不器用なマジシャンの指握り鮓 耳をすませばに耳をすませなかった

あの歌をきくと

すべてがあなたに包まれてしまうから

だから

耳をすませばに耳をすませなかった


耳をすませば

ぼくのたましいは弾 ....
日比谷線はいう、秋葉原、小伝馬町、人形町、人形とは「ひとがた」、エレキテルな水平移動の装置から視神経に憑りつく駅名は、脳のどこかの襞裏で痺れ、角砂糖のように崩れ、蟻の行進に流れてゆく、投げ返してくる、 .... {引用= 
 谷の戸に
雨景の万華鏡をのぞけば 幾何学の
狂い咲く色のはざまに
あのときのアマガエルが いました


 肩をはじく雨の
その中を走るのが、好きだと
狂人のように喜びな ....
ギターは女のよう 心をこめなければ響かない
ギタリストはやわではいけないんだ 夜は長い

ときにしくじる事もあるさ ときにはね
でもねインプロビゼーションは最高 もう漏れそうだぜ

雨上が ....
   一筋の糸のように
   あとからあとから
              
    繋がっている

   連れてくるのだ
   思いだせない何かたちを

   そんな蜘蛛 ....
いつもその日一日生きれればいいとおもっている 多くは望まない
望んでも身の丈に沿わないものは無駄になるだけ 誰かに進呈しよう

身の丈に合わない結婚生活のなかで似合わない幸せを願った事もあった ....
圧縮された白い時間が
空に取り付けられた
タイマー仕掛けで吹き出した
入道雲

あなたが使うシェービングクリームみたいだ
毎日せっせと伸びるヒゲ
剃っても剃っても
誤作動せずに
めげ ....
ポプラが空を掴む
悲しみにざわめきながら
母の袖を引く幼子のように

風の指先がかき分ける
激しく 優しく
トランスする巨人たち

幾千万の囁き
言の葉は巻貝を廻る
古の涙から ....
はやく行きたいな

夕方に行きたいな


暖簾をくぐればほのかな木の匂い

カウンターの香ばしいひかり

ほのぼのとした血の匂い

いい感じで湿っている

やっぱりぼくはここが好きだ

神田三州屋がや ....
ウハって

穴をのぞいて

エって

みあげたら空
竜骨座の主星カノープス 大小のマゼラン星雲 月に遊ぶ人魚 南天の星々は僕を魅惑する

散文的な日常 それも嫌いではないのだが 僕はほんらい空の生き物らしい

ただ地上では羽をもがれたバッタのよ ....
少し横顔を見せただけで
思わせぶりに去っていく夏

雨が 家々のトタン屋根から
ライラックの葉の一枚一枚から
信号機の黒ずんだカバーから
夏を洗っていく

雨が 夜更け ....
ぼくは

命なのだろうか

魂なのだろうか

心なのだろうか

精神なのだろうか

それをいつか感じられたら


ビジネスで

文学で

愛で

ぼくたちで

 ....
ひたひたと
ありったけの水を吸い上げ
あおく 
あかく
丸く
咲く

装飾花は結実しない
ただ
水をひたらせる

小雨
大雨
さみだれ
にわか雨
夕立ち
根拠のない憂鬱 ....
谷中ぎんざの通りには 
石段に腰を下ろした 
紫の髪のお婆さんが 
せんべいを割り 
群がる鳩に蒔いていた。 

向かいの屋台は 
木の玩具屋で、おじさんは
「ほれっ」とベーゴマを   ....
私は人に、まかせます。 
一つの大事なお仕事を。 

おまかせするということは 
人のこころにいらっしゃる 
神におまかせすることです。 

そうして神のお返事は 
日々、目の前にあら ....
雨が硝子を 舐めるので
時間すら 舐めまわすので
歩くことの意味や 進むことの意味も舐めるので
この世界には もう 紫陽花しかありません

