130520
いちぬけたぁ!
宙返りする鱗木の
目玉を刳り抜き目薬点せと
腹の木霊に殴られた
広々とした草原を見晴らせば
有袋類が跳んで行く
輪郭線を消しな ....
藪から棒に破れかぶれ敗れ去り
ピンからキリまで品も義理も欠いて生き延びて
ふふふと不敵な不満のわらい
ままよとマヨネーズおまんまにかけて
大変だあ鯛が怠慢で困るんだが
ひひひと狒々が悲観の呟 ....
朝露に濡れた草原を君と散策する大好きな時間は
僕の全細胞が君の存在を希求しているって感じるのさ
ブナの森は大地にしっかりと根づいて空に伸び上がっていてそして悠久を湛えているんだ
朝靄が僕らの ....
詩人そのものになりたい訳じゃなくて
詩人のように、自由に詩が書けたらいいなって
思っているだけなのです。
詩人になりたくて詩を綴る訳じゃなくて
あなたになんとかして、こ ....
ウソやないけど
ホンマでもない
アタイの 後ろ髪
サフランや天女の細い脹脛
ハリー・ポッター千回見ても魔法のかけかたワカラナイ
虹鱒やガラスのジェットコースター
さからう ゆだねる
かいなく よそごと
こらえて の こす
そしらぬ わたり
ひより びより さえずり ともし
むかえて ふりだす
くさむら やぶやら
あの日まあるい芝生でヒョウスケくんを待ったことをまるでさっきのことのようにアーヤは森の木々を見つめながら思い出していました
ヤンおばさんの家から飛び出したアーヤはまあるい芝生に向かって走りました
....
木々のむこうにひかりがのぞきはじめました
あのひかりの向こうがヒョウスケくんの家です
アーヤは早歩きになりました
転ばないようにアーヤは足もとを確認しました
あ、
アーヤはちいさな声をあげて ....
森のなかに入るときアーヤは緑のなかに突撃するみたいな気持ちになりました
だけどいきなり木々のねっこです
あたしは直線、ヒョウスケくんはたぶん遠回り、だから絶対、ヒョウスケくんに勝つんだ、
....
まあるい芝生のいちめんに水色の空からひかりが降りそそいでいます
アーヤはさっそく太陽を見上げ太陽が動く方向を見つめました
まあるい芝生のぐるりは森でした
森のなかにまあるい芝生がある ....
木々の大きなねっこがとおせんぼをしました
とおせんぼの木々のねっこをお母さんに渡された紙ぶくろを抱えたまままたぎました
最初の足がねっこを越えたときでした
悲しくて寂しい気持ちをアー ....
アーヤは森を眺めるのが大好きでした
森の甘い匂いがアーヤの鼻を撫でています
森のうえでは雲がぐんぐん姿をかえてゆきます
とうとう青空だけをのこして雲は見えなくなりました
森のや ....
黙っている待っている枯れながら百舌のように鳴きながら
歌はない光はないこの世界近似値で君に伝えようと思うんだ
比重を失った世界なんて羽根のようですまるで綿ぼこりみたいに見えます
でもね君が好 ....
からからのバッテリー乾涸びた空の青さを思うんだ
幻のアトランティスだってもうちょっとしっかり存在しているはずなんだ
蹴り上げた空き缶が乾いた音で転がってゆくのさ
指の数を数えて確かめる鏡を見 ....
僕の人生はなにで満たされているのか
空虚あるいは無意味な時間
それとも成熟した果実の様な退廃なのか
すっかり一人に慣れてしまって恋さえもわすれてしまった様だ
リュックを背負った男が山に登る ....
言論の自由の中で
わたしたちは饒舌な唖になる
会葬者の囁きにも指先を踊らせるが
本心は棺の中
乾き切った筆のように横たわっている
表現の自由の中で
わたしたちは着飾ったマネキンだ
禁 ....
{引用=
緑をゆらす
風は、なおらかに こんなにも
美しいものだから
少しばかり
すずろ歩き
季節をむさぼれば
不埒な 出会いが待っている
ちいさな 会釈
往 ....
次の冬のために
てぶくろを洗う
寒くなると
きまって血流障害を起こす
私のやわな指先を守るための
カバーたち
毛糸で編まれたもの
外国のお土産でもらった
ムートン製のグローブみたい ....
