新しい惑星に
私はなりたい
あなたの

楕円軌道で追いかけて

あなたの日常を
照らすこともない

私は
小さな氷のかけら
それでも

見つめる
くらいはいいだろう

 ....
ふりつもる夜の殻が
ふみしめるたび
かわいた音を立てて
砕ける
名前を思い出せない花の香りが
密度を増した湿度となって呼吸を
奪う
夜の果てにたどりつく
手っ取り早い方法は
眠りなの ....
夏の暑さがまっすぐに降り注いでくる。この
暑苦しさの中ですべてを腐敗させて、振り返
ることのない心を育ててゆく。流れる汗の臭
いとともに、空気が汚れてゆく。この世の混
沌を測るものがないのなら ....
何キロ四方の石盤の上に
100年に一度、天女がおりてきて
舞を舞う
ふわりと衣が石盤にふれる
くり返し
くり返し
気の遠くなるほどくり返すと
ほんの少し石盤はうすくなり
やがては、すり ....
私の無邪気なからかいによって
貴方の心が美しく奇麗になって行くのが好きなだけだ
私は生活などは求めてはいない!

生活を要求した途端に貴方は醜くなるだろう
何故なら私がそうするように ....
オニヤンマは、
空の道をもっていて
すうっと、
夏の光の騒がしいすき間を
無邪気な笑みで通りぬけていく。

この間、
{ルビ明日=あした}の出来事を
うすく
ニンマリ
なんて笑うの ....
昔男を取り合った女はわたしと正反対で
なんでまたそんなことになったのか覚えていない
わたしは余裕で調子こいてたから彼女を敵とみなしていなかったが
わたしがいろんなことに忙しく男をほったらかしてい ....
第一章 権利

 君をみたす酸素分子はさだめられた方角を見失うとき、霧となる。池のおもてで朝日が砕かれてゆくのを、君は燃える指でなぞる。どこまでが記憶なのだろうかと、問うこともしない。背後にあいた ....
きれいにいきること
ゆめをひきつけること
赤い靴とおどりつづけること


 と
  こ
   と
    こ
     と・
       ・
        ・
      ....
一から十まで音読している子供たちの学習を邪魔してはいけない。子供たちは覚えようとしている。窓枠から、開いている窓枠から手が伸びて、白い手が、絞め殺した数字をひとつひとつ放していく。楽しいおしゃべり。子 .... 本を開いて 通り抜ける言葉 眺めている


あんまり白い雲だから さみしい


水捨てて 私のようだと コップ見ている


ここには無いことだけが わかる日だ


もういらない ....
どーむろとるみねろ

道案内というわけではないですが
うろうろと歩くあなた方に
ひとことよけいなことを伝えましょう。

この町には
いくつかの「ろ」が
あります

少なくとも
水 ....
ネットという媒体は、批評には不向きである。批評の形式の問題ではなく、この媒体の特殊性がそうさせるのである。匿名性が極めて高いこと、垂れ流し的になり易いこと、広く公開され、即座に反応出来るだけに、余計な .... きっと死にゆく人の目に非が映り

食べ方を教えてくれれば霞でも

マジシャンのような手付きで爪楊枝

濡れている 傘も記憶も閉じている

腹ペコリ頭ペコリの職探し

ラブホテルの明 ....
桜の枝を折ったのは 僕です ジョージ・W

最初にやったのはあっちです ジョージ・H・W・B

先に逝ってます ジョージ・H

やられる前にやっただけだもん ジョージ・W・B

私の名 ....
ひどく目立たない黄色のレンガ道を行くと
夏休みの少し手前に古い送電鉄塔が見える
陽炎虫が大発生した年の真夏のある日
一人の男の子がその鉄塔の下で感電死した
鉄塔からぶら下がっている電線に触れた ....
鬼灯が耳をそばだてている


あなたの声をききたくて


夜な夜なおもいつのらせて


あかくあかく重く秘めて


口にふくむ
月のきれいな夜に友達に言った
そんなポンコツスクーターじゃ
どうがんばっても月には行けない
じゃあ見てろ、と友達は言うと
アクセルを一ひねりして
鳥海山をジャンプ台にして
飛んでいってしま ....
夏にすきな言葉は




