あまりの暑さに立ち止まろうとしたら
影が自分よりも先を歩いていることに気づいた

慌てて追いかけてたどり着いた交差点

道路にはみ出した自分の影が
通り過ぎてゆく車にひかれている

何 ....
動く景色を
眺めていたら
ぽつんと
ひとりぼっちに
なっていた

将来を想像して
動いてみたら
ココロが
ぺたんと
なってしまい

ぼんやりと空を
見上げたら
どっぷりと
 ....
輪ゴムを弄んでいたら
ぱちんッと弾けて切れた

がまんして がまんして
耐え切れなくなって
もうやめたッ

自分だけの ひとりよがりを抱え込んで
苛むのは やめにした

閉じていた ....
世界を救うんは
お前やから
そんな風に惚けたように
言う母親は
年の割には肌がきれいで
触りたくもなる

僕は頷いて
今後のプランを彼女に示すけれど
それにはそれほど興味は持たない
 ....
(きのう)
晴れた日
顔に両手を当てて
指の隙間からあなたを見たら
胸が痛くなった
そっと手のひらを返したら
日差しがキラキラこぼれてた

宝石みたいな言葉なんて
ひとつもくれたこと ....
雨がまた、降り出した
水曜の午後
憂鬱なマクドナルド
心臓の様な交差点
右心房、左心室、
左心房、右心室
そこにある血液と営み
規則正しい信号の流れ
ニューロンからシナプスへ
シナプ ....
空からふるふる雨がふる。
水辺の少女は悲しそうに目を閉じる。
世界中が雨のベールに包まれたように。
ふるふる雨がふるえる肩に、
ふるふるふるふる容赦なく。

正しい回路で廻る血液。
微細 ....
ほとばしる水をすくって
いらなくなった角質を
きれいに洗い流したら
南南東に向かって
窓を開け放つ

とれたての空気を
頭の中に吹き込んだら
多面体の自分が
きらきら回り出す
 ....
だいすきな
人がたくさん側にいて
私はそれで生かされている

見たいんだ
きみのあなたの
その笑顔
それだけでもう
心あたたか
よるにむかって、
てを、
のばしてみた。

誰かが迎えに来そうで、
怖い。
誰もいないことを確認して、
恐怖がつのる。

よるのくうきが、
わたしを、
引き裂きにやってくる。
 ....
優しげなまなざしで
君は僕についているタグを探す

僕は僕
誰にも似ていない
決して強くはないけれど
他の誰かに成り済ましていない

はやりの自然体を
君は不自然に着こなして街を ....
神田方面から三越本店を通り過ぎた
交差点の向こう側が日本橋だ

高速道路が橋の上を覆って景観が
損なわれているとテレビでも書籍
でも当たり前のように言ってるか
らゴチャゴチャ閉塞的な景観に ....
穏やかな朝はかなりヤバイ
いっそどしゃ降りになればいいのに
心地良い風がテンションを萎えさせる
「もう駄目かな」を踏みつけて歩き出す

みぞおちのあたりの不確かな重みが
慢性的な吐き気 ....
陰鬱な雨音が窓辺に滲みて
低くつづく唸り声と
さかんな水飛沫とともに
霧中に奔り去る夢の銀輪たち

仄暗い部屋で
目覚めると
突如、
胸に激しい痛みを覚えた

良くない
一日の訪 ....
札幌の空のしたにあなたを感じます

ウルムチの空のしたに憎悪を感じます

俺は地球のうえで空を探しています


疑われているひとを許したのは

生き方を貫き通したかったからです

 ....
脆弱を守る 固い鎧ではなく
進入を許さない 壁ではなく
触れられることに 道を開く
強くて弱い フォルムを纏う

メロディやリズムが脱臼され
何も 残らなかったと して
視覚的に 心地よ ....
流れ落ちる水は
千年前の水と変わることはなく
ただ重力の思う通り
落差のあるがままに
変わらぬ風景を作っている

そんなあり得ない話を信ずる訳も無く

流れ落ちる水は
削り取った岩の ....
夜の街

ネオンが一人歩きをする時間

人通りの多い駅前

だれか見つけてと

声に出さないで叫んだ



煙草を吸いながら
過ぎる人を睨みつける
そんな餓鬼にしか見え ....
 
