眠たくなって
花びらの数をかぞえた
花はすぐに
枯れてしまって
眠たさはピークに
微熱がありますね
という声が
耳たぶの
すぐ後ろらへんから
聞こえてきて
そんなん無視やでと
思 ....
[やあ]
[なんだ?]

森はもう
こんなに涼やかに
静まり返っていたのか

[なあ]
[なんだ?]

此処に来ると、
君たち樹木の我慢強い無言の意識を感じるんだよ
僕の脳裡に ....
ボクシングならジャブみたいな
風船が赤くとんでいく

風船は青くなかった
世界はぜんぶ青かった

内部っていうと
性的に聞こえた

ベンチの上で
水車が回っていた
ずっと長いあいだ
売り切れたままの心

庭におりれば
ニシキギの実が
風の小径でささやく
歌が小舟で天に去ったと

檀紙のしわをなぞれば
懐かしい言葉が幽霊のよう

苔むした ....
生活に不十分な
大樹の体重

空のソナチネ
降る身体の軽さ

卒塔婆みたいに
変に緊張していたね

片方は背が伸びて
片方は背が縮んで
こころを
からっぽにする
意識して
からっぽにする
悩んだり
こだわったりしないで
こころを
からっぽにして
無心になる
弓で的を射るように
ひとかけらの
邪念もない
ただ
 ....
頭の中にポツリ、ことばが生まれた。
意味などなくて、ましてや心の叫びでもない、
ただ、ここで生まれた言葉。

あの人も、この人も、いろんな事を言うからわからない
どれがホンモノ?これはニセモ ....
自称詩人きっかけで
交際が始まるなんてことは
あってはならない
ましてや、結婚、出産など言語道断だ
自称詩人を両親に持つと
その子どもは
かなりの確率で自称詩人か
大量殺人犯になることが ....
好きな飴はどんなに固くても
舐めていればいつしか溶け
舌の上で消えて寂しくなる
美しい包装紙は真実を隠し
ただ甘い夢だけを運ぶ
今の恋を顕微鏡で見たら
水飴の気泡のように
眠るように ....
 暮れる、畑の、真ん真ん中、寄り添うように、

  集う、赤、万願寺。おれたち、これから、

 何処へ行こうか、内緒話、ひそ、ひそ、ひそ。
夕方の飛行機まで時間があったので
上野公園へ行く
西洋美術館に出かけたが
案の定休館日だった
リタイア組にとっては月曜日こそ
開いてほしいのに
動物園へ行く子供たちについて
行こうかとふ ....
 ああ、どんなにはっきり知りたいのに、どうしても知りえない。どうしても確かめたいのに、どこにもそれは明かされない。くらく苦しいばしょへと、ああ。あなたは降りてゆくのね。

 そこで、天が降りるよう ....
思い出は胸の奥でセピア色。
夏休みのドリルに溢した麦茶の色。
去年逝った私のともだちは
わたしに会うたびに
ゑり子さんは可哀想な人だと思うと
言っていた

高校生のときから私は
独りしょんぼり立っているという
イメージがあるようだ

そんな私を ....
注がれて、熱くなって、割れちゃった
苦い液体をよくわからないまま漏らしている

シャリシャリ割れながら天井を見回したわたし
あなたはふわりと電気を消した
帰ってきて
寝室に入れば、ほんとうの私に戻る
しばし脳内は竹藪
ざわざわしているが
それもすぐに静かになる
どこまで静かになれるでしょうか
どれだけ空白になれるでしょうか
空白 ....
人差し指の
第二関節で
憩うとんぼの
羽根を借りている

右や左へと
動くこの身体

コックリさんとは
違う強さで
運んでくれるよ
踵を蹴って

空に切る十字架で
作る窓は ....
二十歳まであと四年もないから思い出づくりに余念がない。肩ぶつけたらごめんなさい。タピオカミルクの行列に並ぶ。アジアの風を壮絶に学ぶ。そう、うちらは女子高生。所信表明は正真正銘おれの言葉だ一言半句。トー .... 明日はあなたの結婚式
白い花をあげましょう
あなたが好きだと言った花
今夜だけダイヤで作ってみた
あなたは乾いた畑に水をくれた
どんなに感謝しているか
あなたに伝えたいから
たくさん ....
そこには深い井戸があって
井戸の側には渋柿の木があった

