神はいないと言う女
神はネタだと言う男
寒いなあ
ネタバレの空はどんよりと
 ....
武装グループよ
今すぐ人質を解放せよ
無益な殺生をするな
彼を殺しても誰も得することは無い
彼は要人でも賢人でも有名人でもない
彼を殺しても日本人はたいして
悲しまない
不注意なヤツだっ ....
皮膚のすぐ下は清冽
流れゆく血が私を
結びつけているのだ
家と人と肉と そして
全ての生きているものたちと


血によって私は
辿り直されることを許す
血によって私は
絶えず内 ....
ビル街の四角い空
冷たい秋の雨
地下街の雑踏は雑音のように鼓膜に響き
左脳は一人の足音と2人のささやきを聞き分けていた
すれ違う人達の肩が触れあった
皮膚はぶつかったと感じ
左脳は血の ....
酔いにまかせて産み落とされたたまごたちが
そこかしこでひしゃげて身をよじっている
主人の子宮に戻れるわけもない
ばつの悪さと気恥ずかしさと
タクシーの排気ガスで満ちる街に陽が昇るころ
ぬ ....
まずはURL、
チアーヌさんの書いた詩「かわいい匂い」は下のリンクから読める。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=20788

 それからお断り、私の ....
とても淋しい人と会って
とても淋しい話をした
とても淋しい店でした食事は
そこそこに美味しかった
それからとても淋しい歌を歌って
とても淋しいさよならをした
目の高さで手を振ると
そ ....
携帯電話を持って5年
その間友達はできたと思うが
ただメモリーに入っている人 というだけだった
一過性のつながりは
携帯メモリーリンク切れ現象を頻発

携帯メール すぐに受け取れる
メー ....
やらしくない裸みたいな
蝶々が翅を広げて
紫色の光を頭の中で回させる
つややかな官能



ジェシカ、
君がセックスをせっくすと発音するから
僕はいつまでも取り残されている
いつま ....

 おなかがすいたらごはんをたべよう↓
 よ              そ
 た              で
 な              も
 か              い
  ....
君を抱いても
終わりがないので
次の日曜日
殺人しましょう

生きている意味を
見つけたいなら
忘れるだけじゃ駄目

対極を見極めること
対極を見極めること

ぬるま湯な恋には ....
ねむれないまま深まっていく月夜
こうなったら
今日と明日の境目を見極めようと

なんでもないことを
考えてつづけた

(境界のないものをそのまま受け入れられない)
(君と僕には境界があ ....
チリリン チリリン
眼鏡の君はブーツで漕ぐ

紫雲
オレンジのビル
夕陽と遊べ遊べ


チリリン チリリン
ニセモノみたいな僕の人生の
猫も転がる土手の道

ほんの少し前を漕ぐ ....
三人きりのアパートの飲み会では、
ダンボールがテーブルになる。

いい加減に酔っ払ったダンボールの周辺に
いい加減散らかったつまみが散乱している。

終わらない夜に、注がれた日本酒の香りが ....
聞きたい
聞きたくてかなわん。
うす暗い個室で
下着のままでこっちを向いて笑っている
君の歴史が聞きたくてかなわん。
今まで延々と続いてきて
これからも続いていく僕の生活の
そのとある地 ....
ゆかりのある人たちのむれをぬけて
すべる大地を軽くふんでいく
遠くに小さなあかりがあって
それは僕たちのようにもみえる

あ、いま僕たちって言った?
声が聞こえた気がして立ちどまる
無音 ....
船の停泊しない
図書室には
匂いがない

ブラインドの隙間から
斜陽
カウンターに落ちた
向こうで
司書が背中の羽を
二度動かす

白い付箋のはられた
いくつかの椅子は ....
ほんとうのこと
言わなくちゃって
思うから苦しいんだよ

ほんとうのこと
知ってるのは
世界に誰もいないのだから

幻のような恋をしようよ
幻のような恋をしようよ

朝は夜へ
 ....
ねえさま
ねえさま
ねえねえさまそこにあるお酒をついと
ついついと
ついでくんなまし
あちきはまだかむろなんで
ねえさまのほうが
旦さん方に喜ばれんすぇ

