100円の森であなたを捜す
あなたは私の5cm上で
森と遊ぶ

母さん
私は5歳です
あなたを見つけられなくて
今にも泣き出しそうなんです
今は大人の身体に居るから
平気なふりで立っ ....
なかなか灯かない100円ライターをいじられているような・・・そんな気分の瞬間。


















ムゴっ・・・ギギギ
色を伝って
つなわたり
風と窓枠
夕べの衣
水に濡れたままの効能書き



治りたいのでしょう
治りたくないのでしょう
あなたと一緒にいたいのでしょう
木の香りがいいでし ....
 
 聖地の方角へ向けて祈る
 巡礼者のような面持ちで
 私は此処に立っていた
 星たちの第五待合室


 そこにある伝言板に
 私が一行書き加えると
 誰かが四行詩で返信する
  ....
   

   晩秋の光が影法師のようにながくのびて
   本棚の背文字までてらしている
   いまはガス・ファンヒーターも止めて
   漁師のようにきょうの釣果を量っている
   コンビ ....
ボクのこころに
君をしのばせ
月夜の草原を
駈けていこうか

カンガルー・ポシェット
君が
さむいよ、
なんて言わないように

幾重にも
大事に抱きしめて
君がさむくなかったら ....
逢いたさは
距離に比例する

忙しさの倍数である

ひとりの夜には
二乗される

愛情という
未知の定数を持つ

この方程式を解きなさい

飛行機も
新幹線も使わずに
  ....
中空の部屋へは
登り方を忘れると
登れなくなる
わたしはしばらくの間
忘れていたけど
最近ふと思い出した
わたしは中空の部屋のドアの前で
躊躇する
中に入ってしまったら
二度と戻れな ....
さるすべりすべり落ちるあの
寝姿の
視線に匂う
密約の
触感の
柔肌
(とは使い古された)
僅かな湿り気の
伴う
触れる
瞬間の
うなじの
過敏な
さるすべりすべり落 ....
美味しい美味しいブブンヤキソバを君は作っている
キッチンは甲状腺のような白い匂いに包まれ
外の方はきっともっと広い世界が連綿と続き
幾多の人々が美味しい美味しいゼンブヤキソバを
美 ....
*
僕たちは午後から出発した
地面に句読点をつけるよりも速く
きれいな風が僕たちを追い抜いていく
足もとを通り抜ける

小さな音が風を追いかけていく
白いページにやがて日が傾き
それぞ ....
僕は人と人の間にいます
AさんとBさんの間にいます
Aさんからの伝言がBさんに伝わらず
BさんがAさんにしてもらいたいことを
Aさんにさせることができず
僕は壊れていくのです
こんなことで ....
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ・・・カタカタカタカタ・・・タカタタカタ。

★らっくラック★
★ぽいんポイン★
★どっとドット★

 ....
空を一巡する声は
風のつづき
鳥のつづき
手わたされる糸
瞳の軌跡
夜から朝への
器のつづき



しっかり速く
黄金に変わり
こぼれ落ちる火
紡がれる ....
わたしがいたら
あなたは
うれしいのかな

よくわからない

わたしはあなたがいると
さみしいの
最近まで、電話回線をとめられていた。つくづくお金がないとやっていけないと思った。かといって、手段を選ばず金が欲しいってわけじゃない。つくづく俺はわがままなんだと思った。

ようやく、給料が入って電 ....
裂け目から
真紅のマグマが吹き出して
あっという間に
その名を残す
鞍馬山

では
義経にしておけ
そんな文句も納戸に仕舞って
冷たい雪の降る日には
温かい
牛丼が食べた ....
あの人は頭にツノがありました
ある日
頭にツノがあって大変ですね
と言うと
あなたはツノがなくて大変ですね
そう答えました
あれを初恋と呼んでいいものか
今でも戸惑います
ただ、あ ....
両腕でバランスをとりながら黒鍵を渡る。ちろちろとつま先から炎、揺らめくモディリアニ。白鍵
は床上浸水していて、溶けてしたたるたびにじゅう、って、しずくの結晶なんだ。映る、壁に体と
もうひと ....
夕暮れは果てしなく
寂しさの道程を教える


