数え切れない唄を歌って
僕は月を目指す
憧れを抱いたままの日々に
許されながら

逃げる場所を探しに来たんだ
春の匂いの中
自分の本音より明るくて
羨ましくて

空が暗くなる頃
 ....
○「体の病気」
病気になると
心も折れてしまいそう
病気の力はハリケーン以上
パラリンピックの選手のように
体は不自由でも心は闘志満々ならよいが
病気になると
心も折れてしまいそう
心 ....
三十年
家に籠って暮らすのは不自然だ
しかしそれとて
生まれる以上に不自然ではない
奇跡はいつも起こっている

和姦がない
わかんない
いいよ、そんな言うならさ
セックスなんていらな ....
友達も少ない夜のとなりのももの肉がやわらかく半分凍っていた水の流れかけた後のようなことを言って昨日までのことをわかりやすくした。

あなたではないですと思っていることがあるとすればずっと後ろのほう ....
駅で人気のふたつの穴
乗客がものを入れては去ってゆく
あなたがさっきまで手に持っていたものを
押し込んで 
ぽんと去る
人波は押し寄せ駅員はくるくる廻る
また次の列車がやってくる
人波は ....
愛は強くしなやかに

恋は切なく甘酸っぱくて

歓びは高く天を突き破り

悲しみは深海に沈みゆく

光りと影の協奏曲が響きあう
眠ってる間に
死ねたらいいのになと
寝る前に思う

そして目を閉じる
身体中の力を抜いて
ただただ眠る

別に何もしない
ただ死を願い
眠るだけ

もしもうまくいったなら
そ ....
首の後ろ辺りから
広がっていく空白と

瞼の裏を掠め過ぎる
拳の記憶

喜びを道連れにして
悲しみが死んでいく

心が死を擬態するのは、宿主へのいたわり
仕組まれた機構に過ぎないと ....
帆布を揚げて
ヨーソロー!
船長は高らかに叫んだ

目指す宝の島は
オレの背中の地図に描かれている
酔えば赤く浮き出て航路を示す

ラム酒を飲み放題という条件で
航海に行く契約書を交 ....
どうして
こんなに平穏なのか
冥土へと導く と信じられたホトトギスも
いまは五月の鳥

森を抜け
砂の砦みたいな監的哨跡にのぼって
海のまえに出ると
もう詩に出会った気がした

壁 ....
きみに死んだ弟をあげるよ。
もうじき死ぬんだ。

そしたら{ルビ暴=ほたえ}たりしないからね。
もう駄々をこねたりなんかしないからね。

手間のかかんない
とってもいい子になるんだ。
 ....
 「変ね…窓閉まってるのに。」

 おりんの金魚が死んだ その晩のこと
 湯屋から店にかえった おりんは
 小窓のわきに吊るしてある掛け軸が 畳に
 二つ折りになっているのを掛け紐つかんで持 ....
燃える森の光に
子らの遊び戯れ

ジャングルジムの鉄路
銀に錯綜しながら
放擲されるブランコに
登り棒いち早く昇り詰め

遊び疲れた子らの
使い尽くされた肉体
燃える森の光に置かれ ....
陽が昇るのを待って 僕らはあてもなく電車に乗った
まだ人気はなく静かで ただやわらかい朝陽だけが車内を包み込んでいた


僕らは互いに黙って 流れていく景色を呆然と眺めていた
この景色の ....
100年後の未来
親にひどい目に遭わされてる子どもはいなくなっているだろうか
あいつ気に入らないからと ひどいいじめを受けてる子どもはいなくなっているだろうか
子どもにひどいことをしているこ ....
追究1
何をそんなに人の事を攻撃するのか?
性欲、または本人は気づいておらず欲求不満
上層部へ密告、
追究2
なぜ自分ばかりみんな攻撃するのか?
股間がだらしない奴が一方的な恨み
上層部 ....
早春、きみは少女、
入学式を前に、いちはやく試着して、
歓びまわっている、
三月のセーラー服の少女、


早春、きみはあるいは、その少女の制服の下で、
日に日に成長してゆくような、
ま ....
 「こんな掛け軸さ、女中部屋に贅沢だよねぇ!」

 おゆうは小窓のわきの壁に釘を刺して
 御隠居が おりんに渡した掛け軸を吊るすと眺める
 本紙の中央には硝子ビイドロの金魚鉢一つ 
 そこに ....
これから星めぐりのしらべはもっとよくなることだろう、
   それよりもすばらしいのはわたしのなきがらが蟻にはこばれること

