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雨粒ひとつ、靴の穴から入った
靴下を少し濡らして、汗に混ざった
雨粒ひとつ、あっという間に体温で消えた
空からまっすぐ靴の穴に、飛び込んで
靴下の泥と汗と混ざって消えて
なあ、やるせ ....
魚な感じの魚が泳いで行って
すれ違いに
自分ってなに?ってって
金色?
赤色?
なんかそんな色で
キラキラじゃ無くって
ギラギラって感じで
瞬いて
眩しくて
眼が痛くって
喧しく ....
僕は魚
水の中にいる
やわらかな魚
あまり泳ぎはしない
僕は魚
ぷかぷか浮かぶ
気楽な魚
水底までは潜れない
僕は魚
いつまでも魚
隅々までも魚
止める事は出来ない
....
雨がまた、降り出した
水曜の午後
憂鬱なマクドナルド
心臓の様な交差点
右心房、左心室、
左心房、右心室
そこにある血液と営み
規則正しい信号の流れ
ニューロンからシナプスへ
シナプ ....
愛を奏でるちいさな小鳥
ちいさなちいさなちいさな小鳥
あんまりちいさなお声だもので
愛のおうたが届かない
夢の実の成るちいさな木の芽
ふわふわふわふわふわふわ木の芽
あんま ....
すべてはこのバスの中で完結している
ふとそんな言葉が頭を横切る
雨はもうじきあがるだろう
そうして所在無さげに
手すりの傘だけが残るのだろう
老人は窓と小説を交互に眺める
後ろのどこか ....
どこかのどかな
こうえんのこえ
ひだまりいどばた
おくさまかいぎ
きのうのだんなの
いびきのはなし
わたしはわたしで
あいづちとんたん
あらやだびっくり
いそがなきゃ
たいむせえる ....
春ですね。暖かい季節です。暖かいとこれでもかと、たがの外れた人たちが出てきますね。
春になり、陽気な陽気に誘われて、変態どもの、酒の後。
花見もそんな人たちの集まる場になりつつありますが、出来 ....
「春待ちワルツ」
学校を遅刻した日みたいに小さな開放感(バカンス)
ほわほわの光と人気のない道
ワルツのリズムで足を出すのさ
てくてく歩こう寄り道しながら
いち にっ さん
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