「口でするとは言ったけど
口に出しても良いとは
言っていないわ(怒)」
そんなこと言われても
僕はどうすれば良かったのでしょうか?
あなたが上手過ぎて
堪えきれなかったんです
確 ....
陰中の陽だ
陽中の陰だ
胡蝶の夢だ
ほんで
おかげさまだ
と
おもいついたまま
..
なんか語呂 ....
幻影の中に、死者の声が響く
兄さんの背中を追いかけて
風土病が蔓延るこの街で
無限の夢を見ることは
憂国の涙に似ている
アメリカの空の下
落ち葉が舞い散る
過ぎ去 ....
人は無量大数より多くの素粒子からできています
その刹那の明滅があらゆる行動となり
言葉も生まれます
解き放たれた言葉は素粒子を振るわせ
共鳴しながら滅びては生まれ
新たな ....
身動きの取れない心地良い泥沼だ
それはそれは優しい陽射しに
希望は焼き滅ぼされ
陰は濃く深くなる
カラッと晴れる3連休
なんと意味のないことだろう
好きだった人にもらったガ ....
なるほど
と言うのが年下の何某の口癖、質問もしてこない。理解したかと思えば、実践の時は知らなかったことになっている。何度も同じことを教えて、その度に
なるほど
くわぁ、と頭に血がのぼ ....
風が吹けば緑葉も揺れる、
緑葉が揺れれば風も吹く、
今日は陽光いっぱいの
さはやかな秋の日です。
東空に昇り輝く
おほきなまぁるい太陽の
解き放つ黄金の放射こそ
....
不同意性交とな
わかりました
男:やっとく?
女:いや
これで致せるケースがあるなら
教えていただきたい
しかし世につがいの種は尽きまじ
君らの父母は居合いの達人だ
....
東京の
空が澄み渡り
朝が街を静に照らす
うつくしさ
昨日 の雨で
雲に含んだ涙が落ちて
風は乾いている
もう四月は終るのに
仄かに寒く
うつくしい瞬間は
どこ ....
変異・流転・変化していく恐怖
やみくもにハンドルを切り視点をブラシ
目の前のスリルに先行きを無視する
死ぬ
動かせない事実
変わらない、ただ変わり続けること
生きる
来た道を ....
鳥になりたいと言いながら
人は空を眺めている
そのテーブルにはフライドチキン
飛べる鳥と飛べない鶏と
格差社会が存在するのは
人間だけではないようだ
寒い、といえば寒い朝になった
僕の心はギザギザしている
ひとりになりたかった
青い山みる
ふたり、ここまでやってこれたのだった
僕の心は収穫の秋といえ今
ひとりになりたかった
....
うつろいを風で知る
突然キンモクセイの香りが通り過ぎて
ふるさとのまちなみをおもいだす
大切な人を喪って
もう何十年と経っているのに
まだちゃんと立ち直れないの と
彼女は言った
あ ....
嫌いになれるほど
理解することができない
人間という生き物のことを
どうやら私も
人間という生き物らしい
私は私が理解できない
感情とは所詮電気信号
そして人の電気信号は見えない ....
○「もう秋なのか」
日中はまだ暑いが
朝夕は大分涼しくなった
日が暮れるのも早くなった
日の出も遅くなった
もう秋なのか
あれだけ眠れぬ熱帯夜が続いたのに
もう秋なのか
扇風機はもうし ....
目が覚めると異様なほど口中の渇きを感じることがある。一滴ずつ唾液腺から舌で唾液を促し、口中の渇きに唾液を塗りたくる。いったい俺の体はどうなってしまったのだろうか?そんなことを最近感じる。
鏡の中 ....
真夜中、僕の部屋より
すこし明るい夜空
とても寒い国に住んでいた
友だちが見たオーロラ
あるいは白夜
昨日わたったセーヌ川
鴨川にあふれた桜のはなびら
レンズフレア
昼の東京ではなく、 ....
アンパンマンの餡子ってさ、希望なんだよ
隠語じゃなくて
陰謀論でも陰毛論でも陰茎論でも、
なんでもいいんだけどさ
まあ、一番近いのは陰嚢論か?
陰陽五行論は少し違うな
なんとかの神は怒りん ....
The wind leaps from branch to branch,
In bright summer and again on dark days,
Shaking the boughs ....
非常階段の先で光輝く太陽を見た、それは死にゆくものが最期に見る光景のように思えた、でもそれを確かめる手段なんか何も無かった、それを知るには俺はまだ強欲過ぎたんだ、衝動に従って―意味も分からないまま ....
一時一時
生きて過ぎゆく最中、
水の色を突破して
透明になりゆく
この瞑目した
肉の私の意識の内に、
充満する光の凝集点
その向こうを観んと
意志し凝視するわたしに
....
通常性交は同意していたのに
肛門性交をしようとしたら
不同意になる
そんな貴女の心変わりが
ワタシには理解出来なくて
そう言えば
ドラゴン・タトゥーの女でも
後見人が酷い目に合わされ ....
あなたの居ないところに影は存在しない
さようならは告げた
おやすみなさい
ルーティンという忙しい退屈の中で
何度も自分を殺し
口から漏れ出たのは
「承知しました」
葛藤を舌に載せ
無機質な会話を次から次へ
無塩のパンを食むようにして
乾いた口をパクパクさせ ....
飛行機が順調に飛んでいる
いつもあの高さ
夜は音が響く
あくる日のはじまりもいつも通り
何もかも忘れてしまっても
最後に残るものがある
かわいそうだね
仕事ばかりの人生なら
人 ....
巨大なビルに入り口ひとつ
入り口にはいると部屋ひとつ
部屋の中にはモニターと小窓と非接触ICリーダーがある
リーダーに手の甲を近づける
奥でリフトの動く音がする
モニターにいつも同じ揺れ ....
暗闇から暗渠を覗くのものすべてが恐怖に等しく
その眼が吸い込 ....
ささやかな幸せも、ありってことで。
若いころ、
希んでいたのは
ふたつにひとつだったような気がする
輝ける光か、
堕ちる闇か、
どちらかを強く希んだということ ....
ビーカーに触れると
質感のように剥がれていった
午後の授業はこの理科室で
いつまでも続くのだと思った
ショウリョウバッタしか
見つけられない
そんな真昼の夏の日があった
ただ大声 ....
宿酔と
けさの夢の残滓を
深い
呼吸のリズムによって
とおく
野を越えて
あの青い山の方まで流してゆく
さくばん
僕はピース缶から一本抜いて
それからトリス・ウィスキ ....
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