「書評」紛争の心理学:融合の炎のワーク A・ミンデル著
永沢哲監修 青木聡訳
講談社現代新書ISBN4-06-14 ....
Ciao Totti!
チャオ、トッティ!
木目の、ピノキオ
君は何の亡骸か?
スクリーンに映し出された、Saga
湿った、蒼い敗北の風がピッチを吹き渡る
冷たいか?それ ....
まずはね、気配だけ。
しかも寝ようとした時なんて無防備でイイ感じ。まわりをさー、ぐるぐる歩いてみるんだよ。そそ、毎日。意外と気付くんだよねー。物音とかにビンカンになっちゃったりさー。オモシロいんだっ ....
パランカ・トランカ
ぼくらの思いつきの架空の都市ですが
なにが名物だろう と笑いあいます
きっとそれはぎょうざのような食べ物で
チリをつけて食べるのでしょう
パランカ・トランカ行きの ....
澄みきった青空に
白い帽子が
よく似合う
まぶかにかぶった
はずかしがりや
冬の朝にそびえる
富士山 どでーん
骨壷をもうひとつと
父親は頼みました
寒い寒い一月の斎場で
白い骨になってしまった
母親を乗せた
鉄板をみんなで囲みながら
葬儀屋が用意してくれたのは
大きな骨壷がひとつと
....
暑中お見舞い申し上げます
今年は母さんの新盆だから
せめて墓参りにくらいは帰ってきなさい
父より
追伸
そういえばクロがおとと ....
昨夜パーティで食べたものが悪かったのか、どうも腹の調子がおかしい。ひどい下痢だ。朝から何度もトイレに通っている。宇宙空間でクリスマスなどやるもんじゃないな。ズボンのベルトを締め直しながらトイレから出 ....
白鳥は冬の渡りの鳥
"冬の白鳥"
なんにも不思議なことはない
けれども白鳥は夏の星座
南十字とともに
銀河鉄道のもう一つのステイション
北の十字
冬至間際の日 ....
まだ若かった三十年前、薄っぺらいクラシックラルースをテクストに辞書と首っぴきで
ランボーを読み、痴がましくもその全訳を夢見たものだったが、十歳の少年が「金利生活
者になりたい」などと書いているの ....
ましかく な
雨
つち の
少し 上
ころっと
笑ったの
沈む
柔らかい
折り畳まれた
船
流れる
朝
ひ
ルビーロウカイガラムシに寄生し、殺す
ルビー赤宿小蜂の生態を観察することは
体操の技、コバチを見ることよりも
大切なのかもしれない
あれっ
お客さんも うそ をお探しですか
うちはもともと まごころ屋 なんだけどねえ
ええ いいですよ
お代の方は 必要な時間だけ
お客さんの寿命で払っていただきます
軽い ....
スケッチが好きでした
絵画ではなく
スケッチが、
という人でした
鉛筆が好きでした
絵の具ではなく
鉛筆が、
という人でした
それなのに
画用紙は、嫌いだ
という ....
自由になりたい
自由になりたい
っていうのが
口癖だったわけ
そしたら朝起きたら
翼がついてたわけ
そりゃもう嬉しくてね
飛びましたよ
ぐるぐる
ぐーるぐる
で ....
佐々宝砂さんの「二流詩人7つの条件」とそれに関わる一連の文章を大変興味深く拝読した。コメントはその文章のところに書かせていただいたので、ここでそれ以上感想文なり批評(恐れ多い)を書くつもりはない。 ....
思いきって体を展開
次のうち正しく人体となる展開図はどれか選べ
ア
イ
ウ
エ
の中に答えはあるのか
さらに思いきって
らせんを分解
写真1のヒトを示す遺伝子の正確な塩基配列はどれか ....
いつもララしてる
おねーさんのお目目は困ったくらいの蜻蛉球で
少しずつ村の人が齧っていくものだから
少しずつ世界が薄くなっていったけれども
その度に縞模様が増えていくので
おねーさん ....
バスケットコート
ゴールネットは木枯らしに揺れていた
とどきそうな気がして
ジャンプした
もちろんいつもと同じゴールネット
とどくわけもなく
きっと中指のもうひと関節ながければという距離で ....
黄色いまだらな生き物は
首を伸ばして
鍋に盛られた青草を食んでいる
青草には黄色い花ものぞいていて
ぎざぎざの葉っぱなど
なかなか新鮮そうだ
黄色いまだらな生き物の故郷 ....
秋の{ルビ陽=ひ}を そっくりそのまま はね返す オレンジ色の 宝石ひとつ
自動販売機に 百円いれて
みんなで同時にボタンを押そうと
あの娘が言った
あの娘はオレンジジュースの前
僕ら8人の小学生は
それぞれ適当なところに立って
いっせいのーで
ミルクセ ....
