沈丁花 と鳥が鳴く

木の名前は囀らない 嫌ってる

「だって 木は花じゃない」

さんざめく石の森を

日差しが溶かして

芙蓉 と鳥が鳴く

羽搏く翼の歌

極楽の鳥に ....
発せられた愛が受容されるまでに変質するってことだろうか
降る雪がしだいに霙になるように
ふつうの家に住みたかった
屋根があって壁があって少しあたたかくて
窓があって扉があって好きなときに出 ....
黒曜の空の下
ぼくらは何時も一緒にいて
あれはシリウス
あれはプレアデス
あれはアルデバラン
あれはペテルギウス
あれはベガ
あれは… と

ぼくは知ったかぶりをして
星々を指して ....
きみが花なら

ぼくは蝶になる

そっとくちづけ

踊りましょう

儚い命のなすがままに
黄金の鱗粉、散らし
遠去かっていく
冬の投影に踊りながら
意識の視界に
明るむ場所が在るのなら
きっと君にも観えるだろう

 黄金の唸りが
 黄金の感触が
 黄金の蠢きが
 永久な ....
詩らしきものを書こうとするとつい指先が躓いてしまう
あたまのなかで指先を動かせばそうじゃないよと笑ってしまうものもある
誰かの詩らしき言葉の綴りを読んでは逆立ちのふりをしている自分がいる
  ....
ちょっと前まで風船は鉄球だった
少女はそれを引きずって暮らしていた

今は風船は空気で満ちて
陽射しを浴びるだけで割れそうなくらい
薄い皮膜はつるりとしている

軽く紐を手に絡ませて歩け ....
大河を視認。星を資本に詩を書いた。
たいがをしにん ほしをしほんにしをかいた


さぁどうぞと舞う。ダンスし、銅像と沈んだ馬と象と朝。
さぁどうぞとまう だんすし どうぞうとしずんだうまとぞ ....
意味する処のゼロ地点に身を置き
自分を肉身としてだけ意識する
に、何か異和を覚えるのなら

アナタの勝ちだ、哀しみすり抜け

ゼロ地点より一歩と 取り敢えず
トロン戦争の叙事詩の始まりは口寄せから、、、

inkweaver,イタ車男のことを語って下さい
遭難し,ナウシカ姫に助けられた男の話しを

大切なことは人類文化の継承は人種や性別や
国籍 ....
銀河の岸で
小鬼が一人
青い小花を摘んでいる
小鬼は気付き
私に手をふる
不安は尽きない
けれど
一つ一つを
していけばいい
その時はその時だ



優しくしたい
ある私は
他の人や存在にできるだけ
優しくしたい
私が居なくなる前に
 (見る) だれもかれのなまえを知らないし だれも知ろうとしない 見られ 覘かれ 触られ 汚され 洗浄され 閉じ込められ 少しだけ解き放たれる かれ

 (見ている) 動物園のなかをくまなく  ....
夢ん中でバスを待っている
夢ん中でバスを待ってるよ
きみの街に行くバスを待ってるよ

夢中でバスを待ってるよ
夢中でバスを待っている
きみの街に行く道の上で

なんの努力もしないで ....
今日は寒いね 温かいものでも作ろう

手作りだからきっと美味しいよ

暑かった昨日のかき氷みたいに

あなたのためだけに使うこの時間が

どこかの偽物にはない価値を生む


過去 ....
古い家だった
古くて大きな家だった
子どもの目には
それはとても怖いものだった

しかし、大人になったぼくの目には
それは、それほど大きくはなくって
子どもの頃に描か ....
冬をしまい込んだ
きみの乳房は
しゃりしゃり凍ってて
口に含むと
もはや冬である言語すらも凍りつく
(ツンドラとか
(シベリアとか
つめたい言葉の体温が
二月の真似ごとをしているよ
 ....
遠くで暮らすことが
ぼくらにとって
良いことなのか
悪いことなのか
いまはまだわかりません

