スラリと、女の美人2人も
連れている若い奴
頭を臼ですり潰す
頭がないまま座ってる
一番の美人を床に突き倒し
足で踏み潰す
肉団子になり死んだ
肉はみんなで ....
もしもきみが

きみのぜんぶを

すきじゃなくても

それはあたりまえのこと


だってぜんぶは

だれにも

みえないんだから
消えていく
痛みをなぞりながら
その痕こそが
証であるかのように

鮮やかに
鳴いている
幾羽か、を、目に
焼き付けることもなく
空の夢をよく見るのだと
その人はうつむく
 ....
いつかあなたが送ってくれた風の便りは
愚直に曲がった目に滲む文字で語られていた

あなたが求める
友愛と平和を・・・
その冬の暖炉を思わせる声で

もっと語ってほしかった・・・
もっと ....
2度目の冬

今朝
あの日と 同じ
目が覚めると 電話

「もしもし 俺」


「うん」
そうとだけ言うと
ほっとして

困ったようなやさしい苦笑が見えた
39回目の長 ....
鬼束ちひろのベストアルバムが出たらしい。まあ所属レーベルとかでばたついてるみたいだけど、それはそれ。

彼女ってけっこう向かい風なアーティストだよね。NHK出演も臨時ニュースでふっとぶし。作品も自 ....
カーブの仕方や
止り方が判らなければ
轍の上を転がっているほうがいい
自由とは自らを律する事

と言いながらも
また勢いよくひとつのワッカが
あらぬ方向に転がり出していくのを
羨望して ....
〔3月の風〕
風上に向い口を開ける
口の中を短い鼓動で回流する風は
粘膜を乾かすことをやめようとしない

〔幼少の頃、〕
「この子は他の子より唾液が多いみたいで」
母は決まっ ....
冬空の始まりは
少し疲れた
白い横顔

鳥にも雲にも光にも
他人行儀なそぶりで


けれど其処には
秋の最後の雨と
昇ったいくらかの
私も居るのだろう


その頬はふいと
 ....
●●●●●●●●●
●●●●●●●●●
●●○●○○●○●
●●●●●●●●●
●●●●●●●●●
●○●○○●○●●
●●●●●●●●●
●●●●●●●●●

白い犬を一匹飼ってい ....
きょう、は
明るめの服を着て
ほのかに染まっていく
午後に立っています
炭酸飲料のはじけるビンの底
向こう側が、揺らいで
私の午後も揺れます


クロール、ビンの中を


眠り ....
聖夜には

森の大きなもみの木たちが

お空を支えているんだ



その枝という枝に

世界中の子どもたちが

靴下をぶら下げるものだから



プレゼントでいっぱいに ....
夕暮れ時のトイレで俺は
花子を殴る
ドリフの大爆笑のオープニングテーマを高らかに歌い
俺は花子を殴り続ける
だって、お化けだぜえ、恐怖だぜえ、恐いんだぜえ
俺は花子を殴る
花子は微 ....
{引用=
おおよそ統計に従はば
諸君のなかには少なくとも百人の天才がなければならぬ


宮澤賢治「生徒諸君に寄せる」より。全く具体的でも統計学的でもないのに、何故かわくわくさせられる数字の ....
どんなにか
ドンなにか
どんナニか
どんなにか
ドんなに

知っている
師っている
施っている
詩っている
死って

ある
いる
うる
える
おる

●●○●○ ....
国籍不明の輸送船がファミリーレストランの奥まった席で座礁した頃
辰巳台東三丁目のバス停に漂着した流れ星は音もなく発光し
あなたはまだ客室乗務員になりたての綺麗な夢の中
僕は無菌室の白 ....
紫さんから見た
僕の瞳は
紫色


黄土くんに聴こえた
僕の声は
黄土色


臙脂ちゃんが読んだ
僕の言葉は
臙脂色


乳白さんが触れた
僕の涙は
乳白色


 ....
残念でした。もう少しだったんですけどね。ほら、あなたの回答にはひどくムラがあるのです」

市役所が募集した屠殺係の試験に落ちた
受験者はどれくらいいるだろう
市民グランドに学校机が6つ
その ....
他人に迷惑をかけないように
生きていきなさいって母は言った
幼いあひるの行列が
刷り込まれていくように

あなたは
もう気付いているとは思うけど
愛するということは
誰かを傷つけること ....
 限りない想像力は、道路の上でため息をする。

降り積もる塵は、冬の乾いた空を輝かせる
 
   今日は夜の星空に手が届く  昨日の朝は通り過ぎた
 
 置き去りにされた僕は、 ....
そこには居ないものの影が
たくさんの影に混じっている
やわらかい草と硬い草の境いめを
音はまぶしくかき分ける



紫に囲まれた桜色の道を
ふたりは手をつないで歩い ....
たくさんの波の際に立ち
波があることを喜びながら
際に立つことを問いつづけている



沈む泡 残る泡
碧と緑の輪
まわる まわる もどる



波は波の ....
交差点で白いす・うどんに呪いをかけている
たくさんのうどん屋の店主
ただひたすらに紙を排出する事務機器の前
笑いすぎて釣り合いがとれなくなった僕の右と左側は
吸い込まれていく 具の ....
床屋から戻ると少年はいつも
美しい母の鼻先に
散髪したばかりの頭を近づける

あら、大人のいい匂いね

それでも早めの夕食が終われば
母は仕事へと出かけていく
男の人のもっといい匂 ....
花が咲いていたよ
色とりどりの輝きで

一等星
二等星
あの花は
きっと三等星

輝きを競うことなく
光を奪い合うこともなく
輝いているよ
瞬いているよ

空に咲いた
美し ....
あなたが今夜あの子に目をつけてることは
すぐにわかるよ
わたしの前でも堂々とやるんだね
それとも気がつかないとでも思ってるのかな
まぁどちらでもいいや
そうかあの子ですか
顔も学歴も体型も ....
人の少ない下り電車で
少しずつあの日へ帰っていく
遠いことへ、遠いものへ
車窓の景色は少しずつ背丈が小さくなって
昼の下る頃に
誰もいない
四角い空間は
ただ、がたがたと響いた
それだ ....
くちぶえがきこえた

まだうまくはしれない
こいぬのよこで


のんびりはしれ
ってうたってた



くちぶえがきこえた

やくそくをわすれた
おもいでのかいだんで ....
 俺には何もわからない。
 水道の蛇口をひねる。おまえの体液が心地いい。
 ずっとたゆたっていたい。
 かるく海の匂いがするそこに、ずっといたい。
 ずっといたい。
 傾 ....
手をひらき
髪の葉に触れる
手をひらき
道の葉に触れる
手をひらき
手をひらき
離れゆく光の手に触れる



巣にかかった糸くずを
蜘蛛がじっと見つめている
 ....
木葉 揺さんのおすすめリスト(1400)
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冬空- 松本 涼自由詩6*04-12-6
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きょう- 霜天自由詩804-12-6
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屠殺係大募集- 初代ドリ ...自由詩21*04-11-29
あひるの呪い- umineko自由詩804-11-29
イメージの記憶- チャオ自由詩1*04-11-28
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小さな手- 木立 悟自由詩6*04-11-25

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