影は次々と
落ちてきて
重なって
離れて
あおい時間も
ふじいろの空間も
あなたの指で
押し広げられて
そんなふうにして
世界はできあがり
あなたが残した
古い写真の
風景 ....
なにもない
雪だけの原を歩く
目の前の白
後ろに点々と足跡だけが残る

まるで世界に
自分だけがとり残されたような感覚
孤独の影が走る


ドサリ、と音がする
木から雪でも落ちた ....
こんなふうに
穏やかに
労りながら
暮らしていけると思ったやさきに

何の前触れもなく溶岩のように
吹き上がる
怒りを
とどめようもなくぶつけてしまった

慎重に
優しく積み上げ ....
うちには時計が大小20以上はある

掛け時計 置時計 目覚まし時計
腕時計 携帯電話の時計 PCの時計
給湯器の時計 ファックスの時計 
炊飯器にも時計が付いてる

時計が多過ぎてうんざ ....
 
知らないほどに、人は愚かで

知るほどに、人は悪く

けっきょく救われヘンのやなぁ



 
灯りをつける ままの指影
笑われに 風 戸に止まる

はかれる継ぎ目 キラら酔
のぞく帆三日月 黒河蔵海

折鶴といて 折り痕ぬぐう
灯りを消したままの指守り
こんな日は
決まって風が泣く

弔いはもう済ませたというのに

細い通路に
冬という冬が
我もわれもと押し寄せて
ひゅうう ひゅううと
うなるのだ

夢遊病者のように
あの音を ....
歴史は妄想の彼方にある
現実は忘却の中にある
未来は脳髄の何処かにある
いずれにしても無関心であることが肝要だ

冬の季(とき)、春に焦がれ
春の季(とき)、夏を熱望し
夏の季(とき)、 ....
僕は一日、働いて
妻は入院中の周を日がな看病した後
落ちあった、ファミリーレストランの、夕の食卓。

「今日は俺が運転するから、たまには飲みなよ」
「え、ほんとう?」

つい先ほどまでは ....
今朝はとても寒かったので
まだ暖まらない寒い部屋で
温かいインスタントスープを飲もうとしたら
スプーンがものすごく冷たくてびっくりした

そういえば

15年程前
仙台のホテルでの夕食 ....
福耳の貧乏神はそのうちに福の神へと変わると思う 夕東風のUFOを呼ぶセレモニー 雪を被った針葉樹の臍あたり
ふっくりと一羽の雀
小さな瞳に世界を映す
やがて薄曇りの向こう儚げに
手招きをする太陽へと飛び去って
小さな黒点となり
視界から消えた

わたしの煤けた ....
雪が降り積もる
形の上に
形のままに

雪が降り積もる
同じ重さで
同じ冷たさで

人の想いは
あまねく
くまなく
降り積もることはない

人の想いは
違った重さで
 ....
 ましろな朝。静かな朝。まだ誰も踏んでいない雪はどこまでも、白い。

「雪とけて 村いっぱいの 子どもかな」小林一茶

 雪玉を投げ合う無邪気な子どもたちをみつめるまなざしのなんて優しいこと。 ....
雪はライトに照らされて

数千万の点の直線になる

雨よりストップモーションで

風より自由はないようで

そんな光景を外に置きながら

ひとり畳のうえでうたた寝をする


 ....
まず、膝を使わないこと

都のお姫様になったように

地を這うように摺り足で進むこと

けれど、決して出すぎずに

つまさきに少し力を込めながら

出る杭が打たれないようにすること ....
あゝ薔薇が咲きました
昨日までは蕾であったのに

馬鹿だね 何もこんな寒い日を
選んで咲くことないのに

小学校から知っている息子の友達は自衛隊に入隊するといいます
有事の際には戦うので ....
パン祭り 春の季語にはなりませんかね? 北大路京介さん 一見汚い泥であっても
視野を狭くしていくと
そこには
純水や二酸化硅素の結晶がキラキラしている
時にはレア・メタルのような高付加価値物質もある

