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わたしは羊を追う
いや、追われているのはわたし
長針と短針の間に指をはさみ
どれほどの間、気を失っていたのだろう
どれほどの間、夢をみていただろう
子供のままの果実が落ちる
驚いた ....
わたしは夏の始まりに一粒の悪意を植える
純粋な胃袋が食傷をおこしてしまわぬように
そうして生まれた悪意の芽が
世界をひとつ食べ尽くしてしまう
食べ尽くして何もなくなったひと夏はとても
静 ....
大きな山があって
そのまわりを道がくるくると続いている
頂上からゆっくりと転がり落ちてゆく
それがわたし
あなたであり、わたしたち
一本道は迷うことはないけれど
あなたはいつも怯え ....
{引用=人類は、まだ生まれたばかり}
時の口がガラスの乳房にぶら下がり
刻々と私の砂丘は完成されてゆく
埋もれゆくさなぎは薔薇の衣を纏って眠る
彼が(もしくは彼女が)飛び立つのを目にす ....
太陽が
沈むまで
君のために祈ろう
あと40゜
君に祈るのに
残された時間は
あと40゜
君は
死ぬのかもしれない
それとも
ただ
立ち去ってしまう
のかもしれないし
....
さあね
と、言ってごらん
それだけで千と
一夜の妄想を掻き立てる
さあね
と、言ってごらん
それだけで君の
血の色は藍にも黄にもなる
さあね
と、言ってごらん
夜が銀の杯を ....
第一幕
私に穴があいてしまった
安物のメビウスを架けて
これはピアスだと言った
第二幕
私に穴があいている
冬場は雪で埋まるけど
夏場の私は晒し首
....
ゴースト(無月野青馬)さんの瑠王さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
frontier
-
瑠王
自由詩
3
13-10-31
冷たい夏
-
瑠王
自由詩
3+*
13-7-16
支配する環
-
瑠王
自由詩
4
13-2-8
薔薇の衣を纏って眠るさなぎ達のための詩
-
瑠王
自由詩
5*
09-9-23
40゜
-
瑠王
自由詩
5*
09-9-6
さあね
-
瑠王
自由詩
7*
09-9-1
最終幕の窓辺から
-
瑠王
自由詩
5*
09-8-23
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