めまいがする

にじんでいる

なみだがとまらない

さけびたいのに

おれのせいなのに


こころなんて蟻さ

きよらで柔らかな生き物に

知らぬまに踏み潰されている
 ....
撹拌されて
まじりあう
フラスコの中の
時間が
わらわらと踊っている

次第に
重さを帯びた幸せは
底で沈殿する

浮かびあがる
透明な
うわずみ
      暑い暑いと胸元はだけ
      えりあし抜いて横座り
      片手で団扇あおぎつつ
      茗荷の香る素麺すする
      今さら色気もなかろうに
    ....
 
福の種をききながら、ビールをぐびぐび

柿の種を、一粒、二粒、

あれあれ、福の種未満に見えてきたよ




*YouTube 福の種 (チャクラ)
 http://www. ....
喉元を過ぎた熱さは
記憶の端に刻まれることもなく
ボトル半分の濁り水とともに
朝焼けの彼方に消えていく

問題と解答を丸暗記するだけの
退屈な学習にも飽きて
何度も同じ過ちを繰り返し ....
人気薄好位追走から直線馬群を割って差し切って勝ち 満塁で走者一掃タイムリー打てるようなら独身じゃない 妄想も思い出にしている アンコールのためのステージがある     おとこに捨てられた、
    だからノラ猫になった
    夜空をみあげにゃあと啼いては
    まんまるお目目に三日月うつし
    うろついた夜の街には
    千鳥足の奴らがい ....
読みきれない程の本たちの 眠り眠ってる図書館で

そうね、壁は紫がいいわ 綺羅綺羅してるの、ライラック色

甘くて甘いアカシアの 薫りに溺れるその広間

私は独り、泣いて笑って 踊 ....
妻はかなし今朝荷をもちてクリスチャン学校へ赴けり

讃美歌は奏でる愛と希望の贈り物をもて

妻出かく歓びつつあとの寂しさを思えば空し

青い朝顔五つ咲き光さす窓辺に似つかわしき今朝よ
世を忍ぶ仮の姿や冷汁 亡き母の生まれ変わりかアカイエカ 力、強すぎませんか?


































 ....
きみのゆかた姿が見たくって 誘った夏の金魚花火 まつりの雑踏の中に 大好きなきみのうなじ

手と手をつないでぶらぶら歩く でも知ってるんだ きみが想いをよせてるひとは俺じゃないって

いとしの ....
      あつい雲に夜空は覆われ
      月の光がとどきません
      それでも夜空をみあげ
      かすかな光を探すのです
      愛を謡う千の夜がありました
    ....
阪神野球チケット

神宮球場野球チケット

甲子園かと思ってしまった

ぬかよろこび

めがよろこび

阪神野球チケット

神宮球場野球チケット

甲子園かと思ってしまった ....
幼い子供達とはあまり遊んだことがなかった 家のローンがのしかかっていた

人生でもっとも不要なもののために 一番大切なものをないがしろにしていた

時代の風は遥か家族の上空を吹き過ぎて行ったさ ....
ぼくはさびしくなんか

ぼくはむなしくなんか

ないよ

なし崩しでいいじゃん

つぎはぎだらけでいいじゃん

どうせみんな

脳をだまして生きてんだ

脳だまされて生きて ....
夏の葉がそのままの

あめあがりのみどりに

あたたかく包まれながら

夜の遊歩道をたどる

いい匂い

みぎめのほうが

いい匂い

柔らかくしかさわれなかった

ぬ ....
生後数ヶ月で両目を摘出してから 
声と言葉を発しなくなった彼女は 
木の世界の土壌に根を下ろし 
大人になってゆきました 

ある日、遠くから来た旅人は 
人に話せぬ深い悩みを打ち明け 
 ....
僕がある記事を書いて 
入ったお金を 
そのままぽんと、妻に渡そう。 

なぜなら妻は、もうすぐ2歳の周を抱えつつ 
僕の書いた原稿を活字に打ってくれたり 
郵便ポストに入れたり
手づく ....
憂いでも
蔑むな

笑っても
嘲るな

怒っても
憎悪を飼うな

泣いても
己ばかりを憐れむな

楽しめ存分に
できることなら誰かと一緒に

叫べ
耳は塞がずに
 ....
{引用=
文月二十日
 解剖のひつようもなく
 わたしの うちに
 命の 砂時計の残りをたしかめる日


オメデトウ 
 オメデトウ


神々が休むことのないように
 あゆみを ....
真夜中に水を打つ音が響く 銀河を泳ぐ魚だ 闇と光のはざまを 滑らかに泳ぐ生き物

それは大宇宙の命の迸り 新しい生命を育む 循環だ

オーロラに彩られ 奴らは泳いでゆく

生命の慈し ....
星降る夜に
ノクターンを
あなたと並んで
聴いている

深い漆黒の風
灯りは湖の漣だけの
ショパンが
似合いすぎる時間

千回目のメールの後に
やっと会えた二人
だから ....
銀月夜の人魚

ほろほろとほろほろと波打ち際で泣いていた 人魚は何が哀しくて 月夜の浜でひそやかに

恋の痛みもありましょう 生きる辛さもありましょう こっそり夜風に伝えましょう

誰に涙 ....
    

     焦げつくほどの灼熱の道
     このまま歩いて行けるだろうか
     じりじりと焼かれ続け
     息絶えてしまうのではなかろうか
     あぁ、それでも
 ....
 
忘れもん、いっぱいしてきたなぁ

でも、どうせやったら

この涙もどっかで忘れてきたかったなぁ



 
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こころなんて蟻さ- 吉岡ペペ ...自由詩813-7-30
うわずみ- そらの珊 ...自由詩16*13-7-29
夕涼みには向かない女- 石田とわ自由詩13*13-7-29
福の種をききながら- 殿上 童自由詩7*13-7-28
回転木馬- nonya自由詩20*13-7-27
人気薄好位追走から直線馬群を割って差し切って勝ち- 北大路京 ...短歌213-7-27
満塁で走者一掃タイムリー打てるようなら独身じゃない- 北大路京 ...短歌4*13-7-27
妄想も思い出にしている- 北大路京 ...自由詩1513-7-27
アンコールのためのステージがある- 北大路京 ...自由詩313-7-27
ノラ猫の歌- 石田とわ自由詩20*13-7-27
彼方の孤城- カンナ自由詩713-7-26
七月二十六日- 生田 稔短歌413-7-26
世を忍ぶ仮の姿や冷汁- 北大路京 ...俳句113-7-26
亡き母の生まれ変わりかアカイエカ- 北大路京 ...俳句313-7-26
痕跡(のこりもの)- 世江自由詩213-7-25
金魚花火- 梅昆布茶自由詩1213-7-25
月光- 石田とわ自由詩16*13-7-25
野球チケット- 吉岡ペペ ...自由詩213-7-25
家族の肖像- 梅昆布茶自由詩1213-7-24
ぼくは- 吉岡ペペ ...自由詩413-7-24
あめあがりのみどりに- 吉岡ペペ ...自由詩313-7-23
木のひと_- 服部 剛自由詩1013-7-23
聖銭(ひじりぜに)__- 服部 剛自由詩313-7-23
政治家にはなりたくない- ただのみ ...自由詩18*13-7-23
文月の紙ひこうき- 月乃助自由詩13*13-7-23
天空の魚- 梅昆布茶自由詩913-7-23
星ノソネット- 乱太郎自由詩1913-7-22
銀の月夜の浜辺には- 梅昆布茶自由詩913-7-22
夏おんな- 石田とわ自由詩17*13-7-22
忘れもん- 殿上 童自由詩16*13-7-21

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