清涼飲料水




です。




それは
レモンをしぼった透明のサイダーで


汗をかいたグラスは 商店街の福引の。



扇 ....
「メタン・ショック」

  世界の
  メタンガスの1割は
  牛のげっぷで出来ている

  君が泣いたら
  二酸化炭素は
  アサガオを揺らすだろうか

  ボ ....
名称 : シムレリ(疑似宗教)
分類 : シミュレーション・ゲーム
難易度 : ☆☆☆☆☆
[解説] 教祖を育て、教義を立て、信徒を増やし、いかに長く存続させるかを競う。法人化せずに巨大化すると ....
都会にしては日系ばかりだ
スタジオ・ワークにしかないのか
一つには偏光する楽色
世紀末にだってまだ時間はあるし


  ベテラン、にも季語
  「八月」
  あるいは
  「宿命」
 ....
 あなたは、荒れ狂った、広大な砂地に足を埋めて、飛ばされないように、大時化で、ドロドロとした朝の、ドロドロとした波に打たれて、気絶する、泥土の景色のようだと、あなたは言うから、ねえ、あなたは帰 ....  澤木耕太郎の『深夜特急』。

 昔、テレビで大沢たかおが実写でやっていた。アジア篇しか見ていない。でも、スゲー憧れた。一年前の僕は今頃、東南アジアにいるはずだった。貧乏で、ごちゃごちゃしてて、不 ....
上手く眠れないままの空が白み始める。轟音
で走り去る獣たちもわずかで、その咆哮にも
ためらいが見える。廃墟の影に潜む小人たち
は闇が消えていくに連れ恐る恐る顔を覗かせ
覗いた顔を逆に覗かれ ....
ヒロシマを忘れるな、と
私はうたわない

ナガサキを思い出せ、と
私はうたわない

アウシュビッツに吹いた風を
私はうたわない

東京のくらい空の波を
私はうたわない

私がう ....
「スピードの出し過ぎで、赤信号に突っ込んだようです」
「逆噴射痕は」
「なし。どうやら亜光速のせいで赤信号が」
「見えなかった?」
「いいえ、"青方偏移"で青信号に見えたよ ....
ドーナツの真ん中の穴から友人のAさんが訪ねてきた
「どうもどうも」
いやなに ちょっと暇だったもんだから
Aさんはドーナツの真ん中の穴から
ずかずか部屋に上がってきた

時々こうやって突然 ....
誰が湿らせたかご臨終ごっこ

待て落ち着けそいつはほんとに美女なのか

話しだすとつとつとつとつヘリが来る

あ と思うより他のない傷があり

月を打つ音悲しくて水面立つ

「今日 ....
真っ白な

窓の画用紙に

指でなぞった・・・三文字





あ。小さな雨の子消さないで!

けすとあの人が遠くなってしまうから
佐々宝砂さんのおすすめリスト(1055)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新しい惑星- umineko自由詩8*05-7-30
星のうまれるところ- 汐見ハル自由詩1505-7-30
棒読みの歌- 岡部淳太 ...自由詩10*05-7-29
- 服部聖一自由詩205-7-29
青い悪夢の狭間に細くつたう月光の、夜- 汰介自由詩2*05-7-29
、ゆく未練- こしごえ自由詩5*05-7-29
新築祝いを送るよ- チアーヌ自由詩705-7-29
法学- 葉leaf自由詩19*05-7-28
*花を抱いて*- かおる自由詩12*05-7-27
いたいけな子供たち- 黒川排除 ...自由詩305-7-27
俳句かな?- こむ俳句4*05-7-27
どーむろとるみねろ- うめバア自由詩505-7-26
『批評は誰のためのモノか?』- 窪ワタル散文(批評 ...16*05-7-26
- 黒川排除 ...川柳405-7-26
寓話_BBS- クリ未詩・独白3*05-7-25
しっぽのある鉄塔- クリ自由詩14*05-7-23
鬼灯(ほおずき)- こしごえ携帯写真+ ...9*05-7-22
月とスクーター- haniwa自由詩12*05-7-22
からんからん- コトリ自由詩13*05-7-21
空想科学風物詩(1)- umineko自由詩7*05-7-21
寓話_不可解な死_20- クリ未詩・独白5*05-7-21
工房通い- 吉岡孝次自由詩105-7-20
しろい_いきつぎ- 嘉村奈緒自由詩1605-7-20
『ROCKS』- mana散文(批評 ...3*05-7-20
天敵のいない八月- いとう未詩・独白14*05-7-20
メロディ- umineko自由詩8*05-7-19
寓話_不可解な死_18- クリ未詩・独白2*05-7-19
私の友人- スプート ...散文(批評 ...3*05-7-19
- 黒川排除 ...川柳705-7-18
窓の文字- 淀君自由詩4*05-7-18

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