そして
時 人 色 音・・・


全ての条件に
いつでも僕らは
揺り動かされている
ことに気づく



それでも
 ....
コピーコントロールド・あたし
誰にも
真似されないように
誰にも
さわらせないように

コピーコントロールド・あたし
全世界において無償で非独占的に使用する権利

誰に許諾する
 ....
14歳の冬
生理が1ヶ月近く
止まらなかったことがあった
わたしは学校で倒れ
保健室に運ばれた
どうしたのと先生に
やさしく聞かれても
上手く話せない
自分でもわからない
母親に病院 ....
コーヒーと洗剤、カップラーメンを3個あの人と生きる為のここんとこ
うちには冷蔵庫がない

耕したままの畑にちょこんと寄り添うてみれば
お前らの生活には根ざしたものがない、と
お偉方の批判
 ....
オリエンタルリリーに
オリエンタルユリって札をつけるのはやめて

ポインセチアをポインって略すのも論外

プリムラ・オブコニカは
オブコじゃないし
プリムラ・メラコイデスも
メラコじゃ ....
あれから
どれくらいの時が過ぎたのかなんて
思い出せないけれど
わたしは夜の11時頃
仕事帰りにひとりで
国道4号線沿いの
びっくりドンキーで
ハンバーグディッシュを食べていて
つい
 ....
触覚の先端ではもう無くしたての繊細な産毛
 幾千とおりの声が転回を始めている
  その閃光は深く深く脳を焦がし
   僕の両手から溢れるハチミツを虹色に染め
    やわらかく着地 ....
きみの 戻って来いという言葉が
僕の胸につきささる 

あくまで昨日までの日常と
妙につぶされる間隔がいがみ合って
ひっくり返って手を振りかざして
水色のため息がもう元には戻れないとつげた ....
左の肋骨
3本目あたりに
ちっちゃいおっさんがいる

かゆいなあと思って
トイレでみると
3センチくらいの薄汚いおっさんがいた

隠れようとしてたけど
厚みのない胸に隠れる場所はなく ....
私の中で
忘れ去られた
言葉たち
今一度
私のところへ
帰ってきて下さい

口の端に
のせられた
私のいけない
言葉たち
今一度
私のところへ
帰ってきて下さい
道端の一本の木に
子どもが何百人も隠れていた
東の方から来たのだという



水がほしいというので
水をあげていたら明け方になった
狭い場所と
大きな音が嫌いだというので ....
木葉 揺さんのおすすめリスト(1400)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
母は100円の森で- たちばな ...自由詩15*04-11-25
気分の瞬間_04.11.24_18:33- 未詩・独白4*04-11-24
ノート(糸色)- 木立 悟未詩・独白704-11-24
待合室にて_(2004.11.22)- 和泉 輪自由詩1804-11-23
童貞論序説- 天野茂典自由詩304-11-23
カンガルー・ポシェット- umineko自由詩1104-11-23
逢いたさ関数- umineko自由詩1804-11-23
中空の部屋- チアーヌ自由詩704-11-22
百日紅- いとう未詩・独白804-11-21
ブブンヤキソバ- たもつ自由詩1104-11-20
もしも僕が白鳥だったなら- カワグチ ...自由詩12*04-11-20
こんなことでダメになるなんて- 紀ノ川つ ...自由詩604-11-19
月までアト276336ポイント_〜ふゅーちゃぁ_泥饅頭〜- 未詩・独白5*04-11-19
飛歌- 木立 悟自由詩404-11-18
ひとりよりもふたりがいいなんてうそ- チアーヌ自由詩1104-11-18
幸福の条件- チャオ散文(批評 ...6*04-11-18
裂け目- あおば未詩・独白1*04-11-18
童話(初恋)- たもつ自由詩42*04-11-17
ぽたぽた- 石畑由紀 ...自由詩1504-11-17
とぼり- 松本 涼自由詩3*04-11-16
コピーコントロールド・あたし- umineko自由詩304-11-15
子宮の大きさ- チアーヌ自由詩5104-11-15
こわい日々にはお花を塗って- 山内緋呂 ...未詩・独白404-11-14
花屋さんの暴挙- 小池房枝自由詩9*04-11-13
悲しくなかったから- チアーヌ自由詩1904-11-13
BEE- たもつ自由詩1404-11-12
時間差攻撃- 碧姫自由詩104-11-11
ちっちゃいおっさん- 初代ドリ ...自由詩8*04-11-11
言葉たちに贈るウタ- 春日野佐 ...自由詩204-11-11
ノート(入学式)- 木立 悟自由詩704-11-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47