飴細工のように 雨に舐められて
窓の向こう ....
ねこのまねした石をみつけて

いしのまねして
ねころんで

こかげからとかげがでてきて
たんかきって

マッチすって
ランプこすって
さっぱり
魔法はさびてて

そうだ
ソーダ
のもう
 
手をつなごうか

心をつなごうか


ねっ



 
彼女さえ太ってなけりゃ夏の海 キョンシーをプールに落とし蜻蛉の子 梅雨冷えの深紫の注射あと 泣きたければ泣けばいいさ

泣かないですむ人生なんて

たぶんきっとぜったいない

だからという訳ではないけれど

泣きたければ泣けばいいさ

泣かないですむ人生なんて

たぶんきっとぜったいない

 ....
トウキビの葉がゆれている
昨夜の雨に濡れたまま
まだ膝くらいの高さだが
すぐに背丈ほどにもなるだろう

トウキビはうまい だが
そんなに食べたいとは思わない
年に一度も食べられれば十分だ ....
ポーチュラカって なんだか いいよね 
ポーレシカポーレ みたいで さあ
ポーチュラカって 日照りに強い花だよね
ポーレシカポーレ は ロシアだけどさ

沖縄って なんだか いいよね ....
つぎはぎだらけの人生さ

いまってヤツに

みらいもかこも引きずり込んで

さりげなく何があろうと

今がベスト

くらべるものなんてない

今がベスト

つぎはぎだらけの人生さ

いまってヤツに

 ....
あなたを見る

あなたの助けを借りて

ぼくはぼくのイメージを追う


あなたと触れあうすべてのちからで

ぼくはぼくのイメージを追っている

離れるたびトイレで先を拭いながら
 ....
いつ世界が終ってもいいように生きるのが大人のたしなみ
例えば手を繋いで歩いているこの瞬間が永遠に続いていてほしいと言ったら
それは違うと怒られそうだけど


このひとと一緒に消えてしまうので ....
{引用=
さだめらしき願いを ひとつ知りました


六月の
嵐にひかえる空は
細心のあやうい平衡と ためらいに似た心地なさを {ルビ具=よろ}う


見あげれば
流れは岩にわかれ
 ....
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不器用なマジシャンの指握り鮓- 北大路京 ...俳句113-6-28
耳をすませば- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-6-28
日本橋人形町- 乾 加津 ...自由詩9*13-6-28
貧しい詩人- 月乃助自由詩11*13-6-28
ギタリスト- 梅昆布茶自由詩1513-6-28
絡みつく雨- 石田とわ自由詩16+*13-6-28
その日暮らしの手帳- 梅昆布茶自由詩913-6-27
アンテナ- そらの珊 ...自由詩16*13-6-27
風と踊るもの- ただのみ ...自由詩19*13-6-26
夕方に行きたいな- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-6-26
カロやかに加えるように文字をかいてみる_ - 阿ト理恵自由詩11*13-6-26
南十字星- 梅昆布茶自由詩1413-6-26
夏の横顔- Lucy自由詩22*13-6-25
ビジネスで文学で- 吉岡ペペ ...自由詩613-6-25
水の器- そらの珊 ...自由詩17*13-6-25
谷中日和__- 服部 剛自由詩1013-6-24
まかせる_- 服部 剛自由詩213-6-24
紫陽花と砂糖菓子の関係- るるりら自由詩26*13-6-24
きみとはねむるまえにおもいうかべることがおなじだった - 阿ト理恵自由詩9*13-6-24
ねっ- 殿上 童自由詩18*13-6-23
彼女さえ太ってなけりゃ夏の海- 北大路京 ...俳句613-6-23
キョンシーをプールに落とし蜻蛉の子- 北大路京 ...俳句313-6-23
梅雨冷えの深紫の注射あと- 北大路京 ...俳句313-6-23
泣きたければ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-6-23
とうきび- ただのみ ...自由詩20*13-6-23
そしらぬ風- るるりら自由詩13*13-6-23
ちょうしはどうだい- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-6-23
あなたを見る- 吉岡ペペ ...自由詩413-6-23
ワールドエンド- 伊織自由詩6*13-6-22
子午線をこえる風- 月乃助自由詩15*13-6-22

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