母方の祖母の雪江さんは
70歳くらいでガンで死んで
お通夜の次の日に突然生き返った

その時なぜか僕1人しかいなくて
雪江さんは自分の死化粧を見て
「えらい別嬪さんやなぁ」となぜか ....
のーずそーすのナムはスカートを知らない
わーずぐーすの到来にアラートの鳴り響き

さいろ さいろ 
るっく らっく

うーかむーたの時 手を休め ひらひら
さーくみーとの夢 ナム ....
ストーン・サークルで君が
ウチューと繋がった夢を見る時
僕は君のために
何が出来るか考えた。
煌めく星座の下で
丘に萌える草の息吹と
立ち並ぶ石の冷たさを感じながら
僕は君のために
何 ....
動かないで
うっかり逆鱗に触れないよう
紅を差してあげる

私の部屋に浮かび揺れる
赤い花びらに
首を傾げる友達

透明な竜を飼っている
躾はいいほうだ

私の帰りが遅いと寂 ....
∧表∨

やぼったい
ねったいぎょ
やっぱりぜったい
やりたいさかり
さっぱりばっさり
しっぱいばっかり

やぼったい
ねったいぎょ
ていたいてったい
ふんだりけったり
いっ ....
女は
胎内に新しい生命を宿したら
「母親」になるというのに

男は
新しい生命が誕生してから
「父親」になる権利を得る
のだろうか

それは
目の前に細く頼りない道が一本
 ....
心も体も逆立って
どうしても眠れない
汗だくになりながら
何度も何度も寝返りを打ち
記憶を掻き毟る
流れる血の色は
見たこともない
どす黒い色で

こんな満月の夜にきっとわたしは
 ....
     ▲
    そして
   どこまでも
  群青の闇を往く
  魚のあとを追い
 かつての白い肌は
 鈍く焼けてしまった

  水の角を曲がり
  更に水を下る
  ....
水族の呼気を満たし
肋骨を開いて浮く
揺らぎのなかで
ターン
海からは程遠いこの部屋で
僕はパン生地をこねる
できるかぎり薄くひらたくのばす
それを焼くための釜がないこの部屋で


彼方の水面
君は手をかざしていた

何が見える?
「何も ....
泣くのが
難しいときは

笑うのも
難しいとき


ちゃんと
泣けるときは

ちゃんと
泣いとこ
こときり
それは一片の山が独りの溜息でさらりと崩されていくような!
こときり
それは深海の底の一握の砂が自重で潰れながらマリンスノーの夢を見るような!
こときり
それは小指の爪が出会う麒麟に ....
(十代の頃、
 探していた答えは見つかったかい?)

(「見つかった」と「見つからない」の
  間に伸びる道を歩いているような日々さ)

(あの頃、
 まっすぐに伸ばした腕 ....
ぼいん 
ぶつかると
ぼいん ぼいん
はずみそう
おもわず
やっちゃいそうで
あぶない
でんしゃ
どろりとした血のカタマリが
ゆっくりゆっくり股間から滲むので
早く全部出ちゃえばいいのにと思う

そうしたら生理なんて一日で終っちゃうのに

トイレでじーっと次のカタマリが出るのを
待っ ....
90%知りたい
だけどそれはやめておく

死ぬのはいくつの歳か
それを聞きたいけど
聞かないことにする

と、57歳のおじさんが言った



ぼくの座る
駅前の公園のベンチの前 ....
「王様の耳はロバの耳!」

穴に叫ぶ青年の人形の後ろにある青空は偽物なのだが
良く出来ていて青空を一枚剥がせば

愛を誓う少女が1人に黒豹の紳士が1匹

その後ろの窓からは
愛のキュー ....
二足歩行を続けていると
いいことあるな

今日は
とびっきり かわいい
中学生に会ったし

青空に
薔薇は咲いてるし
 
 知らない街で
 洗濯物が揺れている
 風に洗われて
 青空を映しながら


 知らない道に
 鳥の羽根が落ちている
 素通りなど出来なかった
「これは大空の破片なのだ」と
 ....
パンダ部の先輩は
いばってる
パンダ部にいる人は
出世が早いという噂
コアラ部の部長は
いつも深刻な顔してるけど
その割に
取り越し苦労が多い
ゾウ部の女性社員は
いつも大量の書類を ....
窓から世界が見えすぎるので
何度も何度も触れつづけては
指とガラスをたしかめていた
消えた素顔をたしかめていた