でも僕の視野では
地面にある泥にしか ....
丘をのぼってまたひとりになったならそこには
すがすがしい空気の夕暮れが凛としてあるのだ

街の喧騒が遠くでささやくように聞こえても
揺るがずにきちんとたたずんでいるものに逢いたかった

自 ....
第一印象が大事なのよ
理屈で乗り越えたなんて言っても
後で失望すんのが落ちなの

どう見ても怪しいだろ
さむらごうちの
ひげごうち
ぱいぽぱいぽ
ぱいぽのしゅーりんがん
しゅーりんが ....
信じていたのに
さびしいよ
そんなことしないと思ってた

いや
そうじゃない

そんなことするんなら
正直に言って欲しかった

でもわかるよ
正直に言えなかったのは
僕に対する ....
宇多田ヒカルで思い出す

25年くらいまえ

学生のバーテンダーがいました

アルバイトでした

常連の女の子がいました

その娘はマスターと付き合っていたのかも知れません

 ....
雪祭りで賑わう
地下街をあるいていた

柱の影から目の前に現れた人物が一瞬父かと思った
現実の父より
かなり若いし
実際の父は
病院のベッドで
寝たきりだと
すぐに気づいた

似 ....
冬景色 北国生まれじゃないけれど懐かしいわぁ今日は湯豆腐

かつをぶし削って薫る郷愁は年経るごとに熟成します

水仙をたどれば春はつながるよ ふるさとの土 温かい風

手作りの竹馬結局乗れ ....
京菜喰う自称サブカル女子ミツコ 抗鬱剤ザクリザクリと切る水菜 痩烏さらに闇へと堕ちにけり    ザクッザクッ・・・と霜柱
   冬を踏みつぶしていく・・・快感♡





                          2014/02/06
芦沢 恵さんのおすすめリスト(5458)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
地の星- 壮佑自由詩22*14-2-10
_雪原の足跡_- 小林螢太自由詩14*14-2-10
溶岩- Lucy自由詩14*14-2-10
【_時計_】- 泡沫恋歌自由詩17*14-2-10
けっきょく- 殿上 童自由詩11*14-2-10
くくる_宵_- 砂木自由詩9*14-2-9
もがりぶえ- そらの珊 ...自由詩20*14-2-9
近頃- ……とあ ...自由詩9*14-2-8
歪んだコップ- 服部 剛自由詩11*14-2-8
スプーンウォーマー- ichirou自由詩3+*14-2-8
福耳の貧乏神はそのうちに福の神へと変わると思う- 北大路京 ...短歌314-2-8
夕東風のUFOを呼ぶセレモニー- 北大路京 ...俳句214-2-8
不死鳥- ただのみ ...自由詩30*14-2-8
降り積もるもの- nonya自由詩21*14-2-8
牧歌- そらの珊 ...散文(批評 ...8*14-2-8
雪の光景- 吉岡ペペ ...自由詩814-2-8
雪道の歩き方- フユナ自由詩9*14-2-7
君死にたまふことなかれ- そらの珊 ...自由詩15+*14-2-7
今年もシール集めます- そらの珊 ...短歌4+*14-2-7
僕の視野- ichirou自由詩5*14-2-7
丘をのぼる- 梅昆布茶自由詩2014-2-6
名前が長い- 花形新次自由詩2*14-2-6
表切り- ichirou自由詩3*14-2-6
春の近い夏に通う- 吉岡ペペ ...自由詩214-2-6
雪祭り- Lucy自由詩19*14-2-6
郷愁- そらの珊 ...短歌12*14-2-6
京菜喰う自称サブカル女子ミツコ- 北大路京 ...俳句414-2-6
抗鬱剤ザクリザクリと切る水菜- 北大路京 ...俳句414-2-6
痩烏さらに闇へと堕ちにけり- 北大路京 ...俳句214-2-6
【_霜柱_】- 泡沫恋歌自由詩14*14-2-6

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