閑散とした海辺のペンションのように

広々と逸脱した時が迎えてくれるのなら

片手間に解いてみるのも良い

この絡まった七色の意図を


だが

雨の指で打たれ続けることばは嘘
 ....
あたし ハイヒールの
似合う女になりたかった
白い開襟シャツのブラウスと
黒いタイトスカート
BLUE NOTE クール・ストラッティングの
レコードジャケットみたいな
美しい脚の女に憧れ ....
体脂肪100%グルメだし好きなもの食べ死んでかまわぬ 寝る時用のメガネ 蝶が 微笑う
ひらり 乾いた土に 舞い降りて
一人 泣いた

ふわり 細い川で 雨宿り
ボンゴレの お家が 心地良い

私は いずれ 
咀嚼される 運命

その前に 赤い唇
 ....
張り詰めたもの
鋭く一文字に空間を切り開く

切ないもの
鬱々とした恋の綱渡り

儚いものばっかりを見てはいけないのだけれど
儚さばかりが心のよすがだった

国家が機能しない病気の国 ....
美しい満月が浮かぶ今宵
僕を見ている黒

染まる 一羽の鴉
月光が黒い羽の上で輝く

「黒い鴉が僕を見てる。」
その僕の言葉と共に
僕も黒に染まった気がした

次の満月
僕は誰か ....
 
オラオラオラァ!

モダンで薄っぺらな靴なんて目じゃねぇ

ちびて薄汚れちゃぁいるが、これが歩み続けたおいらの勲章でぇ




 
春の曇り日

新聞紙みたいなホーム

電車を待つのは

ドラフト会議にかからなかった俺

だれかに会うため旅に出る


ナミダと童貞だけ乗せて

電車は鉄路を行くけれど

 ....
深紅の薔薇を投げた夜
いくつもの吐息をかさねていた

僕達の想いには名前がなかった
そんなもてあました悲しみが
僕達は好きだった

いくつもの季節を共有し
違和を閉じ込めた小箱を持って ....
走り出してから 周りを見つめたら
同じ速度のタイヤが 話しかけてくれるかも 知れない

止まっていた頃には 見えなかった 回転軸が
妙に 面白くて
互いに 笑いながら 進めるのかも知れない
 ....
最後の猫が死んだ
冬の夜に

耐え切れなかったのだ
冬の孤独に

私は春の真似事をして紙吹雪でとむらう
おまえにみせてやりたかったよ

桜が舞う空を
せめてこの世の美しい絵空事を
 ....
明日に何かが変わるそんな幼稚な占いをしてみたが

旅人、と言うにはあまりにも違和感を感じる
この翼
翔ぼうにも言葉が無い

昔、叱られた
送電線の一羽に孤独を感じてはいけないと
彼は孤 ....
突然に別れ話を切り出されマンジュウコワイまんじゅうこわい 魚編の漢字が好きだ
目から鱗という言葉が好きだ
逆鱗に触れるという言葉が好きだ
そして わたしの言葉を読んでくれるだろう そんな あなたが好きだ

回遊する魚のように
 ....
顔を上げて元気を出せ!
独りぼっちで淋しのか…
「路上で突然ですが、
果物買ってくれませんか?」
「さっきまで
そこで売っていたのですが、
少し残っちゃって」



