている人たち、

 増える段数を数え踊り場にて
 震える肉身曝し更に昇らんと

それぞれがそれぞれの重荷を背負いても
怯えるのでもなく打ち解けるのでもな ....
アスファルト冷え 
一月の雨降りひたすら

相合い傘の恋人達
歩む眼の光揺れ

時を燃やし時の溶け

 垂直に雪崩れ落ちる
   神霊達の光滴
 妖艶の群れ 浴びる瞬間、

意 ....
インナーチャイルド


どうしたの?
こんな淋しい岸壁でひとりきりで
しかもそんな薄いスモック一枚きりで


あのね おかあさんかえるのまってるの
おかあさんおしごとしてるから
い ....
○「考えるということを考えてみた」
パスカルは「人間は考える葦である。
われわれの尊厳のすべては
考えることの中にある。」と言っている

そもそも考えるってどういうことだろう?
これさえろ ....
ぼくの礼服はスリーピース
着ている人は見ることもない
{ルビ誂=あつ}えてから40年の時を過ぎ
いまもジャストフィットする
鏡に{ルビ映=うつ}るぼくは少し若く見えた

火葬場の職員が骨の ....
帆柱の{ルビ帆布=はんぷ}は風に散り
ボロボロになった海図を胸に
白骨化した船長は錆びた剣を掲げ
地獄から呻くようなかけ声でヨーソロー! と
かけ声を響かせた
白骨の水夫たちは深海魚のように ....
おれたちを殺してくるものすべてをこの手で排除するなら
おれたちにいったい何がのこるというのだろう
シールのはげた醤油差し
ドラグストアに並ぶシャンプーの群れ
大根の花
そういうものにおれたち ....
 呱呱のそこ何処 かしこに、嵐そのもの垂る虹硝子の胸 かざり 抱懐 あとのまつりとなり、切り取られた影のわけ、梟をまなうらを担った。
 軽くなった躯 皓い、{ルビ露=アラワ}、{ルビ暈=ボ}け{ルビ ....
ちょっとウキウキ 食べてサクサク

リッツパーティーの気分

でも鰻丼 肝吸い付き 甘味はないよ


空はハレバレ 歩きザクザク

ハイキングに行くような

テレビゲーム 汗を流 ....
枝々絡ませ絡み合う
裸木の群れ無数無数
暗闇に映え出ては
白銀の異様、
照り輝く


視界に川の水流れ
流麗に透きとほり
ターコイズブルー
その深み溜まりへ
異様の形為す溜まりへ ....
1584年の天正遣欧使節の後、
反カトリック勢力である
ネーデルラント北部7州の独立後、
オランダ東インド会社の設立と
アムステルダム銀行の設立を見たうえで
伊達政宗は支倉常長に命じて
ス ....
小さな庭の忘れ柚子
採ってみれば中がブカブカしています
ちょっと前まであんなに固かったのにどうしたことでしょう
果汁を絞ってみたところで焼き魚の足しにはならないでしょうね
この数ヵ月ですっかり ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
詩想夜想、ナニカひだかたけし10*24/1/18 19:11
夢の入り口リリー5*24/1/18 18:13
のれんそらの珊瑚8*24/1/18 13:53
闘い渡辺亘0+24/1/18 11:51
ドラえもんのうた板谷みきょう2*24/1/18 10:53
五行歌 銀ちゃんリリー7*24/1/18 8:53
いくはて 雨露の飾りあらい124/1/18 7:54
※五行歌 二首「魂は永遠にいっしょだよ」こしごえ8*24/1/18 6:42
独り言1.18ホカチャン3*24/1/18 6:39
ズッ友おやすみ1+24/1/18 6:28
夜の散歩道番田 224/1/18 1:46
揺れながら妻咲邦香4*24/1/18 0:40
時間の壁佐白光1*24/1/18 0:23
熱い箸凍湖(とおこ...524/1/17 23:01
ある朝レタス3+*24/1/17 21:47
密度流ホロウ・シカ...3*24/1/17 21:28
五行歌、苦を 天真爛漫・狡猾老獪ひだかたけし524/1/17 20:58
橙色のセーターリリー4*24/1/17 19:49
EXPOSURE◯意志、裸形の階段ひだかたけし4*24/1/17 17:23
一月の雨降り7*24/1/17 16:16
インナーチャイルド涙(ルイ)424/1/17 12:08
独り言1.17ホカチャン024/1/17 9:32
五行歌 送り人レタス6*24/1/17 0:40
難破船4*24/1/16 23:07
おれたちは雑貨にすぎない長束静樹524/1/16 22:05
たとえ曇天星邱あらい124/1/16 21:21
独り言2短角牛024/1/16 19:38
五行歌、ヴィジョンひだかたけし624/1/16 17:25
シン・VIVANTatsuch...10*24/1/16 14:36
柚子湯そらの珊瑚5*24/1/16 13:18

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