東の空のしたで彼女が孫と祈っている

彼女は自分のために祈ったことがない

だからぼくが代わりに祈り守ってゆく


同じ時間よ

それだけが

欲しかった

同じ空間よ

 ....
{引用=
 うつむいてばかりいて、
気づきませんでした



 見あげると
すべてを忘れさせてくれる 秋の空がありました
ぬけるような碧の その広がりは
人の小ささを教えてくれるため ....
秋という字に
小さな火がともっている

稲穂が黄金色に実ると
満月の夜
野うさぎが
提灯に火を入れて回る

秋という字が
お月さまからもよく見えるように
ふわふわの毛布に
くるまって寝ると
夜の間に地球は冷えていき
私は
発熱する生き物になっていた

産み落とされた卵は
人生を優しく促されるように
あたためられ
私の ひよこは知る
 ....
喧噪から 離れて
天空に 来たような 感覚だった

見上げれば
組み込まれた
幾つもの 冷たい棒グラフが
赤い糸を 探して
押しくらまんじゅう しているんだ

天空の城
ああ  ....
知らない世界へダイブ
貴方と恋したい
現実と理想を
行き交い
現実に引き戻される

宿題をセッセと解き
いつでもすぐ隣で
恋したい
Dream comes true!
信じてみよう ....
神様なんでぼくばっかり

願い事を叶えてくれるの

ぼくがなにをしたって言うの?

神様なんでぼくばっかり

生命力を与えてくれるの

ぼくがなにをしたって言うの?


ぴかぴかに磨かれた

ぼくはま ....
いきることは痕跡をのこすことって残される僕にきみの言う

ろくに二人であるくこともなかったこの街が最後の思い出になるね

子供たちの方がおとなだったって思っているさ今でもそしてありがとう

 ....
点と点繋がらないできた時効ポトリと落ちる悔しい涙 秋のひかりと血潮の影に

私のゆびさきが染まっている

雲がきれいだ

貴女のようだ

秋と私は漢字が似ている

水色の匂いだ

貴女の匂いだ

秋のひかりと血潮の影に
 ....
鳥取砂丘を見ると
頭の中でハミングしてしまう曲がある
 {引用=月の沙漠をはるばると
旅のらくだが行きました}
異国の世界を唄った
この童謡が小さい時から好きだった

よく「月の砂漠 ....
旅の途中で
人間という乗り物を選んだ時
わたしは
翼を捨てた

翔ぶ力を失うことと引き換えに
それに見合うだろうと
思える力を
もらったはずだった

後悔はしてないが
時々背中に ....
果てのない母なる海よ琵琶の湖よ すべてを生んで すべてを愛す 人はそれぞれの会社と、契約する。 
もっと大事な、契約があるかもしれない。 

五感を越えた 
こころの{ルビ襞=ひだ}に沁み渡る 
天の声 

(あなたに託された夢を、吟味せよ――)  ....
前衛的という言葉でのりきる 浮かぶ白い半月

黄昏れいろをふくんで

風たなびく青空

金木犀の香が懐かしい


バケツに水を注ぐ

その音がこの世を映している

秋の墓参り日和だ


浮かぶ白い ....
母の作る
遠足のお弁当
いつでもそこには
りんごのうさぎ

黄色い躯体に
赤い耳

役に立たない耳の端(は)を
世界に
ぴん、とそばだてて

ああ
君がい ....
ポケットにベルリンの壁しのばせて見えない壁はどう壊すの?と

永遠に君が異国に住もうとも隣でぼくは息をしている

ゆく雲が片割れならばつかまえて終わりにしよう鬼ごっこ

空だって境界線を描 ....
心が弱っているときは
余計なことが
 (巧妙に隠された冷たさとか)
見えてしまう
それで勝手に
傷ついたりする

心が弱っているときは
余分なことを
 (キャラメルのおまけとか)
 ....
遠い海を思う日
すべての手足が色あせて見えた
博物館に展示された金飾の棺のように
自我という幻が何かを閉じ込めているようだ