 
 
+8月19日

背が高くていつも
自信がなさそうにしてる
優しい普通の女の子
美しい横顔で
声を出すと歌になる
大切なことは
いつも最後に
こぼしていった


 ....
                090704



青い日には
詩を推敲する
青春の尻尾を
ちょんぎって
本物の大人になるのだと
言われなくてもがんばるのが
青年後期の
務めです ....
草いきれと湿った地面の匂いがする
(夏だ)

こっそり張られた蜘蛛の巣を
黙って許すことにした
いのち、を
思ったわけではないのだが
今日はこの国や
内包する宇宙にも
とりわけ関心が ....
神の意志雨の降り止み意味に意味


雲流れ天上の者らと会話する


見晴らして煙る都市には乾いた知
やせっぽちのきみは
ちょっとやそっとじゃ
笑わない
女の子はなんでも
くすくすけたけた
笑うんだと思ってたけど

あっそこでは笑うんだ


栗色のベリーショート
奇跡の歯並び
 ....
月のひかりに近い
比重の


愁いが
瞳から溢れたとき


あなたはすでに
詩人であった





淡い湖に半身を浸して
何かを探し求め



深層に沈む
リングに手をのばす






ひと ....
{引用=
ハイビスカス


なき濡れる ハイビスカスよ 咲かないで キミに会えない 夏はいらない 


「あいつって…」 噂話が 気になって ゆるゆる溶ける チョコレ ....
透明な
軽薄と後悔の隅に
揺れ濡れるわたし
一秒先の未来にさえ
眠れぬ夜を過ごす

指先が
 
    痛い


ひび割れた仮面が
散らばる部屋で
やさしさも
どこにもない ....
 
   夏は他の季節よりも、死にちかいと
  たれかがおっしゃったのは天の声のようにも想え
  または蝉の声のようにも想え
  または緑陰をくれる梢の優しさのようにも想え
  私は夏を見極 ....
書き割りの高層ビルに
もたれかかる十六夜月
積木の高速道路には
飲み下せなかった
錠剤のような車の列

韻律の坂を駆け下りて
暗喩の橋を渡れば
目の前に広がるのは
上目づかいで吐 ....
舌の上でざらついたようかんの甘さは
窓辺でゆれる風鈴と似てる


初めて泣きながら目覚めた朝に
やさしい気持ちのありかを知った


あんざんではとても追いつかないくらいの
雨の染みた ....
まわるまわる
空間に溶けだすように
しなやかな身体を投げだす

無限ステップはミニマムなリズムに隷属し
時間を引き伸ばそうと
あるいは無化しようとする

そのリズムに身体を預けた君は
 ....
あ。さんのおすすめリスト(1191)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「影と歩く、夏」- ベンジャ ...自由詩10*09-7-13
決起- 未完自由詩6*09-7-13
もう戻れない- within自由詩5*09-7-12
どうせ世界は終わるやし- なかがわ ...自由詩409-7-12
曇り空にうたう日- 自由詩3*09-7-12
雨と憂鬱とそこに居る事。- プル式自由詩3*09-7-11
『ふるふる雨ふる』- 東雲 李 ...自由詩3*09-7-11
- nonya自由詩5*09-7-11
きみへのラブレター- つゆ短歌2*09-7-11
さんそ- ジャイコ自由詩6*09-7-11
品質- nonya自由詩6*09-7-10
日本橋- kauz ...自由詩7+*09-7-9
プレッシャー- nonya自由詩7*09-7-9
暗い窓辺に_★- atsuchan69自由詩20*09-7-9
虚空- 吉岡ペペ ...自由詩909-7-8
14行- 瀬崎 虎 ...自由詩109-7-8
- ……とあ ...自由詩6*09-7-8
運命をさがしてる- 蓮沼 栞自由詩209-7-7
空は人のかたちに似ていく- 石田 圭 ...自由詩2609-7-7
五月雨、乱れ- あおば自由詩6*09-7-7
あおむし- 銀猫自由詩19*09-7-6
煙る都市- アハウ俳句3*09-7-6
やせっぽちのきみ- はちはち ...自由詩11*09-7-6
月下の言霊- オリーヴ携帯写真+ ...2109-7-5
ハイビスカスのなみだ、梔子の恋- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...24*09-7-5
『刻を游ぐ』- あおい満 ...自由詩4*09-7-5
永遠を見極める眼球_2009- るるりら自由詩10*09-7-5
迷宮- nonya自由詩9*09-7-5
やさしい気持ち- ことこ自由詩2*09-7-4
フラップダンス- kauz ...自由詩4*09-7-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40