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毎年この日の夜には
上原君の星が話しかけてくるはずなのに
今年は何も聞こえてこなくて

見上げても光が揺れることもなく
なあ、もう忘れちゃうよ
と、小さく嘘をついてみた ....
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コミケの意味さえも知らずに、そこでは生身
のラムちゃんが見れると聞いたのもので。中
味も知らない冊子を所定の場所にドンと置く
と、待ってましたとばかりに、とは言え、一
言 ....
痛覚レセプタ

ちょびひげのおじさん、今でもフィルムの向
こうから笑わせてくれる。拳を振っている。
誰もの幸せのために戦っている。そのときに、
必ず痛くなるものをさらけだしている。 ....
飛べるわけでもないのに
いつの間にか
こんなに遠くになってしまった

遠ざかったのは彼らなのか
僕のほうなのか
教えてくれるはずのあなたは
昼寝をしてた椅子のように
そっけなく ....
雪が溶けるように
君のなかから消えてしまう

それは僕の意志でもなく


らいららい



誰かの春待つ鼻歌にも溶けて
 


{引用=fromAB
なんの因果か
ガロイ先輩の手作り冊子を抱えて
汗をだらだら流して
どうせモノレール沿線ならば
もっとオシャレな停泊所とか
競馬場へと
ふらふらと行きたかったのだが
コミケの意味さ ....
わかったよ
きれいだよ
初夏の中で

乱れてる
その心も
きれいに見える


咲いた 咲いた
紅く 紅く
  

全てが淡く見える程に
自分の彩りを見せつける

何のた ....
  


まごころ屋が閉店になる
食っていけなくなったのではなくて
もう跡継ぎができたという

けれどこの町の誰も
その跡継ぎのことは知らない

まごころ屋は
壊れたオルゴールの ....
  

なにか?
とあまりにも
涼し気に微笑む君
のせいで
僕はとりあえず
牛乳飲んで
落ち着こうと思う
確か僕は
君の肩に手をまわして
さりげない愛情と
そこからなにげなく続 ....
故里行きの廃線が決まった

子供達の広場が掘り起こされると
すべり台の横あたりから
縄文の玉が三千年の時を超えて
いくつも転がりだした

あの場所で
昭和スキップをしたときに失 ....
カーブの仕方や
止り方が判らなければ
轍の上を転がっているほうがいい
自由とは自らを律する事

と言いながらも
また勢いよくひとつのワッカが
あらぬ方向に転がり出していくのを
羨望して ....
ほら
いつまでも進まないから
そろそろ代わろうか

静かにうなずいたのかどうか
オールを離した君は

君の目は膝に落とされ
僕の目は池のまん中に向けられ
あの浄化用のエアーポンプのと ....
  



あなたはどうして 
あなたの存在を否定しているのですか



宇宙人、幽霊、前世来世、宇宙の果て、

なんかはともかくとして

熱水鉱床に巣くう細菌塊
深海で共 ....
 

おうい

て声が聞こえる
聞こえる

振り返らない

熊が山を降りてゆく
呼ばれたわけでもないのに

呼ばれたのは
君じゃないのか
とさっきから
そこでしゃがんでい ....
明日降るはずの雨が
雪になるという


いたたまれない気持ちで
坂道おりていくと
君の住む町角ではもう
もう静かに積もりはじめているのだろう
と思えた


流してしま ....
  



十五年ぶりに
山辺の路を歩く
あのときは誰と歩いたっけ

いくつもの寺や神社で
いくかのお願いをしながら
あのときは誰と

箸墓の謂れを読んでいるころから
みぞお ....
 
 
最後の頁は





いくつもの空を渡って

うたが

君の心へ届いたなら



いくつもの虹を越えて

ことばが

君の心へ入り込んだのなら

 ....
  

うみねこはねこじゃない
うみうしもうしじゃない
うみぶどうもぶどうじゃない
うみほたるは魂じゃない

そのほたるも海には帰れない


漁り火はほたるじゃない
燐光もほたる ....
陽も長くなって
もう無くなったと思っていた
花びらがみっつ
緑の Vivio T-top のフロントガラスで
ふわりとしていた


走り出すと
「春ですね」
って言って消えていっ ....
替え玉 頼むと
隣で苦い顔をした
ヤダマサシはそんな友達
旨いものは旨いからもっと食べたい
言いたいことは判る
替え玉のったらダシが薄くなって
さっきと違って
もう旨くないのかも ....
 
結局また

こんなとこに戻ってまうねん

て とむ が言う

ほんまの自由は

ここにあるさかいに

て じむ が言う

ぼちぼち が一番や 

て言いかけた はっく ....
  
猫が逃げました
ボヤが出ました
便所は汚すな

親切な貼り紙のアパートの
隣の部屋の人の顔 
まだ見たことありません

のような午後の世界に

河川敷の花火
の音が聞こ ....
あんちゃん大学出の新人か
ゆくゆくは幹部やな
まあ研修期間は「ご安全に」やな

あ〜
かっこ悪う
そんなピチっとした作業服にするさかい
ちょっと踏ん張っただけでケツが破れてまうねん
ま ....
木葉 揺さんのAB(なかほど)さんおすすめリスト(23)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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Egg-Lab-Mates- AB(な ...自由詩9*20-1-24
あ、- AB(な ...自由詩15*19-11-19
庭に胡瓜- AB(な ...自由詩610-7-5
白の終わり- AB(な ...自由詩506-2-8
夏コミ- AB(な ...未詩・独白605-8-12
グラジオラス- AB(な ...未詩・独白4*05-6-14
優しい仕事- AB(な ...自由詩505-3-28
キスデスカ- AB(な ...自由詩9*05-2-22
ビー玉沿線/昭和スキップ- AB(な ...自由詩105-1-23
車輪人間- AB(な ...自由詩204-12-7
十一月ふたりのボートが、宝ヶ池をなぞってゆく日- AB(な ...自由詩404-11-7
ネガチヴ≠孤高の学者- AB(な ...未詩・独白204-10-31
連音/脂喰坊主_と- AB(な ...自由詩804-10-14
明日降る雨が- AB(な ...未詩・独白504-10-1
軒下いっぱい- AB(な ...自由詩704-9-25
あとがきにかえて- AB(な ...未詩・独白204-9-8
うみほたる- AB(な ...未詩・独白604-9-7
春でした- AB(な ...自由詩204-9-6
戸越銀座からヤダマサシ- AB(な ...自由詩2*04-8-26
淀川ブルー- AB(な ...自由詩1004-8-21
花火の夜(江戸川)- AB(な ...自由詩2704-7-27
ネジ締めたろか- AB(な ...自由詩1703-12-6

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