立川駅の歩道橋の下で
前を歩いていた人に袖にされた、 ....
枯草の中に埋もれた 
名も無き花のつぼみが 
こちらに口を開いていた 

花の声に耳を澄ましていると 
自らのつぼみが 
開いてゆきそうな気がする 
たとえば

人は誰かを捨てるとき
オブラートに包んで
口に入れる
ゆっくりと嘘が溶けていくように

胃の腑に落ちた
真実の味が
逆流して口の中に溢れだしたとき
その苦さに顔をゆがめ ....
ぼくはやがて死ぬ

いや

パラレルワールドでのぼくは

もう死んでいるのかも知れない

いや

パラレルワールドでのぼくは

この世界のぼくとは

すこし違うひとなのかも ....
自分の手のひらを見て思うんだ。

僕に、何かが出来ないかなって。





この手で何か、人のために

作ったり

奏でたり

守ったり

描いたり
 ....
他愛もない小石につまずく

そのたびに

立ちどまり 足元をたしかめる

誰もが、平気でいきすぎる

そんな四角四面では 生きられませんよ 

それとも 私は、

ほんとうに詩 ....
毎週火曜日
下の娘のクラスにボランティアとして入っている

私が話すつたない英語でも
一生懸命に聞いてくれる
小学一年生の瞳には
一点の曇りも宿っていない

恐らくその瞳はまだ
本当 ....
心のなかに埋まっている この磁石が 
引き寄せる

たとえばそれが砂漠に転がっている石ころだろうとも
たとえばそれが海を漂う明日をも知れぬ泡だろうとも
たとえばそれが誰も見向きもしないような ....
残酷なギャングスター

銃口をむけながら

若いふたりと談笑している

こころでは泣いている

目では笑っている

顔では遠く考え込んでいる


みんな帰ってゆく

どこ ....
きらきら
きらきら

流星が夜を駆け抜ける

きらきら
きらきら

願い事を聞く前に消えていく

それは涙の様で

「消えないで」

静寂に包まれた深い闇に
流星は私を一 ....
またささやかな給料日が来て
しばしの間は
生き延びられそうだ

いっそのこと
草間弥生さんにでも出向してもらって
赤い水玉の流通する世界で生きていたい

部屋の隅のワゴンには読めない本 ....
小春は 咲いていた
いたいけな木枯らしに とまどいながらも 
茨の木も葉を落として
生まれた詩たちが 真っ裸になる この秋空に  あなたは

腹を満たすために
寒さから身をまもる ....
眠い……
最近 眠くて仕方ない

どうしたことだ
やらなければならないことは
山ほどあるのに……

それでも 眠い
眠くて 眠くて 堪らない

朝方の二度寝でこんな夢をみた

 ....
ふりだしはかろやかにはじまる

 雫が落ちてきた
 まどろんだ鼓膜の扉をたたく音
 あれは雨の歌
 いたづらに
 たのしげに
 むてっぽうに
 今日というちっぽけな空洞を響かせる

 ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
七色の意図- ただのみ ...自由詩17*12-11-26
【_ハイヒール_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-11-26
- 北大路京 ...短歌412-11-26
寝る時用のメガネ- 北大路京 ...自由詩7*12-11-26
況や_光をも- 藤鈴呼自由詩5*12-11-26
タイトロープ- 梅昆布茶自由詩1612-11-25
明月に- 柊 蒼衣自由詩412-11-24
オラオラオラァ!- 殿上 童自由詩24*12-11-24
ナミダと童貞- 吉岡ペペ ...自由詩212-11-23
デスペラード- 梅昆布茶自由詩3112-11-23
タイヤと一緒なら- 藤鈴呼自由詩5*12-11-23
絵空事- そらの珊 ...自由詩1712-11-23
心の旅- ぎへいじ自由詩14*12-11-23
突然- 北大路京 ...短歌4*12-11-23
ホッチキスでとめただけの簡単な詩集、でもそれを君は本と呼んで- るるりら自由詩23*12-11-23
自分へ- ぎへいじ携帯写真+ ...5*12-11-23
路上の野菜売り- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...17*12-11-22
花の声- 服部 剛自由詩612-11-22
【_遅延効果_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-11-22
ぼくがぼくであり続けること- 吉岡ペペ ...自由詩4+12-11-21
空のような、雲のような。そんな夢さ。- 元親 ミ ...自由詩17*12-11-21
「レモネ‐ド」- 月乃助自由詩5*12-11-21
50の瞳の輝き- 夏美かを ...自由詩17*12-11-21
磁石- そらの珊 ...自由詩21*12-11-21
寝場所- 吉岡ペペ ...自由詩512-11-21
流星- 柊 蒼衣自由詩4*12-11-20
弥生会計- 梅昆布茶自由詩612-11-20
動機- るるりら携帯写真+ ...11*12-11-20
【_夢判断_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-11-20
雨粒- そらの珊 ...自由詩1212-11-20

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