主旋律
梅昆布茶
人生という背景に流れる雑多な出来事が奏でる
輝いてやや重苦しいときには燃え上がり
それは言わば副旋律の舞踏
略奪者は戦利品の花嫁を娶る
血みどろの殺戮の季節のあとに
戦士はしなやかないきものと暮らす
日々の軽やかないとなみ
そこにある慰謝を味わえばいいさ
ただそれだけで満たされてゆくものさ
君が主旋律を幸せに綴る日々を祈っているのだ
世界は伴奏にすぎないさ
君が歌わなければ世界はうたわない
君に微笑みがなければ世界は暗いのだ
君のもたらすものが主旋律さ
だから今日も歌って欲しいんだ
命や風の詩を
時や森や泉や涙や
空や鳥やこころの響きを
風にのせて欲しいんだ