その肩に
いつも少年は
かなへびをのせていたので
私はそれが作り物だと思っていた
見慣れてしまうと
日常は背景になるので
誰もそれを指差したりはしなかった
私を見ても
誰も指差したりし ....
花八手腐った風が吹き抜ける 花八手烏の影を踏みし朝 押しくら饅頭カタギを気取る馬鹿 あなたが抱える孤独は

わたしによって規定されている

それをわたしはよく分かっているから

あなたは孤独ではないと伝えたい

わたしが抱える孤独は

あなたによって規定されている ....
高いところから何見てるのだろう

駿河湾の先の太平洋か

あの高さなら
地球の丸さはわかるだろうね

さすがに
僕のことはわからないだろうな
嫌な顔をした先生 でもフランクフルトを詩にしちゃいけない理由 なかった


いつの間に空箱になる ボンタンアメ 好物の似た大人と子供


欲しかった柔らかい胸で頬を埋めた 肌の ....
こころは洗濯できるものだろうか

いつもその時どきなりの

こころで生きれるように

できるものならば

天気の良い日に

やさしい風の中に

干してみたいものだ

何かの本で読んだ記憶

「大海原」を
アイヌ語では
「シャーンルルー」という

でも
いくら調べても
そんな事実は出てこない

出てくるのは

海は
シャーンルルー
 ....
葉を落とした蔦は陰鬱な妄想
囚われた家も人も沈黙を叫ぶかのよう
十一月は開けっ放しの箪笥
風や霙しか仕舞われていない空の空

冬は心の真中から始まる 
だがものごとの始まりは不明瞭 
 ....
煩わしいことから離れたくなるのは

自然なことか気まぐれか怠慢か

煩わしいことは元気をうばってゆく

煩わしいことはこの世をつまらなくさせる


紅葉が散るくらい

天気予報が ....
朝、外にでる
太陽を浴びて
風さえもすり抜けて
瞬間のみ全てを忘れる
受け入れるのか忘れるのか
同じことだ

タバコを吸う
記憶が駆け巡り

千の恵みだ
これこそサウザンハーベス ....
あぶらかたぶら

うなぎリベンジ

持ち合わせあのときなくて

きょうがリベンジ漱石四枚


すきまから風の音

うなぎの焼ける匂いない

なかなかうなぎ出て来やしない

 ....
小学5年の娘から
毎度毎度の
近況報告


あのね
ママが風邪ひいて寝込んでる
パパが心配するから
口止めされてたけど
メールは口じゃないから いいよね
だから
おみまいの メー ....
 木枯らしがいろどり集めさらいます頬を伝うは無色な涙


 秋だから人恋しくて鍋に浮く豆腐のようにゆらいで誘う


 街中をクレヨンで塗り準備する赤もいいけどここは黄色で


 ....
非常階段には
扉があって
内と外が隔てられている
内のものかといえば
そうでも非ず
外のものかというえば
そうでも非ず
非常のために作られた階段
日常では使われない
避難通路

 ....
{引用=
心の 光合成らしきものを
うしなった日


一人掛けのテーブルに
書置きをのこし
家出する




…そこは、街路のきえた荒地
枯れ葉が、錯乱したさき
風の音に ....
宇宙のさいしょの声

ぼくはここだよ

おそろしくひまだった

目立ちたかった

でも手っ取り早く目立ちたかった

だから

ぼくはここだよ

ビッグバン

宇宙のさい ....
どうしたものか
会話の平行線

結論が見えないので
この辺で
補助線を引こうか

取りあえず
二等辺三角形にしてみると

やっぱり
相似形だったね
五時間半のパートも毎日つづくと
腕も、足も、腰も痛くなって
お風呂上がりにはからだじゅうに 
星を貼って、寝ます
星は、
ツボとよばれるからだの黒点に貼るから
いくつか貼ると
わたしのか ....
取り違えられて人生が狂ったというひとに

病院側は3800万円の賠償金を支払わなくてはならないらしい

取り違えられたのは60年前

取り違えられていなければ中卒後働かなくてもよかったのだ ....
       生まれたね
       やさしい手で研がれ
       水をたっぷり
       ふっくらつやつやと
       今日は卵にしようか
       それとも納豆 ....
過ぎ去ったものの影を追わないで

思い出の名前を口にしないで

あの日を小瓶に閉じ込めないで


銀の魚は
網の目をくぐって
すべるように消えるもの


手から手へと渡ってゆく ....
膝下五センチのスカート丈
三つ折りの白い靴下
おかっぱに切りそろえた髪
私は校則通りの平凡な中学生

ふくらはぎ下までのスカート丈
伸ばしたままの靴下
パーマがかかった茶髪
そう、あな ....
Relative Numbers

2・777・909・1001・参33・0008
8812・壱・136・8812.

ウエノヨウナ道ヲタドッテ、今日モ
妻ト伝道シマシタ ....
教え子の耳たぶ噛むや背理法 酒煙草博打刺青冬の空 咳きや夜陰を照らすカノープス あともう少しと思うところで
火を止めるのよ
もう薪はくべなくていい
蓋をあけてはだめ
後は鍋ごとさめるのを
待つの
ゆっくりさめながら
ジャムはだんだんジャムになるから
リスの母さんは ....
青や
赤や
白で
例えすぎて
汚れた
それは
指先

すこし
ふれたら
名前がついた
もっと、
最初から
ふれていたら
色なんか
なくて
とうめい

いれたのに ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5450)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初雪- そらの珊 ...自由詩15*13-12-1
花八手腐った風が吹き抜ける- 北大路京 ...俳句313-12-1
花八手烏の影を踏みし朝- 北大路京 ...俳句113-12-1
押しくら饅頭カタギを気取る馬鹿- 北大路京 ...俳句213-12-1
伝えたい- 吉岡ペペ ...自由詩713-12-1
高いところから何見てるのだろう- ichirou携帯写真+ ...4*13-12-1
嘘の傷痕- 深水遊脚短歌5*13-12-1
太陽- 梅昆布茶自由詩25*13-12-1
海にいる僕はいま_シャーンルルー_している- ichirou自由詩9*13-12-1
裏表紙- ただのみ ...自由詩22*13-11-30
紅葉が散るくらい- 吉岡ペペ ...自由詩513-11-30
サウザンハーベスト- コバーン自由詩313-11-30
うなぎリベンジ- 吉岡ペペ ...自由詩613-11-30
笑い泣き- ichirou自由詩9*13-11-30
アイスクリームな夜- 石田とわ短歌16*13-11-30
【非常階段】_詩サークル「群青」11月の課題「非」への提出作 ...- そらの珊 ...自由詩1913-11-30
青いひつじ- 月乃助自由詩8*13-11-29
開KAIHOTSU発- 吉岡ペペ ...自由詩213-11-29
補助線- ichirou自由詩10*13-11-28
星座- たま自由詩35*13-11-28
人生- 吉岡ペペ ...自由詩513-11-28
生まれたての朝- 石田とわ自由詩15*13-11-28
季節- 梅昆布茶自由詩1513-11-27
さくら色の息吹- 夏美かを ...自由詩32*13-11-27
Relative_Numbers- 生田 稔自由詩213-11-27
教え子の耳たぶ噛むや背理法- 北大路京 ...俳句4*13-11-27
酒煙草博打刺青冬の空- 北大路京 ...俳句213-11-27
咳きや夜陰を照らすカノープス- 北大路京 ...俳句4*13-11-27
さめるまで- Lucy自由詩23*13-11-26
それは金属音に近い- 左屋百色自由詩10*13-11-26

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