130517
4畳半神秘体験
なにそれ
冗談じゃありません
今すぐ帰らせてもらえませんかと言ったって
この長い行列の人達を放置しておいて帰れるもん ....
小さな
ぼくなら
海の近くから
人ごみにでては 浮かれた音楽を聴いたり
アメリカ映画ばかり
まるで
大人の挨拶のようにきみが呼ぶから
ぼくはきたけれど
いつにない星 ....
僕は隣人部の部員
立派に友達がいないんだ
一緒にお茶したり指相撲大会や野球拳や花札などを
誰とも楽しめないんだいっそのこと親兄弟も縁を切って生きようか
残念系の人間としては情けない良果である
....
君の白い指が好き手紙を書いたり電話をかけたり
ときどきみみたぶを摘まむ癖のある君の指が好き
苛立って乱暴に鍵盤を叩いたり上手に包丁を操ったり
水道の蛇口をひねる君の指が好き
ず ....
思わせぶりに哀しみを首から下げて同情を拾い集める卑しい心根
人の好意に素直に応えられずにそっぽを向いている臍曲がり
拗ねて見せれば彼女の気が引けると思っている浅はかさ
自分を顧みずに周りや環境の ....
こんなにちかく
腕が800メートルくらい伸びれば
額に手をおいてあげられる
首が800メートルくらい伸びれば
おつむであなたに甘えられる
300キロは無理だけど
8 ....
三輪車を 逆さにして
サドルを ペタンと地面に つけて
ペダルを おててでくるくるまわしながら
もうひとつの おててで 車輪に砂をかけて
しばらく くるくるまわして 突然叫ぶ
「ど ....
童貞のまま死ぬ
どこかで起きてる人口爆発
おまえの中学時代の詩集音読してやろうか
芦沢 恵さんのおすすめリスト
(5444)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
有鱗木
-
あおば
自由詩
7*
13-5-20
藪から蛇
-
梅昆布茶
自由詩
6
13-5-20
草原の輝き
-
梅昆布茶
自由詩
4
13-5-20
それは詩ではないと他人が言った。でもそれでも構わなかった。
-
元親 ミ ...
自由詩
4
13-5-20
後ろ髪
-
殿上 童
自由詩
17*
13-5-19
サフランや天女の細い脹脛(ふくらはぎ)
-
北大路京 ...
俳句
9
13-5-19
ハリー・ポッター【都々逸】
-
北大路京 ...
伝統定型各 ...
3
13-5-19
虹鱒やガラスのジェットコースター
-
北大路京 ...
俳句
2
13-5-19
むい
-
砂木
自由詩
12*
13-5-19
(最終回)アーヤと森とふしぎなひかり
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
4*
13-5-19
(5)アーヤと森とふしぎなひかり
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
2*
13-5-19
(4)アーヤと森とふしぎなひかり
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
2*
13-5-19
(3)アーヤと森とふしぎなひかり
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2*
13-5-19
(2)アーヤと森とふしぎなひかり
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2*
13-5-19
(1)アーヤと森とふしぎなひかり
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2*
13-5-19
静謐
-
梅昆布茶
自由詩
6
13-5-19
充電器が欲しいんだ
-
梅昆布茶
自由詩
7
13-5-19
実現されない夢について
-
梅昆布茶
自由詩
5
13-5-19
それは薄汚れた顔で笑っている
-
ただのみ ...
自由詩
19*
13-5-18
魚の子
-
月乃助
自由詩
12*
13-5-18
カバー
-
そらの珊 ...
自由詩
20*
13-5-18
鏡のなかの鏡—迷宮
-
あおば
自由詩
6*
13-5-17
砂の好きな海
-
乾 加津 ...
自由詩
16*
13-5-17
アップルパイを捜して
-
梅昆布茶
自由詩
6
13-5-16
指
-
梅昆布茶
自由詩
6
13-5-16
嫌な奴
-
梅昆布茶
自由詩
9*
13-5-16
こんなにちかく
-
吉岡ペペ ...
自由詩
6
13-5-16
美味しいね
-
るるりら
自由詩
19*
13-5-16
童貞のまま死ぬ_どこかで起きてる人口爆発
-
北大路京 ...
自由詩
1
13-5-15
おまえの中学時代の詩集音読してやろうか
-
北大路京 ...
自由詩
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