渋柿は渋を抜かなければ食べられない
それなり手間がかかり
時間もかかるから

季節が来て
たわわに実を付けても
それが災いし ....
天袋にしまわれていた

臍のを

私を産み落とした人の

面影に繋がる

ひからび

しがらみ




産まれてからずっと

寂しくて

カーテンから ....
遠足の朝、
運動会の朝、
朝の匂い、
光の鈍さと透明さ、
失望、失望の朝、
こんな朝、過去はどこにあるのだろう?、
宇宙はどこにあるのだろう?、

感情で遊ぶ、
遠い昔の感情で、
 ....
あなたの顔は
もう忘れてしまったのだけれど
離れて3日もすれば
思い出せなくなってしまったのだけど

煙草の匂いが染み付いてしまっていて
同じ銘柄の煙草を吸う人はそこかしこにいて
あなた ....
この子を一緒に授かる
相手と出会うことができた
何度も恋を失ってきたのは
そのためだった

この子が生まれる時まで
生き延びることができた
何度も存在を否定されたのは
危険な道を避ける ....
壊れた懐中電灯が
波の音のなくなった街をおよぐ

進んでいく方向が北で
失われていく方向も北で

壊れた光が散らばっていく
しかも光の速さで

時間のために支払った金額を
水道管が ....
静かだ
ああ 静かだ
やっと夜の深まり
落ち着く己の神経が
闇の奥処に潜む
何かに触れる

のっぺらぼう

何処までいっても
平坦な始原の異様、
茫漠と広がる匿名性


静 ....
遠くへ行ってはいけないよ
ゆっくり行くんだよ
雲のお母さんは
小さな雲を心配そうに見送った

雲の子とカラスは
街へ出かけた

あの赤い雲は何?
あれは綿飴だよ

すごいよ口から ....
あのう すいません
悲しみって燃える塵ですか
それとも燃えない塵ですか

どちらでもないですよ
悲しみは塵じゃありません
悲しみは壁を越えていく力の父です
そしてひとと世界への想いやりの ....
恋と愛はヒトツか――

コガレ コガサレ モヤサレテ

ヒトメ シッタガ ユエニ コロサレテ

ミハ シカバネ トカスモ

ココロハ コイ コイ ジゴクユキ

純粋な あまりに ....
私がたどり着いたのとちょうど同時に
電車が到着した音がした

音がしたのに身体はなかった
身体がなかったのに背中はあった

金属の重さが打ち水のように
誰もいない海を見下ろしていた

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
眠いyup219/10/10 22:14
樹木の声〇森の思考(改訂)ひだかたけし519/10/10 22:08
なⅡtsume019/10/10 21:56
売り切れたままの心丘白月019/10/10 21:56
ねⅠtsume119/10/10 21:30
あおいみつる519/10/10 21:28
俳句とバイクNF219/10/10 21:06
交際花形新次119/10/10 19:11
キャンディー丘白月119/10/10 19:09
赤万願寺。中村遠吠019/10/10 18:38
最高のひまつぶしホカチャン1*19/10/10 16:42
印象…やさしい人のla_fem...3*19/10/10 12:34
麦茶クーヘン7*19/10/10 12:18
夢はひみつフジ子3*19/10/10 10:19
珈琲カップ印あかり8*19/10/10 10:07
分人田中恭平5*19/10/10 9:05
タケコプターミナト 螢019/10/10 8:19
女子高生ラップ選手権ああああ019/10/10 7:41
ニンジンの妖精丘白月019/10/10 7:02
愛は惜しみなく奪わないこたきひろし319/10/10 6:28
臍のをあるみ3*19/10/10 1:22
乾いた光の朝由比良 倖119/10/10 0:27
リッケンバッカー619/10/9 23:45
ギブ安堵テイクイオン419/10/9 23:31
響Ⅳtsume219/10/9 21:55
闇の奥ひだかたけし719/10/9 21:39
雲の子丘白月219/10/9 21:31
分別塵HAL12*19/10/9 20:22
怪談 純粋経験レタレタ195*19/10/9 19:34
響Ⅲtsume419/10/9 19:31

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