そこでながされる血は路ぼうのおくちをたびするだろう、
   はじめて ....
                     月に葉隠れとはいうけれど
      そぞろ虫の影におびえる酩酊者 

道端で眠る小地蔵が倒れて 
 まだ青い無花果の実が零れ落ちている 

 ....
心が折れても
身体はまっすぐに
涙が枯れても
想いは残る
今日が終わっても
明日がある
私が死んでも
この峠の一部になれたら
きっと、深く眠れる
死んだことも忘れるくらい
安らかに

四季に逆らわず
空を巡る風

淀みに濁らず
海に還る水

峠の道を私は歩く
積んでは崩すを
 ....
句読点をつけずに
日々を綴る

嘘をトリミングして
真を気取る

可愛い思い込みを
行間に吹き込む

縦に横に伸びていく
この文字列を何て呼んだらいいんですか?

私は
 ....
飲み会に出るために
クルマを置いて地元のバス亭に向かった
停留所まであと2分という所で
バスが発車時間2分前に出て行った
バスはフライングした

地元民は律儀なので
時間前に並んでいるか ....








闇は 冴えかえり
きれいな
真っ黒をしていて
小鬼が小さく ぁ
と鳴いた



しん

闇に光は
ともる
私のこころ


 ....
 「御隠居様!若い方がお二人、お迎えでお見えになっておられますっ。」

 おりんが厨で、上部にある女中部屋へ呼びかける
 すると 床へ梯子が降りてきて
 「おや、もうそんな時間でしたかな。分か ....
卒業式より入学式
きっとそのほうが近い

おわかれが悲しいより
ちょっとどうなっていくのかなって
そわそわ、未知の道
ようこそと迎え入れる
手の花束を渡って

そこはしばしの ....
天空の彼方から銅鑼の音が響き
東の風とともに
青い龍が螺旋を描き
舞い飛んできた
干からびた大地に
人々は飢え
龍を待ち望んでいた
鉛色の厚い雲が湧き立ち
雷鳴は轟き
銀の雨が降る
 ....
もう起きるのか
朝から騒がしい 春と冬がもめている
どちらも「まだだ」と言い張っている
冬眠していた生き物も目覚めが悪い
始発の電車はすいていた
ゆっくり座席に座り
眠気の中で私の中のあた ....
一途な飛礫の成分を助け起こせば
奇跡を待つかたちをして あれば

例えばつぶらな、寝返りをうつ
古いビー玉と馴染んでいくのか

楽譜は反転した点描で出来るなら
よりそうように、あらためて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ムーンライダーミナト 螢324/2/19 6:42
独り言2.19ホカチャン2*24/2/19 5:16
冷戦りゅうさん3*24/2/19 5:11
奇跡を起こす気がないやつが詩を書くなれつら224/2/19 3:19
駅で人気のふたつの穴松岡宮424/2/18 23:40
五行歌 夜の想いレタス4*24/2/18 23:18
希死木屋 亞万1*24/2/18 22:29
擬態まーつん5*24/2/18 22:13
酔いどれ船レタス5*24/2/18 21:49
離島形代 律1024/2/18 21:00
絵日記。田中宏輔13*24/2/18 20:26
のらねこ物語 其の十七「金魚の掛け軸」(二)リリー3*24/2/18 19:56
人・生ひだかたけし524/2/18 19:11
海になればいい(改稿版)涙(ルイ)224/2/18 16:58
いつまで傷つかなきゃ、終われないの?124/2/18 16:47
追究追究追究論陽向(2躯-...2*24/2/18 16:37
三月のセーラー服本田憲嵩624/2/18 15:48
のらねこ物語 其の十六「金魚の掛け軸」(一)リリー3*24/2/18 15:07
再生 ―空洞という名の根のしらべ―菊西 夕座3*24/2/18 14:38
いやおいアラガイs14*24/2/18 14:04
かたちリィ1*24/2/18 14:00
峠道まーつん3*24/2/18 11:37
今日此頃夏井椋也5*24/2/18 11:15
フライングバスイオン4*24/2/18 11:02
※五行歌 六首「あ い す る 私」こしごえ6*24/2/18 9:36
のらねこ物語 其の十五「謎の御隠居」リリー4*24/2/18 9:19
発つ唐草フウ4*24/2/17 23:50
青龍レタス5*24/2/17 22:49
まだこれというタイトルが決まらない空丸924/2/17 22:18
よりそうように、あらためて あらい224/2/17 21:47

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