狂った時計を確かめても
約束の時間が決められません

古いカレンダーに印しを付けても
 ....
自らの肉の
細胞という小部屋の
内に鳴る鐘の音、耳澄ませ

 次なる時の訪れ 

努め憧れ懐かしみ
従容と待つ 哀しみよ
遠くで声がした
春を待つ小ぬか雨にも
かき消されそうな
小さな声がした
耳を澄ましただけでは
決して聞き取れない
心を声のするほうに向け
全開にしなければ
聞き取れないような声がした
 ....
 近江屋の旦那様のお部屋で
 拭き掃除を済ませた おりん
 その書斎には お嬢様のお部屋にあった金魚の
 水草浮いた陶器鉢が移されていた
 今は 黒出目金と赤い琉金が数匹泳いでいる

 お ....
朝に 歓び光の輪舞
凝集し揺らぎ充満し
異なる様相 滲み出し、

在る人、在る人
それぞれの相貌 露わに

朝に 
異なる光の歓び
浴びながら、 

自らを自ら、
乗り越えんと ....
連れていかれた羊
針をいれられる雲
糸をくれるのは
知らないでいい人に決まってる

流氷にまつわる伝承のように
幼児のおでこで移ろっている
南国語で聞いても
腸は抜かれている

イ ....
 「お前さんも一端の深川の、のらねこになったじゃねえか。」

 おきぬに勝手口の木戸を開けてもらって近江屋から帰るトラの前に
 表通りの天水桶の陰から現れる 長楊枝咥えたイワシ

 「あんた ....
むかし、むかし
いました
あるところでした
そんなものでした
流れていました
よく見てください
あれは桃です
大きさを見てください
あれは大きいです
味が想像できますか
ジ ....
田中修子さんと、ツイッターなどでやりとりをしたことがある
事実と名指された悲しみが、やはりまだ人を傷つける
この現代詩フォーラムも今となって、それなりの歴史があるサイトになった。昔、ある人がこのサ ....
○「捨ててこそ」

捨ててこそ浮かぶ瀬もあり

沈んでしまうなら

荷を捨てなさいよ

これこそ生きる知恵なり


○「爪」
老いても
爪はのびてくる
病気になっても
爪 ....
泣いて笑って喧嘩して

の前に社会に追われる毎日で

どっこい生きてる

のが

やっとな感じなのです



なのです




いえ

すいません



 ....
地に舞い降り
地に溶け入り
天に昇りゆき
天に溶け入り
また再び、
地に舞い降り

前へ前へ、 

ぺしゃんこでもまえのめりで

 前へ前へ只進むんだ

遠い遠い遥か芳しいこ ....
ぽっとでの自由は、老いたる自由にむかってスリッパでもつっかけるように言った
「おじいさん、あなたはすっかり、不自由なご様子じゃありませんか?」
巨匠とよばれて久しい年配の自由は、寝椅子のなかで遠く ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
花祈303.co...4*24/2/26 6:57
はるな524/2/26 6:29
レタス4*24/2/25 22:43
五行歌 一首4*24/2/25 22:22
冬の蝶ひだかたけし924/2/25 19:42
お粥アラガイs10*24/2/25 19:12
花が咲くまで◇レキ4*24/2/25 18:14
資本星水宮うみ024/2/25 17:30
五行歌、自分というものひだかたけし9*24/2/25 17:21
トロン戦争。足立らどみ2+*24/2/25 16:57
※五行歌 「銀河の岸で 小鬼が一人」こしごえ12*24/2/25 16:14
※五行歌 二首「私が居なくなる前に」3*24/2/25 15:21
動物園(2006)中田満帆224/2/25 14:41
まっている竜門勇気4*24/2/25 11:28
独り言6短角牛4*24/2/25 10:01
田中宏輔13*24/2/25 9:27
きみの囁く二月で、ぼくは誰にも似ていない冬を過ごしたちぇりこ。724/2/25 9:15
朝の想いレタス6*24/2/25 6:13
貫かれる哀しみにひだかたけし624/2/24 18:53
小ぬか雨花形新次624/2/24 17:21
のらねこ物語 其の二十九「雪景色」リリー6*24/2/24 16:58
永久に(改訂)ひだかたけし724/2/24 16:48
ひつじ雲soft_m...6*24/2/24 15:09
のらねこ物語 其の二十八「赤提灯」リリー4*24/2/24 1:45
むかしばなしたもつ6*24/2/24 0:53
田中修子ダニケ224/2/23 22:43
独り言2.23ホカチャン2*24/2/23 20:24
めもうし024/2/23 19:53
ヒビキひだかたけし624/2/23 19:42
証券死場菊西 夕座524/2/23 18:35

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