{引用=
                 青
                左手で
雨              散り飛んだ
ずっと           滑らかな炭酸水
嘘のまま     ....
アーモンド舌噛んじゃった冬日かな 月を吐け
月を吐け

王水呑みすぎ二日酔ひ
糜爛しきったのどちんこ


月を吐け
月を吐け

色白娘のおしりのやうな
まるくて大ッきな月を吐け!



 空から子猫が降っ ....
透けるまで薄着して森のわたしためす

集まる紙風を背中でせき止める

不審な針を持ち歩く動きを落日に焼く

筆跡集う闇市に服着せて隠す

雲が昨日工場を飲み子供らの嘲笑

羽根付き ....
 雪雲が切れたようだ。陽が射すと季節が春へむかっているのがわかる。公園の駐車場で休憩としよう。座席を後ろに倒して窓をすこし開ける。エンジンを止めてガラス越しの青空をピラーで切り取ると鳥のさえずりが聞こ .... 噴水のそばでは
アビリティーが無効になります
仕事の話はやめましょう
大声で電話しながら歩いている人
あなたの内側を掃除したい


 2004年11月23日制作の上記「噴水の話」から、昨 ....
時折天井から記号が滴る

灰色の水槽の中には青白い都市が浮遊している

祭壇めいた台の上で
少年はくる日もくる日も
華奢な実験をくりかえす
時々淡いひとりごとを呟きながら

ほのかに ....
          着想       が生まれるまで            待つ     押し続ける           穏やかな         侍      放棄する      インドの先端    .... ゆうろさん料理をしましたか
ええ、しましたよ
左手 お野菜洗ったので冷えてあかい
右手 あついお鍋を見ていたのでももいろ
今日はどこで
小鳥の巣箱よ
小さなやかんに小さなお鍋
風邪ひいた ....
ある冬の雪の日の写真の中で二月をとめて待っていて。



二月そうして服役した服は役目を終え野に放たれるのだ。


前転をつづけた雪だるまはそろそろ後転の ....
砂巻き上げ騒ぐ海ひたと光に遭う

ラジオ壊れて六歳児の名を呼び続ける

指の腹を故郷に向けて押しとどめる

雨に濡れた前髪に目と水たまり

本当は白い青葉を冬に透かす

怯える者の ....
 食い違う夢 −『私たちの欠落(夏の日の)』藤丘 我流読解−


 批評祭に寄せて、ふたつの文章を書く構想でいた。ひとつは、フォーラムの
外で書かれたものについて、もうひとつはここに書かれたも ....
「ネット詩fについて」清野無果さん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=100523


 裂け目を開くために私は頁をめくる。アリストテレスの「詩学」で ....
おれが新巻鮭を食うと同時に塩気と滋味が入り混じった
感覚がワールドトラディショナル!ワールドトラディショナルと
さけびつつ十トントラックでケシの花をぶっつぶしながら迫ってきた。

そのとき ....
鏡のない部屋で山火事を知っている

三角の絵の前に浮く栓から泡

においする村を静かに人呼ばわり

土壁に脆い鴉が鳴いている

空席の朧に縋り尽くす妻

友の内側に鳴り響く湖底があ ....
 1

暗い雲が空を覆い
激しい雨が続いて
このままでは
街は水の中に沈むと
感じる時
私はあなたを探している

まだ逢わないあなたを
探している

あなたに逢えば
きっと私 ....
がんばれ
きみは
どこかには いる

わたしのなかの ものがたりが
ここからどこかへ とびさっていっても



さようなら せかい
わたしが しんじていたもの
かぜのようにとお ....
立ち昇り 斜頚の日
紫煙の薫りに不思議に色めき立つ

煌き 重い日輪 くねる日差し
とどかぬ窓のない部屋
赤外線ヒーターの鈍い光に目を そっと閉じて

紅い瞼の裏で
妖艶な瞳 輝かす
 ....
パネルの群れ従え死す鳥パネルは北へ

公園にノコギリ引き右肩に担ぐ

模型都市あらゆる白い布以外

鉄降る夕方ガス立ちこめ手探りの赤目

眠りを這う温い蛇舐めた目さめて黒

ふめつ ....
心臓の裏から散る紙吹雪赤

時差で今発煙筒を挙げている

刺した画鋲の並行世界で画鋲抜く

引き裂く手の感覚思う丘の上

人魂がある草原はずっと青

何を思えば月のように浮かんでい ....
愛してもらいたいなら愛さなければならないとか誰かが言ってませんでしたっけ?
俺って実はプライドの高いさみしがりなんです知ってたかい?
愛せるものも見つからない俺って愛される資格がないってことで ....
・2007-09-09

