君と初めて
手をつないで歩いた
赤錆びた鉄橋の上の
線路づたいに
まるで世界のはじっこに
流れ着いた人のような気分だった
空は重く
カラスが頭上を何羽も
飛び交い
柱の上からこちらを ....
相変わらず僕は
たいていの場所へ
行けてしまう

羽ばたかない翼にしがみついて
南の島に不時着することだって
くねらない蛇に飲み込まれたまま
海峡の下に潜り込むことだって

軽過 ....
?公園に女の子が八人いました。
さらに後から男の子が何人か来ました。
全部で子供は十五人になりました。
公園に男の子は何人いますか??

レスリーは両手の指を曲げたり伸ばしたりしている

 ....
君の首 フレディの声巻きついて ロジャーのスネア嫉妬に鳴いた カトケンを神と崇めた幼少期ひょうきん族は悪と教わり 猫の子を貰って売ってまた貰う 地上の灯りが胸を刺し魂は飛翔を続けて
まるで未知の惑星系を探索するように浮かんでいる

永劫の時の打痕と蓄熱された空間
斜めに切り取られた過去の累積をトリミングしてみる

太陽が眼に焼きつ ....
空気いれが必要なんだぺしゃんこのぼくのために

君はうしろに乗って流行り歌でも歌ってていいよ

僕もすっかり日暮れてしまったさ

目抜き通りをフラフラ歩く

ぼくは探し物なんてしてない ....
何もなくてもいい
今が続けばいい
そう 思ってた
気がつけば
トモダチ
という
いちばん遠いところに
あなたは行ってしまった


ごめん
不自然な顔で笑ってるね
久しぶりだった ....
      つるりとした
      おんなでいたい
      煮干しのように出汁がでても
      干からびるにはまだちとはやい
      やっこのように
      醤 ....
つぼめて 槍のように立つ
咲いたら 雪にとらわれ
爪の先 包み乞う 花びら

紫 赤 黄色のスクリュー
破る葉と土 ほどけた傾斜

雪の香りに 身をひめる







 ....
粘りついている私

張り付いて剥がれない

経験なんてなんだろう

一回性の事実


誰も愛せなくて

こころ焼き付いて

悲鳴はいまさらあげないが

次のことを思うんだ ....
王様は絵画の中に

閉じ込められた

もうその存在も感情も

何もない




そしてピエロは解放された

ああもう貴方の為に

わたしは

 ....
雨の日曜日

その午前のひかり

冷えた大気がまだ

あらゆる空間に存在している

すべての音は軽やかな音楽だ

うしろから突かれる

指紋は溶け合うことはないのに

ちび ....
新しい謎を見つけて残る鴨 巫女が綺麗な神社どこですか 4年に1回おもしろいこと言います あなたの涙で溺れる
わたしは蟻
ちっぽけな男だ
慰める術もなく
船乗りみたいに沈んでゆく

あなたは太陽を恋い慕う
蒼く 潤んだ惑星
わたしはせいぜいその取り巻きだ
自分の像も保てや ....
虚無感の正体を、僕は知らない。

だから、考えるのをよして

「普通の人」を演じながら

目の前の単純作業に

逃げ込むように没頭するのだった。



考えるひまさえなければ
 ....
散らかった街を黒く塗りつぶして

その上に飛び散ったガラス片

路地のあちらこちらに巣くう怪しげな蜘蛛は

サイケデリックな艶を放っていて

虚ろに吐いているあの煙には

絡ま ....
だれも結べない
だれでも結べる

信頼できること
不信が台頭してそれでも

無理やりロープで結んでしまうんだ

核になるものが欲しい
いつも綱引きばかりじゃ
地面が見えんし

 ....
摂理に倣い
流る濁流
其処に見出す
僅かな望み

如何に醜く
捕われようと
清濁合わせ
渾然一体

先天的要素

後天的要因

砕き呑み込み
密度を高め

終着へ向け ....
なにも棄てずに走って来てしまったさて
なにを獲得できたのかな

あいつも去ったこいつも彼女も
だってそれらはぼくのコレクションではないから

すべてを捨てようとも思ったさ
でも無理

 ....
人生という背景に流れる雑多な出来事が奏でる
輝いてやや重苦しいときには燃え上がり
それは言わば副旋律の舞踏

略奪者は戦利品の花嫁を娶る
血みどろの殺戮の季節のあとに
戦士はしなや ....
僕達の薄ら甘い関係は
砂糖というよりぶどう糖だった

君の囀りにも似た言葉は
体液のように僕の身体を巡り

君の微笑みの陽だまりは
L-アルギニンのように
僕の生活に治癒力と免疫力 ....
ふれる

ふわり

まとう

ふわり

なぞる

ふわり

なでる

ふわり

かじる

ふわり

つまむ

ふわり



ふたりがひとつに ....
        そら泳ぐあめんぼに
        なりたいと
        みあげるあおぞら
        すいすいと
        雲のなみまをぬってみる
         ....
損か得かもわからない

疲れ終わったからだには

世間の香りが辛かった


諦めきれない思いより

あなたと繋がっていたかった

さびしい変態行為でも

あなたに見ていて欲し ....
太陽が戻った

もう ここに居るのは疲れたよと東へ流れ去って行く雨雲を見送れば

残していった渇いたため息が 風に変わる

うまく やり過ごした
のびのび体を開いて歩き出す
急げ ....
ねえ言ったよねとじないでって
偽らないでって

ほんとうにだれもいれないの
体だけなの

さびしいのは僕も同じさ
君がいたんでるぐらいに

まあいいか
もう好きでもない
そんなの ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ダイブ- Lucy自由詩8*13-4-24
アシカセ- nonya自由詩16*13-4-24
中庭のある小学校で- 夏美かを ...自由詩26*13-4-24
君の首_フレディの声巻きついて_ロジャーのスネア嫉妬に鳴いた- 北大路京 ...短歌213-4-23
カトケンを神と崇めた幼少期ひょうきん族は悪と教わり- 北大路京 ...短歌513-4-23
猫の子を貰って売ってまた貰う- 北大路京 ...俳句213-4-23
夜の翼- 梅昆布茶自由詩1313-4-23
こころのかけら- 梅昆布茶自由詩413-4-23
route14- 伊織自由詩4*13-4-22
つるりとせ- 石田とわ自由詩11*13-4-22
クロッカス- 砂木自由詩13*13-4-21
妄執- 梅昆布茶自由詩1613-4-21
王様とピエロ- 多紀自由詩20+*13-4-21
宿題の獲得- 吉岡ペペ ...自由詩313-4-21
新しい謎を見つけて残る鴨- 北大路京 ...俳句113-4-21
巫女が綺麗な神社どこですか- 北大路京 ...自由詩413-4-21
4年に1回おもしろいこと言います- 北大路京 ...自由詩613-4-21
ちっぽけな男- ただのみ ...自由詩13*13-4-21
虚無感。- 元親 ミ ...自由詩113-4-21
黒いシャボン玉- 元親 ミ ...自由詩313-4-21
命や- 梅昆布茶自由詩513-4-21
濁流- カルメン ...自由詩2*13-4-21
獲得数- 梅昆布茶自由詩613-4-21
主旋律- 梅昆布茶自由詩813-4-20
僕が飲んでいるもの- nonya自由詩18*13-4-20
ふわり- 鵜飼千代 ...自由詩15*13-4-20
あめんぼ- 石田とわ自由詩14*13-4-20
世間の香り- 吉岡ペペ ...自由詩713-4-19
単独行- ぎへいじ自由詩12*13-4-19
貝殻- 梅昆布茶自由詩513-4-19

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