ある日
私は
死という扉を開けて
冒険に出かける
もちろん自死ではないだろう
どんなに辛いことがあっても
とても幸せな1日に出会えると分かったから
もう絶望しなくてもいい
お散歩するよ ....
きみは海を見たことがある?
             (パヴェーゼ『丘の上の悪魔』10、河島英昭訳)
ぼくは
          (サルトル『アルトナの幽閉者』第一幕、水戸多喜雄訳) ....
足下には今現在がある
立ち止まっても 時は止まらない
歩いても歩いても 
足下は現在のままだ

鼻先にはいつも
ニンジンのような未来がある
いや在ったのだ 未来はもう横たわっている
延 ....
かつて女性は太陽だった、横浜に戸籍も住所もある
離婚、再婚の先駆者、女性のパラダイス

かつてフィリピンの国土は青い樹木の森林に覆われていた
むかしの森は今何処

エドウィン・ハッブルはパ ....
駅前の広場には 冷たい光が流れてて
わたしたち まるで 水族館のなか
ふたりで買った 炭酸水が
手のなかで 静かにゆれる

君は なにも言わずに
じっと ボトルの気泡を数えてた
わたしも ....
○「母へ」
あなたにほめられたくて
今日も
百点とってきました

○「成人の道」
ホメラレモセズ
クニモサレズ
イヨイヨ成人の道なり

○「苦しみの元」
他人が我を苦しめるにあら ....
僧侶の方が

学者から聞いたという話を聴いた

生命の尊さの話

胎児がいる羊水は

何十億前の太古の海と同じ成分だと

何十億年かけて人間に進化したことを

母親は十月十日で ....
情熱と冷静の間に挟んだピンクのリボン
彼女の髪の上で可憐に揺れるレース
まるで優しさを小さく包み隠して
眩しい日差しのもとでかしましく笑う
目を凝らしてよくみてごらん
メリーゴーランドの馬車 ....
ふたりは出逢いそして罪を犯した
償いきれない大きな過ち
それでもふたり赦しあえばまた貴方と巡り逢える
何も知らない無垢なままで
天使のように純真な子どものように

苦しみからも憎しみからも ....
その指の先までも貴方に届く事はなく
虚しく空を画いて地に落ちるだけ
貴方の顔を想い浮かべるだけで胸が締め付けられ

痛みと期待が入り交じる滲む血の味は
鉄錆と苦味が入り交じる
深い深い後悔 ....
怒り\呪い\恨み\辛み\憎しみ\悲しみ\辛み\執着\禍根\怨嗟\呪縛\怨念\


それら全ては荼毘に付され
それより生まれた不死鳥は

散華の雨を降らせた




幸いあれ!
ぼろぼろほどけ
大地に還っていく
肉身を抱えつつ
後に何が私に残るか

夜陰の窪み問い掛けて

生動し沸々と滾る想い
来たる沸騰夏の熱先取りし

静かさの巨大な奥行き
更け入る夜 ....
よく会う散歩の犬が
寄ってくるなり吠えた
いつもは尻尾振って
甘えたそうに来るのに
何か憑いているのだろうか
疲れていることは確かだけれど

よく会う野良の猫が
寄ってくるなりシャーと ....
君がうらやましい

立派な職人に作ってもらい

君がうらやましい

大勢に人との合作で

君がうらやましい

チーズがとろりと全身に

君がうらやましい

たまごを練りこん ....
心に挟んだ栞
落として
どこまでを読んでいたか
分からなくなってしまった

そんな目覚めから
今日の謎を解いていく

今に見てろという
決断が鈍る瞬間の連続
暴走していた過去がある ....
雨上がり
青葉あざやか。
ある人から
認められていないということを
認める私が
在る
どうしようもなく
在る
青葉
代々
受け継がれて来て

こうして在ることの
ふしぎ
 ....
短気は損気
急がば回れ
情けは人のためならず
雨上がり
青葉あざやか




 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
   五行歌には、本来、タイトルは付けません。ですが ....
庭の紫陽花がうっすら青く色づいて
季節は嘘つかないね、などとつぶやいてみる
紫陽花は土壌の性格によって
色が変わると知った理科室で
人みたいだなとおもった
そんなふうにわたしが紫陽花を怖れて ....
○「新指導者」
「師匠」から「支援者」へ
「俺のようにやれ!」
ではなく
「本人の個性に気づかせ伸ばしてくれる人」をいうのだろう