ボートから転げ落ちて溺れた
一人目の男は
すぐに飛び込みすくい上げてくれた
ボートから転げ落ちて溺れた
二人目の男は
携帯電話で助けを呼んでくれた
ボートから転げ落ちて溺れた
三 ....
「絶対」とか
「歴史に残ります」とか。
たくさんたくさんもっといろいろ
ナニかを見ていれば
そんな言葉は口から出ないハズだ
あんちゃん大学出の新人か
ゆくゆくは幹部やな
まあ研修期間は「ご安全に」やな
あ〜
かっこ悪う
そんなピチっとした作業服にするさかい
ちょっと踏ん張っただけでケツが破れてまうねん
ま ....
☆萩原隆詩「氷海」の場合
白い皿の上で
蟹を解体する
節という節をへし折り
甲羅を割り
白い肉をせせり喰う
朱金色の脚の内側を裂き
固いはさみを砕き
脳味噌をひらき ....
友人から「いかにせん 茶飲み友だち」の上五、中七 を示されて、下五のみ、考えてみたもの。本来なら、「未句」という欄があれば、そこに出すべきものですが、ことばの面白さにつられて、付けてみました。
....
ある人はいう
空がくらくなるのは
日が眠るときに
よく眠れるように
空があかりをおとすからだ
と
ある人はいう
空がくらくなるのは
日がさるときに
次に会う瞬間を
空が恋こがれ ....
(十八歳のノートより。走り書き。)
整然と暮らす人々への激しい憎悪
違和感が劣等感でしかないことを理解して私は身悶えた
一時もここにいてはならないという強迫観念
しかし他にいるべきところもない ....
みんなおらっちのこと
さんらー
ってよんでるけど
おらっちはもっとちゃんとした
せいとく
っていうかっこいいなまえがあるのに
でもかんじはかけないからさ
さんらー ....
佐々宝砂さんのおすすめリスト
(1044)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「書評」紛争の心理学:融合の炎のワーク_A・ミンデル著
-
こん
散文(批評 ...
8
03-12-24
『Ciao_Totti!』
-
川村 透
自由詩
3*
03-12-23
イッツアショウタイム_2
-
あみ
散文(批評 ...
1
03-12-23
パランカ・トランカ
-
nm6
自由詩
3
03-12-23
どでーん
-
春日野佐 ...
自由詩
7*
03-12-20
一月八日_白山郷共同斎場にて
-
山田せば ...
自由詩
15
03-12-20
猫の出家
-
山田せば ...
自由詩
28
03-12-20
2100年宇宙のクリスマス
-
みつべえ
散文(批評 ...
4*
03-12-19
冬の白鳥
-
小池房枝
自由詩
3
03-12-19
自己の言語回路からの自由へー九鬼周造著『日本詩の押韻』私解ー
-
狸亭
散文(批評 ...
18
03-12-12
笑う_船
-
砂木
自由詩
11*
03-12-11
ルビー赤宿小蜂
-
コンパス
自由詩
1
03-12-11
まごころ屋
-
AB(な ...
自由詩
5*
03-12-11
「開_放」〜ある水彩画作家の回顧展に
-
バンブー ...
自由詩
4
03-12-11
煙草
-
ミサイル ...
自由詩
24
03-12-11
かくかくしかしか/書く掻く詩か死か__--詩と詩人についての ...
-
岡村明子
散文(批評 ...
4*
03-12-11
人が人であることの同一性への試み・思いきって
-
岡村明子
自由詩
6
03-12-9
白紙
-
嘉村奈緒
未詩・独白
4
03-12-8
ゴールネット
-
バンブー ...
自由詩
2
03-12-7
きりんたんぽぽ
-
小池房枝
自由詩
5*
03-12-6
柿
-
春日野佐 ...
短歌
5*
03-12-6
思い出セーキ
-
小太郎
自由詩
4
03-12-6
溺れる
-
岡村明子
自由詩
11
03-12-6
偏見へ偏見(食券制なので返券も可能です。)
-
山内緋呂 ...
未詩・独白
4*
03-12-6
ネジ締めたろか
-
AB(な ...
自由詩
17
03-12-6
風のオマージュ_その10
-
みつべえ
散文(批評 ...
12
03-12-5
いかにせん茶飲み友だち
-
狸亭
俳句
5
03-12-5
日がくれる
-
りょう
自由詩
9*
03-12-4
十年後
-
岡村明子
自由詩
5*
03-12-4
さんらー_は
-
AB(な ...
自由詩
14
03-12-3
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
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