あ、季節が変わったなと
皮膚がおもう
湿度を手放した風が
腕の産毛に触れて去ったあと
なつかしい秋を感じた

蝉のいのちは地の下へ
コオロギの鈴と入れ替わる

空も変わった
こんな ....
限り無き深みから浮き上がって来る
透明に澄んだ水音を聴いて居る折
天空の果てしない青、只々アオ
肉身の落下と共に目覚める魂の
自らの時の瞬間切り開き
ステージ上がれば上がるほどに
ステージ ....
「お客様は神様です、とりあえず」とは
店長の口癖である
それって昔の歌手が
別の意味で言ってた心構えのことで
「お客様を神様とみて、歌を唄う」の曲解だけど
「とりあえず」をつけることで
僕 ....
河鹿の声に包まれて渓流に溶けてゆく
川の水は冷たく命を運ぶ
日曜日山の中で考えた
あの日のことや
これからのこと
父の声が天から聞こえ迷うなと
相変わらず強引だなと笑えた
山道を秋の空気 ....
僕は何かを書くことで
夢を見る 同じ でも
ノートの上にないものを 僕は
そこに知ることで


それが無いのだということを
さっき食べたもののように
言葉としてだけ残されたものを
改 ....
都会は僕を識別し
演技力を測っては
僕に役柄を与えてくる

役柄を違えてみると
鋭く二度見しては
ため息の様な空気を漂わせる

壊れかけた夜空に月だけが浮かんで
寂しさの行き場を ....
クスリと酒の力を借りて
夢現になることで
今日を先送りして
明日を忘れる

幻の中では
あの人は
あの人のまま
涼しく美しい横顔で
微笑んでいる
俺は呼びかけるが
声にならない
 ....
     BLACKBLACKBLACKBLACKBLACKBLACKBLACK
     BLACKBLACKBLACKBLACKBLACKBLACKBL ....
さいきんは
リピート温泉がマイブーム
一度行ってよかったと想える温泉に
再度訪れる

べつに
温泉マニアでも
温泉がなくては生きられないとかいう
訳でもない
ただ
今までに行っ ....
自分はなまけものだ

それを否定したら

自分はいつもリラックしてる

自分は考えすぎる

それを否定したら

自分は真実を追求する

自分は勇気がない

それを否定す ....
琥珀の雨が降る熱波の午後にくたばる蟲たちの乾いた最期だろ、ブロック塀に書き殴られた遺言は誰にも解読することが出来なかった、哨戒機がいつだって脳天に照準を合わせている、やつらがその気になればあっとい .... 涙の夜に
生と死を思い
絶望を失った
私は
今を生きる



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
終末時計が進んでいく
気づかぬふりして笑ってる
灰を運ぶ雲が
もうすぐやって来る

神などいない
権力があるだけ
知らないうちに
飼い慣らされてる

目を覚ませ
何に金を注ぎ込ん ....
人は一人では生きられないと誰かが私に言った。全ての悩みは人間関係にあると昔に偉い人が言っていた。確かにそうなんだろう。でも私は分からない。理解できる筈なのに、それでも分からない。私は一人で居たい。冷た .... 海一枚めくると鈴生りの想い 孕んだ仕草が風に弾け
笑いの花びらを嘔吐するわたしには静寂が投函される
現実は一匹の魚のようで眼差しの中でいかようにも踊るもの
かわいた泥の身体を選択する者たちにはい ....
 花の時期を過ぎれば
 気にも止めないでいた
 児童公園の隅にある大きな藤棚

 敷かれた石畳に
 風雨で煤けたコンクリートの
 ベンチが三脚
 赤茶けて錆びた鉄の藤棚の下で
 ち ....
おばあちゃんの亡骸
白布団に横たえられて
足裏滲み淀むオレンジ色の
ゆうらゆら 、ゆうらゆら
揺れ動くのを見入りながら
漆黒艷やかな毛並みの
金の眼をした愛猫、
いつの間にか居なくなるを ....
 

