背中から腕を回しゆっくり胸を揉む
密着して首筋を軽く噛む
指先で乳首の突端を彷徨い
舌先で耳の裏をなぞる
足首を絡め少しずつ広げる
よく見えるようにする
見せる
うつ伏せにし ....
ライオンは
その牙とたてがみで
王者の風格と讃えられ

カモシカを食べた後に
カモシカに憧れて涙した
隣りでは君の咳が止まらずに
ウイルスが部屋中に降り積もって
負けじと僕も僕のウイルスを飛ばしながら
お互いのウイルスは僕らと同じように仲良くしてるのかなんて
そんなこと
ど ....
三分でラーメン喰って破滅してドンブリもろとも叩き割る街

朝の椅子 朝の冷たい君の耳朶 朝の冷たいコーンフレイク

初七日の間口五尺の半なまの太郎次郎のひきにくの花

ひだまりの 庭で ....
僕の窓から
不意に
せせらぎの音が聞こえてきた

じっと聞いていたのに
もう
聞こえない
ジット が続かなくなったのかな

そういえば
小さい頃は
ズ-ット だった
いつか
 ....
火星の見えない午後
絶えて久しく
目指すもののない火星
の見えない午後
曇り空に
生き
絶えて久しく
火星の
見えない午後
私たちは争って
マルスに降りそそぐ
六万年の
絶 ....
その黒ずんだ石塀より
実は君のほうが長く生きている
みにくさのまま立っていよ


朝一台も居ないパーキングは晴れやか


力尽きるまで
ひとりで立っていよ



2003/0 ....
三角の枠に入る人

四角の枠に入る人

円の枠に入る人

枠にとらわれない人

環境と時代が人の居場所を決める。

知らない世界を筋肉で歩く

脳内で足跡を記憶す


誕 ....
(まず誤解の無いように記しておきたいが、これは原口昇平氏の言及(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=781&from=menu_d.php)に対して .... はらってもはらってもなおあと三匹 鼻の頭にハエのたかる日

裏庭には 二羽のニワトリ 塩の結晶ふんづけて求愛の地団駄

縁側で俺は孤独なパイナポー アゴはニタニタ シロップまみれ

ポリバ ....
砂浜に這い上がり
産卵を始めたウミガメが
涙を流す
卵は砂の中に置き去りで
母はそのまま海へと帰る
生まれた子の姿を
母が見ることは無い
どの子が生き残り
どこ子が死んでしまうのかも
 ....
二十数年前
大量の醤油を飲んで自らの命を絶った科学者がいる
それが私の父だ
いったいどれくらいの醤油を飲んだのか
警官が説明しようとすると
母はそれを遮り
私の手を引いて長い廊下を歩き ....
【透明人間の憂鬱】

透明人間の悩みは
最近、髪の毛が薄くなってきたこと
これでも若いころは
リーゼント、ヨロシクきめて
ハマのあたりでバリバリに透明だったぜ、ってなもんで
今ではバ ....
看板の文句に惹かれて暗い地下へ降りると、天上の蒸し暑さを忘れるほど冷えた待合室に通され顔写真とプロフィールのリストを渡される。幾人かの男たちがあたりまえのようにノンアルコールを飲みながら彼女た .... ぼくの名前は秒針
チッチッチッチッと音を鳴らして
0秒から59秒まで
時間を知らせるのがぼくの存在

ぼくはある待合室の掛け時計の中にいた
ぼくのことを見詰めている
ひとりの女の子が居た ....
ハピネス。
幸せについて語ろうとすれば
それは光のように輪郭をなぞって透けていく
影はすべて
光を雄弁に語るハピネス。
流れ、を捉えることが難しいのと同じくらいに
私たちが生き残るのは ....
壊れゆくものはとても美しい
なんてあたりまえのことを叫んだりはしない
毎日が間違っていく過程だとすれば
それはとても正しいことに違いない

壊れる
という状態を恐れない
恐れ ....
木葉 揺さんのおすすめリスト(1400)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛撫- いとう未詩・独白703-10-20
ライオンの視線の先にあるハサミ- ミサイル ...自由詩1303-10-19
ウイルスの夜- いとう自由詩16*03-10-14
だんすがすんだ- 石原大介短歌12*03-10-2
連想- まんぼう自由詩403-9-27
火星の見えない午後- いとう未詩・独白403-9-18
朝礼- 大村 浩 ...自由詩5*03-9-8
自由に生きる- hiro自由詩303-9-7
技術論とミロのヴィーナス- いとう散文(批評 ...503-7-29
改訂版_サマタイ_ブルウス_2003- EnoG ...短歌303-7-28
どうでもいい真実- 紀ノ川つ ...自由詩103-7-11
醤油- たもつ自由詩9103-7-9
透明人間と- たもつ自由詩4703-6-23
バキュームフェラ祭り- いとう未詩・独白6*03-6-19
精神科の待合室でのつまらない妄想。(千葉県民の会で朗読したや ...- よだかい ...自由詩1603-5-21
ハピネス- いとう自由詩5703-5-12
クラッシュ- いとう未詩・独白503-4-13

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