頭脳線ふたつに裂けてゆく体

あっぽうと呼ばれて赤くなる林檎

煙草から目薬にして十日間

この中にまわしを取った奴がおる



・2007-09-1 ....
『鼻を失敗したの』
『だから自殺するの』
吊り革を握る手に力が入る。私は、隣りに立つ女が手に持ってゐる、携帯電話の液晶画面を盗み見てゐた。
『目はうまくいったんだけど』
女の髪は長く、俯いてゐ ....
歳経てその泥亀が石となったのは三世紀の事であった
アレクサンドロス大王がしばし馬を休めてチグリス川に憩うた時
その亀は大王の右足の傷を認めたのであった
亀はたちどころに卜し、大王の死の近い事を知 ....
うずまきうずまきぐるぐる巻いて
いつか解けなくなるといい
いつかひとつになるといい

木枯らしが吹いて淋しさが増すのは何故だろう
乾ききった落ち葉を踏むと靴がカシャカシャと音を鳴らす
騒が ....
ほんとうの事が知りたいけど
正しいかどうかはどうでもいい
つまり、とりあえずは磁北を信じて
夜どおし動かない星を探し出す
北極星、と呼ぶのは僕たちだけで
イトスギ達にはきっと別の呼び名がある ....
 最初に断っておきますが、僕は議論があまり好きな方ではありません。自分が提出した意見に対して横槍が入ったからといって、それに答えて弁明または自らの意見を解説するようなことは極力したくありません。それと .... 薄い封筒重ねていく青ざめたスクリーン

花うしろひらく色すみればたふらい

水面の鳩分裂し沈む石

絶えず笑う女と袖を結ぶ習わし

搾られる以前の果汁内包する墓

雨に浸るきれいな ....
しりとりをしてもひとり。

カレー食う、ひとよひとよにひとりみの

歯ブラシにシェービングジェル、五月雨の朝

銀の雨紫陽花染むるレクイエムか

傘を振りソールが弾く音、てゅるりらっ
 ....
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070919/135317/

http://business.nikkeibp.co.jp/fb/ ....
佐々宝砂さんのおすすめリスト(1055)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
菱型の季節- Utakata自由詩508-2-29
冬日2- A-29俳句5*08-2-27
月を吐け- 三州生桑自由詩4*08-2-26
キキキ- 黒川排除 ...川柳308-2-25
蝉の砂時計- たりぽん ...自由詩9*08-2-20
●そろもん(あとがき)- みつべえ散文(批評 ...4608-2-17
実験室37−C- 塔野夏子自由詩16*08-2-11
かんがえるスペースバーおす- 黒川排除 ...自由詩308-2-9
ゆうろさん- ふるる自由詩30+*08-2-8
「_二月をとめて待っていて。_」- PULL.短歌8*08-2-3
かたがなしい- 黒川排除 ...川柳708-1-30
批評祭参加作品■食い違う夢_−『私たちの欠落(夏の日の)』藤 ...- 大村 浩 ...散文(批評 ...8*08-1-28
批評祭参加作品■ネット詩fの裂け目から- 2TO散文(批評 ...308-1-25
ワンダフルワールド- 構造自由詩108-1-19
金属曲- 黒川排除 ...川柳408-1-17
オリハルコン- 紀ノ川つ ...自由詩108-1-17
独白- (1+1 ...自由詩2*08-1-15
龍女と・・・- アハウ自由詩508-1-8
閃四散- 黒川排除 ...川柳4*07-12-27
受動パラレル- 黒川排除 ...川柳607-12-20
心臓を吐き出そうかと思いまして- 榊 慧自由詩807-12-13
雑句(2007-09-09〜2007-12-13)- 若原光彦川柳507-12-13
整形手術- 三州生桑未詩・独白407-12-12
- 音阿弥花 ...自由詩207-11-18
うずまきうずまき- 榊 慧自由詩207-11-14
きっと、別の呼び名で- たりぽん ...自由詩27*07-11-13
個人の「経験」から世界の別の顔へ- 岡部淳太 ...散文(批評 ...4*07-11-13
餡陥- 黒川排除 ...川柳307-11-12
'07夏・句集- しろう俳句3*07-11-10
農家切り捨て論のウソ、の嘘- はらだま ...散文(批評 ...16*07-10-21

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