夏もようやく終わる
朝、玄関を出たときの風が
あきらかに変化している
とても爽やかな悲しさをまとっている

お昼ご飯にカレーを食べる回数も減り
昨夜家のまえでやった線香花火が
 ....
爪切らねー
歯を磨かねー
風呂入らねー

私、動物なんで。




鬱で引きこもる時は、これでいーのだ!
アウトリーチのバウンダリー

そりゃ僕だって目の前に困っている人がいたら手を差し伸べたいよぅアウトリーチ。だけど原罪背負って生きている身としては見守るだけで精一杯なんだ。見てみなさいこの汚れた手を ....
十日ぶりに髭を剃ろうと思う
再び、のっぺりとした顔が現れるのだが
秋のイネ科の、メヒシバが生い茂ったような
このむしゃくしゃ感が鬱陶しくなった
そもそも髭を剃る習慣はなく
部屋が散らかると片 ....
刀という字を
刃に変えて
忍ぶ心よ
耐えよと哭くか
折れてもかまわぬほどに
意を込めて

乾坤一擲

明日を変えよと
この一楔
天に放ちて
祈りへと成せ
―――― 寝床にもぐりこんでくる寒さに 
猫たちの寝息は、
安堵のぬくもり

朝霧の涼に
季節が書き留める
秋をあつめる

忘れ去られていた 彩を
想いだし
少しも変わらないは ....
私は最近になって
自分を17歳の女子高生だと
思うようになったので
最寄りの女子高校に行って
私は舞という名の17歳の女子高生なので
明日からこの学校に通いますと言ったら
警察を呼ばれた
 ....
 吹きあげる風の中に
 桐の梢は ざわめいて
 生暖かい涙をこぼす
 その下に立つと
 はるかなるものへの憧憬と裏返り
 抑えかねる寂しさ

 赤い血汐をもっている
 私が夜を恐れて
 ....
ネガティブに生きてみよ

自分は欠点だらけと思う

自分でそう言うならそうなのだろう

でももしかしたら

その欠点は他の人にはないものかも

自分だけの欠点だとしたら

 ....
灰が降る空
終末の鐘が鳴り響く
血飛沫みたいな
赤い虹

生き残ることの残酷さ
滅んだものに感情はない

虹の麓を探す
そこにきっと埋まっている
あなた

生きる苦悩
噛みし ....
自らの思考の外縁を廻り巡り
すっと入り込みつ中核へ至れば
自らの思考の力動そのものと化し
その勢いの正に鼓動打ち脈打ち
意識の明るみ耀き増して

私の脳髄後部に刻印される
思考力動そのも ....
君達は 残念ながら
 その夜 落ちてきた星のことを 知らない

その星が 焼き落した
 街に どんな花屋があって どんなパン屋があって

朝みたいに 明るく輝いた
 影のことも 子供部屋 ....
 
 夜、ベッドに入って

 まぶたを閉じる

 色をイメージする

 漆黒では眠れないし

 純白にはなれないし

 暑くて寝苦しい夜は

 涼し気な薄水色

 悲しい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
リボンそらの珊瑚15*25/9/22 11:11
秋、想いひだかたけし5*25/9/22 10:29
神様は買物をしないイオン4*25/9/22 10:25
山行降墨睨白島/...5*25/9/22 7:21
夢の旅行番田 425/9/22 0:57
ファーストシーン自画自計225/9/21 23:12
夢現花形新次225/9/21 19:52
抽象画詩:Composition 1:BLACK SQUAR ...月乃 猫6*25/9/21 18:46
奇跡秋葉竹225/9/21 18:17
自分を否定してみた多賀良ヒカル325/9/21 16:45
変わり続ける世界の中にも変わらないものがただひとつあるホロウ・シカ...3*25/9/21 15:53
※五行歌「絶望を失った」こしごえ12*25/9/21 14:08
もうすぐ雨7*25/9/21 13:52
夢幻白原雪225/9/21 12:45
接吻ただのみきや5*25/9/21 12:25
風のいろ【改訂】リリー17*25/9/21 11:06
お祖母ちゃんの骨ひだかたけし525/9/21 10:43
しあわせ秋葉竹325/9/21 10:13
人間なんて、らららりつ1*25/9/21 8:58
アウトリーチのバウンダリー足立らどみ225/9/21 6:25
髭を剃ろうと思う山人6*25/9/21 6:22
乾坤一擲りつ3*25/9/21 0:56
秋穫祭月乃 猫13*25/9/20 22:27
性自認花形新次125/9/20 18:38
未練リリー9*25/9/20 17:03
マイナスxマイナス=プラスになるじゃん多賀良ヒカル125/9/20 16:35
虹の麓825/9/20 12:59
直観的思考体験/エーテル宙宇の辺縁からひだかたけし625/9/20 10:06
死兆星guest225/9/20 9:19
おやすみの色おやすみ325/9/20 7:12

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