【 Window 】

ブラインドを上げて
窓を大きく開けた
そこから新鮮な空気が流れ込んでくる

青い空 鳥の囀り 風の音
明るい陽の光 そこに希望があった
掌を伸ばせば届きそうな楽 ....
あなたのかたい頬
思いのほかやわらかくて
その冷やかな瞳にも
熱い涙は宿るのだが

心の奥深くに一つの扉があって
それは故郷へと繋がっている
絶対零度の沈黙
この地上の何よりも冷たい場 ....
赤い傘と赤い長靴を履いて
雨音を鳴らして
スキップをして
くるっと回って

「はーやくてんきになーれ」って
太陽さんにお願いするの

そうすればね
晴れにしてくれるんだよ

ねぇ ....
ほら
めかくしをすれば
大丈夫
この世の全てのかなしみを
わたしの手で
隠してあげる

あなたが
もういいよ、といったなら
指のすきまを開けましょう


目覚めて
しずしず ....
強さとは野蛮とは何

研ぎ澄まされた刃で誰を斬るのか

姑息な闇はもういいとおもった

死がもたらすものの方が正直だと

首を刎ね八つ裂きにしても僕は生きるのだろうか

キンメリア ....
僕の家の水道水には
カルキとカルマが含まれている

カルキは浄水器で
取り除けるかもしれないけれど

カルマはおいそれと
消えて無くなってはくれない

僕は毎朝
カルマで顔を洗 ....
橙を頭にのせてハイチーズ 家に帰って、腰を下ろし 
一才の周をだっこすれば 
小さいいのちの温もりが 
このお腹にあったかい 

この両手を 
短い足の膝下に組んで 
右に左に、ゆさり、ゆさり 

パパは君の ....
 おかあさんが家に電話して、おばあちゃんが元気そうだったから、このまま買い物に行くことになった。動きはじめた車の窓ガラスをいっぱいにあけて、わたしは猫又木山文化会館の三階をみあげたの。
 あっ、だれ ....
私は花を、あなたに渡す 
あなたの瞳に映る花 
私の瞳に映る花 
ふたりの間にひらく、喜びの花 
大晦日 日系スーパーまで高速を飛ばして 注文していたお節を2組取りに行く
太巻きとシアトル巻き、上の娘の好物のイクラの瓶詰と、
私しか食べない刺身も一緒に買う
「Japanese noodles ....
大好きな人よりも本当は
お弁当の方が好き

はっきり言ってももちろん愛は消えないさ
僕の方のね

でもさ愛がはっきり確かめられるんだ
たとえ見栄え悪くてもね

おかずはいいさはっきり ....
生徒はいないけれど、わたしは詩のせんせいなんだよと娘に言ったら、「わたしが生徒になるから詩を教えて」って言われて教えるものはないから書いたもの見せてって言った あなたと母が珈琲店

はっとする

痛みと愛しさにはっとする

いてもたってもいられなくなる


こころとからだを大切に

信じるちからを

萎めたくはなかったから


 ....
冬のさくらのようにひっそりと

車道のよこでいっぽんきり

幾人かの目を楽しませるように

だれも知らない星のように

届かなくても惨めでも良いから

明るく清く涼やかなさくら

ほんとにそれで悔いは ....
おっ 雪
景気は どうだい

見りゃあ分かるだーん
どかーんと絶好調よ


そうだな


まだ まだ


いや今日は もういいと思う


まだ まだあー


 ....
いま、音楽かけてるか?

ちらかってなんかないよ、星空を、ちらかってるなんて言うか?