描かれた線に雨は重なり
音だけを残して見えなくなった
 ....
下る――
ある昼と夜に、ありふれた昼と夜に、
長く古い階段を、地下の駅へと、


下る――
ひび割れた鏡の壁、踊り場の剥がれた床、
片方だけ壊れた照明、唸る空調のなかを


送風管 ....
硝子のボトルから魂が注がれる
月に枯れない花があり
月に還れない君がグラスにこごる

「わすれないで」
それは誰のことばだったのか

少年達の亡霊がわたしの部屋で踊る
わたしはグラスを ....
困ったことが起きていました それを急いで箱に入れてしまいました
そうするより他なかったのかな、知恵もなかったし、
ふむ、、


で困ったら、むしょうになんかこうねじってみたくなり
ねじりま ....
夕暮れのスーパーマーケット
では
いろんなものが
安く
売られていて

わたしはカゴを持ち
ぼんやりと
歩く

お金を出したら
いくらでも
買える
ものたち

ほんとはあ ....
王様は爪を研ぐ
家来は昼寝
子供たちは目隠し
数え歌を歌う

王様の爪は三本爪
三つに分かれて何でも殺す
一つは矢に
一つは槍に
残り一つは秘密のナイフ

弱いもの貫き
 ....
逃げ水に憩う少年の亡霊

殺された理由を知っている

水中花に己をなぞらえるが

枯れた薔薇の木である自分の骨を知っている

折れた枝 千切れた花冠 あるがままに
磨れた肌 紛れた破 ....
青い扉を開けば
ぼくたちの思い出が始まるだろう

ぼくはゴキブリを
ゴキジェットプロで倒す

君は何をする?
私が真冬を歩いていると
太陽の童貞が落ちていた
私はそれを慌てて拾う
そして忘れてしまう


私が真昼を磨いていると
青空の処女が堕ちてきた
私はそれを慌てて隠す
そして再び忘れてし ....
「 メカが きかいきかいしてる 」
って言うので
振り向いてみたら
君は
とても
くうちゅうを歩いていたね
( 算数では解けない質問です)
( もちろん、算数では解けない質問ですよ )
 ....
木葉 揺さんのおすすめリスト(1400)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪江さん- いとう未詩・独白3804-7-2
スカート- いとう未詩・独白404-7-2
ストーン・サークルは僕が- まいきー自由詩6*04-7-2
透明な竜を飼っている- RT自由詩10*04-6-30
ねったいぎょ- いとう未詩・独白504-6-28
入学式前夜- たもつ自由詩35*04-6-28
満月の夜- チアーヌ自由詩1204-6-28
五感- 松本 涼自由詩11*04-6-27
- 片野晃司携帯写真+ ...22*04-6-27
僕がパンをこねている場所- MonKuri自由詩13*04-6-27
ちゃんと- 松本 涼自由詩5*04-6-26
こときり- いとう未詩・独白6*04-6-25
ポケットにひと粒の種を- 服部 剛自由詩7*04-6-24
ぼいん- みつべえ自由詩704-6-24
産卵- チアーヌ自由詩504-6-23
路上で無料占いをしていた時の話- よだかい ...自由詩2504-6-23
ハスキー犬の目玉の青さ- マツモト自由詩204-6-21
帰り道- 草野大悟自由詩5*04-6-21
知らない街_(2003.7.18)- 和泉 輪自由詩2304-6-19
カバ部の彼氏- チアーヌ自由詩1304-6-19
ノート(白窓)- 木立 悟自由詩804-6-18
鏡のなかのタンゴ(Tango_en_espejo)- 安部行人自由詩3+04-6-17
- 桜鬼弓女自由詩304-6-17
まいりますわ- 石川和広未詩・独白6*04-6-17
買いたい- チアーヌ自由詩604-6-16
ジャックナイフ- いとう未詩・独白6*04-6-16
魔夏- 桜鬼弓女自由詩304-6-14
無題- よだかい ...自由詩5*04-6-13
結婚_(2004.2.16)- 和泉 輪自由詩1504-6-13
お尻- 捨て彦自由詩504-6-12

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