祝いの席にわかめひ ....
孤独が好きな人など、どこにいるのだろう。と思う。
みんなどこかで。小指ひとつの重なりで。
つながっていたいのだ。

自分は今こうやってパソコンの前に座って、ぺたぺたとキーを打っている。
誰か ....
 行ったことないけれど海の家のかき氷ののれんを突然思い出したわけで
 砂浜に置いてった夏にしか笑えないジョークを
 水道の水が冷たくなりかけのころ思い出す
 海になんか一度も行か ....
喉が渇いた気がしたのに
水を飲んでも
潤わない
ああこれはきっと
わたし

乾いてるんだ
まるで胃が裏返るように
我慢して
我慢して
でも限界がきたら

胃が裏返ったあとに
 ....
朝の虹が
ちぎれた雲の上にだけ見えて
鋼のかけらのようにただよい
光から 光から 離れてゆく



海の亀裂
雨後の花
浪に昇り
空に会う



海と同じ色の岩 ....
なんでかな
夜の匂い
ひとが生きてて
家の明かりの中で
しゃべったり
だまったりしてる
感じが小さい頃
匂ってて
帰ったら僕は
ぼーっとしてた
こうもりもたくさん
飛んでたなあ
 ....
この街にあるピアノの
ひとつひとつに
シールのようなものを貼っていく

たったそれだけのことで
君との近さや
遠さを
はかることができるのかもしれない

僕の心臓のすぐ側
 ....
遠いお話を
忘れないために
僕等は
指を折りながら
花の咲くのを待っている


寝返りの度に
蒸発してしまう夢を
朝のそばで
取り戻そうとしている


見つからないままでいる ....
 


  桜の花びらが痛い
  速度で
  桜吹雪のなかを私は走った
  青い湖を抜け
  アスファルトの細道を
  オフロードバイク
  のアクセル吹かし
  (鱶ではないが
 ....
黄昏砂浜
半分埋もれた懐中時計は
壊れて逆回転をします
長針の影が伸びてきて
足元までは届かないまま
夜に溶けていきます

思い出と名のつくものは
一歩踏み出せば届きそうなところで
 ....
This is private

きみだけが判ってくれていた気がするけれど
それは錯覚だったかもしれない
きみはこんなところまで来なくていい
きみは温かい部屋で笑っているのが似合う  ....
やわらかいからくるしいのでしょう。目をつぶれば、しょぼしびれるまぶたの裏側にそれまで見つめていた画面の裏腹が白く白く皮膚をとおりぬけるかもしれないと思いきやひろがる想像上のパレードに身を包んでも目の奥 ....
木葉 揺さんのおすすめリスト(1400)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ネタバレの空- あおば自由詩3*04-10-31
人質を解放せよ- 紀ノ川つ ...自由詩904-10-30
血_(2004.10.29)- 和泉 輪自由詩1904-10-29
日常の隙間- うたひと自由詩104-10-28
たまご- 石畑由紀 ...自由詩504-10-27
チアーヌさん「かわいい匂い」に関する私見- 佐々宝砂散文(批評 ...31*04-10-27
淋しい人- たもつ自由詩4004-10-26
コミュニケーション不足によるセンター問い合わせ中毒- マスイジ ...自由詩6*04-10-26
バタフライジェシカ- からふ自由詩1604-10-26
おなかがすいたら- いとう未詩・独白1304-10-26
ネクスト殺人駅- umineko自由詩504-10-24
寝不足な相変化- たりぽん ...未詩・独白204-10-24
自転車- 松本 涼自由詩6*04-10-22
売れ残ったみかんの甘い匂い- チャオ自由詩2*04-10-22
次の合コンパーティはいつだ- 捨て彦自由詩804-10-22
- カワグチ ...自由詩6*04-10-22
図書室- たもつ自由詩3704-10-21
ほんとうのこと- umineko自由詩204-10-21
わかめ- いとう未詩・独白404-10-21
どこにもいかないで- umineko自由詩1304-10-20
台風スプレー- カンチェ ...自由詩4*04-10-20
渇き- チアーヌ自由詩304-10-20
ノート(青と灰)- 木立 悟自由詩404-10-20
帰り道- 石川和広自由詩7*04-10-20
台風- たもつ自由詩904-10-20
遠いお話を- 霜天自由詩1004-10-20
疾走せよ!鱶- 天野茂典自由詩504-10-19
懐中時計- ワタナベ自由詩13*04-10-19
プライヴェート・エンド- 佐々宝砂自由詩5*04-10-18
スクランブル/こどもの- nm6自由詩904-10-18

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