○「生きるということ」
生きるということは
他とつな ....
もう服を買うな、買うな、と言い聞かせながら
またショッピングサイトを漁ってる

季節の変わり目には
巨大なショッピングモールを足が棒になるまで
ぐるぐるまわるが
どこにもぴったりなやつがな ....
あの日降る雨は僕の鼓膜にフィットした
乱雑で簡素な終わらない街並みに
遠く自転車走らせた
遠く意識をスクロール
体の中心部に紫陽花をしまう
まるで狂った視界
冷たくて温かいアスファルトは
 ....
夜の風が永遠のように
幾つもの古墳を吹き荒ぶころ
いままで傷つけて来たからだを
ゆっくり休めて
それらが作られた時代を
問うてみるのもいいかもしれない


音もなく
声も ....
私たちが逢う処には
いつも薔薇の天蓋

時にその薔薇は清浄の白
時に夢幻の淡紅
あるいは情熱の深紅
あるいは此の世には無いはずの至高の青
深淵の漆黒

いずれにせよ其処には
 ....
ベビー・熱い・ナッツ・ケーキ
世界に絶えず注がれる言葉
これがつまり愛だとして(あるいは愛でなかったとして)
一体何が変わるだろう?
保健室・子宮・明かるい部屋、
こまかい穴の底にあ ....
みんな
大人は
居酒屋を
回り回って
好き放題
酒を飲み

みんな
食べたい時には食べ
したいことは
なんでもして

もう大満足な
ところで
給料

男女女男
 ....
名実ともに備わっている詩人には近づかない
ほうが詩を楽しめるのかもしれない理由は
いろいろな角度からの検討が必要なのだろう
。しかし大きく纏めてパワーは遠ざかるほど
おもいは強まるのだろう。重 ....
{ルビ逃音=とうおん}のふるえ

やけにあまいにおいがして
かぞえそこねたふうとうを 
ひっかけたほうから
あの子たちがとおったらしく
ひとりきりのうつねばかり

あの角でむせる ふわ ....
晴れ渡る空に茶色い靄がかかり
澄んだ蒼が穢く濁る空気はまるで突き刺さるかのように喉を刺激し
噎せかえる異物感と圧迫感に思わず咳き込む
瞳の奥は砂と化合物で詰まり
止めどなく溢れる涙すらそれらを ....
星は堕ちた
泥濘のなかへ
月は嘲笑った
雲間に紛れて

冷たく光る涙は雨となって地上を濡らし
湿った風が哀しみを運ぶ
曇った煙を燻らせて

ざわめく影が暗く啼く頃
湿り気帯びた生暖 ....
薄暗がりの騒がしい街はそのまま闇に包んで締め付ける
震えと涙と諦めとやり切れぬ思い
手のひらを伸ばしても何も掴めず溜息は白く翳む
薄ら寒い空気が私を嘲笑い雑音を撒き散らして取り囲む

陽射し ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
然り気無くりつ4+*25/6/16 17:22
HE HAS JUST BEEN UNDER THE DAI ...田中宏輔13*25/6/16 16:13
かつての未来 と これからの過去 の 間ハァモニィベ...4*25/6/16 13:14
サヨナラ横浜、サヨナラフィリピン、 サヨナラエドウィン・ハッ ...水恋鳥魚夫225/6/16 8:13
人魚姫とさよならみぎめ ひだ...325/6/16 7:27
独り言6.16zenyam...4*25/6/16 7:08
太古の海花野誉14*25/6/15 23:55
桃色の影栗栖真理亜5*25/6/15 23:26
天使の贖罪025/6/15 23:24
鉄錆と後悔の夢と025/6/15 23:21
祝祭りつ3*25/6/15 21:29
意識の境域ひだかたけし625/6/15 19:55
尻尾9*25/6/15 18:53
お好み焼きとピザの楽しいほめっこ多賀良ヒカル525/6/15 18:35
sonano525/6/15 18:12
こしごえ12*25/6/15 17:26
※五行歌「短気は損気」4*25/6/15 16:58
トレースそらの珊瑚9*25/6/15 16:23
独り言6.15zenyam...1*25/6/15 15:29
ファッションモンスター凍湖325/6/15 15:02
若森4*25/6/15 14:08
痴愛(そんな言葉、ないんだけどね)秋葉竹225/6/15 13:55
under the rose塔野夏子2*25/6/15 10:09
ベビー熱いナッツケーキはるな225/6/15 9:20
だから神[group]林 理仁325/6/15 7:51
詩と距離の美学足立らどみ3*25/6/15 7:15
逃音のふるえあらい3*25/6/15 4:15
地獄の使徒栗栖真理亜325/6/14 23:24
虫たちのざわめき2*25/6/14 23:20
朝のこない街025/6/14 23:17

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