ほんとうだよ、これはぼくとふたりだけの、ほんとうだよ、

でも、セロファン系のゴミや、キャップや、ま ....
暗黒の宇宙に漂う 青い星
四十六億年前に誕生した 小さな惑星
我らが地球 七十億の人類を乗せている

白い人 黒い人 黄色い人
国も習慣も宗教も違うけれど
みんな地球が育んだ生命なんだ
 ....
初富士を拝みに昇る歩道橋 年新たパジャマのままでローソンへ 年迎うもう一度君にプロポーズ 戦中・戦後を生き抜いた 
ある詩人が世を去った後 
長い足跡のつらなりと 
ひとすじの道の傍らに 
彼が種を蒔いていった花々が開き始める 

今迄の僕は 
別の場所で夢を求めていたが 
 ....
あみだで負けて お正月に当番の旦那さん
私は初日の出を夢の中で拝み 目を覚ます

御節のレシピを何度も見るが お付き合いで売買
田舎なのかテレビの特別番組が遠い

福袋買いに行こうか 透視 ....
初々しいと言えば
きこえはよいが
あのころの私はとても無知だった

結婚して初めて過ごす夫の実家でのお正月
おせちに「くわい」を炊くという
新種の宝石のような
淡い水色でつやつやの丸い物 ....
季節の車輪を転がしながら

時代の坂道下って降りて

さあ年の終わりと始まりのテープが切られました

あなたの目にはどんな時代が見えますか

世界は灰色にもバラ色にも染まります

 ....
 
世界平和なんて願わなくていい

家内安全、商売繁盛、合格祈願、恋人ができますように、何だっていい

目を見開き、そして願え!



 
窓のすき間から風は吹き 
グラスの筒に包まれた 
ぼやけた蝋燭の灯は 
世を去ったあなたの魂となり
赤々と燃えています 

なにかを囁いているように―
あの日の歌の調べのように―
躍動 ....
フロントガラスの前に広がる 
いちめんの里芋畑で大きい葉群が 
わらわら踊ってる 

ここは、公園の駐車場。 
ベートーヴェンの協奏曲が 
カーラジオから 
生真面目で軽快なヴァイオリン ....
ブラ紐なおす白い手がある ゆっくり湯を沸かし



大きな器に ひとかきの飯を入れ

わずかばかりの具を入れて 雑炊をすする

これで いい
大晦日の朝は これでいい
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_Window_】- 泡沫恋歌自由詩15*13-1-5
黒髪彗星- ただのみ ...自由詩20+*13-1-4
あーしたてんきになーれ- 柊 蒼衣自由詩313-1-4
めかくし- そらの珊 ...自由詩1413-1-4
バーバリアン- 梅昆布茶自由詩1313-1-4
カルマ- nonya自由詩29*13-1-3
- 北大路京 ...俳句413-1-3
あたらしい歌_- 服部 剛自由詩7*13-1-3
あずきの恋人_(連載⑦)- たま散文(批評 ...13*13-1-3
日々の花束_- 服部 剛自由詩3*13-1-3
はちゃめちゃな年越し- 夏美かを ...自由詩28*13-1-3
お弁当ってとっても- 梅昆布茶自由詩2013-1-3
詩の先生- 鵜飼千代 ...自由詩15*13-1-3
珈琲店- 吉岡ペペ ...自由詩213-1-2
冬のさくら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...113-1-2
まだまだあー- ぎへいじ自由詩14*13-1-2
音楽- 吉岡ペペ ...自由詩413-1-1
【_地球_】- 泡沫恋歌自由詩15*13-1-1
初富士- 北大路京 ...俳句713-1-1
年新た- 北大路京 ...俳句413-1-1
年迎う- 北大路京 ...俳句313-1-1
夢の署名_- 服部 剛自由詩10*13-1-1
日常の幕開け- 朝焼彩茜 ...自由詩1513-1-1
くわい- そらの珊 ...自由詩30*13-1-1
2013年_新年に思うこと- ただのみ ...自由詩24*13-1-1
初詣- 殿上 童自由詩19*12-12-31
聖夜_- 服部 剛自由詩312-12-31
みどりの言葉_- 服部 剛自由詩612-12-31
ブラ紐なおす白い手がある- 北大路京 ...自由詩412-12-31
大晦日の朝(こころ)- ぎへいじ自由詩10*12-12-31

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