風化させるままに人生を問えば
その答えもまたかさこそと音をたて ....
ファミレスを出ると

夜空に月を探していた

月明かりのそばで

いくつかの星が鳴いていた


車に乗り込み目を閉じた

あなたが眠る窓辺にも

秋の虫たちの鳴き声が

楽しく響いているだろう


フ ....
今日 一つの悪意がとぐろを巻いていた

子供の頃に見た陰鬱な景色のよう
すべてが蠢く暗号のように

見慣れた街並みがそのまま
仄暗い陽炎にゆがむ悪夢のように

今日 一つの悪意がとぐろ ....
これ以上褒めないで、と言うのは

ぼくが褒めたひとの周りのひとたちだ

怒ったぶんだけ褒めるようにしているのだが

ぼくが褒めてしまうとそれで満足してしまうらしい

だから

これ ....
出がけにかがんだ拍子に
傘立てをひっくり返してしまった
ありゃりゃ
傘の柄がポケットにしがみついている

学童用の黄色い傘
自転車通学している
中学生になった子供のものだったが
そうい ....
悲惨防止フィルム 僕の中の水
君の中の魚

穏やかな流れにさえ
魚はとどまらない

僕の中の土
君の中の花

地面に黒い影を落として
花は咲き誇る

僕の中の空
君の中の鳥

どんなに ....
愛に溢れた社会
命を大切にして
お金等いらない
食べるだけ稼ぎ
世の中が綺麗で

苦しみを分かち
理解に溢れてる
すぐ近くにある
綺麗な自然達と
働き者の仲間達

森林の様であ ....
この粗末な杖で
渓谷の深さを探りながら
対岸に渡り
平らな岩の上に荷物を置いた

紅葉は始まったばかりで

枝は葉を乗せて
上下に ゆったりと揺れ

葉は揺れながら 左右に小刻 ....
いつもMDのラフマニノフは家に帰ると鳴りっぱなしで乾いた道と渇いた人にちょっと疲れた心をなぐさめてくれるのだが。
現実派ではもともと無いのではあるが独りの家計はあらためて可処分所得の少なさをしっかり ....
光る高速のアスファルト

朝日に黄昏れている

あたらしくて古い秋の彫刻

朝日に思い出している

コンサートは暗闇と人いきれ

朝日にひとが歌っている


なつかしい

 ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
彼女が孫と- 吉岡ペペ ...自由詩1212-10-10
**_/紅葉/希望/夢/私- 月乃助自由詩15*12-10-10
秋という字- そらの珊 ...自由詩14*12-10-10
夜に卵をあたためて- そらの珊 ...自由詩10*12-10-10
止まる機会- 藤鈴呼自由詩4*12-10-10
宇宙へダイブ- ペポパン ...自由詩13*12-10-10
とげだらけの人生に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...112-10-9
痕跡- 梅昆布茶短歌912-10-9
- 北大路京 ...短歌912-10-9
雲がきれいだ- 吉岡ペペ ...自由詩1412-10-9
【_砂丘_—_雑記帳_—_】- 泡沫恋歌自由詩13*12-10-9
肩甲骨- そらの珊 ...自由詩20*12-10-9
- 北大路京 ...短歌612-10-8
契約_- 服部 剛自由詩512-10-8
前衛的という言葉でのりきる- 北大路京 ...自由詩1612-10-8
秋の日和- 吉岡ペペ ...自由詩912-10-8
りんごうさぎ- umineko自由詩28*12-10-8
ぼくたちはもともとひとつだった- そらの珊 ...短歌6*12-10-8
金木犀- そらの珊 ...自由詩15*12-10-8
世界のなまえ- 梅昆布茶自由詩1912-10-8
いくつかの星と秋の虫たち- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-10-8
今日_一つの悪意がとぐろを巻いていた- ただのみ ...自由詩19*12-10-7
褒めないで- 吉岡ペペ ...自由詩312-10-7
淋しい傘- そらの珊 ...自由詩14*12-10-7
悲惨防止フィルム- 北大路京 ...自由詩512-10-7
さよなら- nonya自由詩21*12-10-7
想像してご覧!- ペポパン ...自由詩11*12-10-6
落葉- ぎへいじ自由詩15*12-10-6
生活者のうた- 梅昆布茶散文(批評 ...21*12-10-6
いとしい- 吉岡ペペ ...自由詩512-10-6

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