最近、地球の飴という不思議な飴を購入したところ、7種類入っていたので、一週間かけて食べてみた。

月曜日は 光沢のない飴を
火曜日は くすんだあおの飴を
水曜日は 枯れ草色の飴を
木曜日は  ....
TVを付ければ、
新聞をめくれば、
今日も、また幼児虐待事件。

この種の事件が起こると、
いつも僕は不思議な・・
簡単な言葉では表現のしようがない「感覚」に取り憑かれる。

それ ....
カラフルメリーは自分の名前が大嫌い
カラフルメリーを本当の名前と信じたがってる
唐辛子よりブラックペパー
胡麻油よりオリーブオイル
テーブルの上の醤油が死ぬほど恥ずかしい
天国のパ ....
  立ちつくすオベリスク
    立ちつくす
    立ちつくす
    オベリスク
    立ちつくす

  オベリスク立ちつくす
    立ちつくす
    オベリスク
     ....
或る隔絶にI 泣edする夜
Ruin a Loca、錯伐とした揺
同じ夜、薄電灯と斜かいに
視た 残響、端空にFeedOutった
キた、下りた血中の錠剤強いた
ハルシオン0.25mg×4の脳 ....
今日はとても疲れてしまったので、
あなたに会うことはできません。
あなたのことが好きなので、
あなたに会うと
わたしはとてもカロリーを使います。

とりあえず、25メートルプールを
5往 ....
情感は使わない洗面器からあふれる陶酔の潰れたプラム食糞の構造を証明するのに
ピラニアが必要アマゾン行き断念パパが近所のペットショップにて購入30年越しの悪夢
放電現象行きずりの人渇かない爪痕散 ....
夜は、乾く、ので、ふらりと。


ここは、暖かいです
どこか、銀色の日々です
おだやかな、アラシが、ココにあります
やせたりは、しません
コトバがキンゾクのようです
ひとりごと、です
 ....
「袖道」

読者の誤解を恐れずに言いますと、
読むと不快感を感じさせる詩というのがあります。たとえば、プチブルな(この言葉はも
う古語になってしまいました。あなたが、街角やキャンパスで大富豪の ....
ある晴れの日のことです
くもは糸にのってふうわりと散歩していました

    やあ
    あんまりいいお天気だな
    これはひとつ
    おなじ名前のそらのくもとやらに
     ....
鳥は自由に飛ぶ
一本の線によってへだてられた空間を
風つかいのグライダーのように滑空し
大気をはらんだ凧のように静止し
熊蜂のように羽ばたいて流れの外に飛跡を残したりして
そして時には それ ....
                       きゃらめる 7


  ことば

  1

とてもさむいあさはやく
よぶこえでめがさめた
もうふにくるまったまま
ずるずる
ゆかをは ....
きっとこれはライグレと煙草で
味とも匂いともつかない艶めきが乗りかかる部屋に
トタンに雨が踊り狂ってしまって 音楽のほうが薄っぺらで

勢いあまって気が違ったか なだれかかり
この季節の 凡 ....
始まった覚えなど微塵もないのに
ぼくたちの生は1秒ごとに死に向かってダイブする
描くフォームがそれは見事で
ぼくたちはうっとりとそれを見ていた
子供の頃に憧れた
空に棚引く飛行機雲にする興奮 ....
私たち詩人はやさしくあろう
親や主治医や批評家や神に対しても
大きな視野とココロでもってやさしく接そう
確かに少年の言うとおりに親たちは何もわかっていないんだ
ほとんど我侭で宇宙人みたい ....
           ナツ、おばぁちゃんに聞いたんだけどぉ
           ほんとはもっと暑いかったらしぃのよぉ

 何が。

 かというと
 久しぶりに過ぎ去った台 ....
チリチリしたものがふわふわして
涙たっぷりの朝の食卓になりました

誰もいない台所はいま荘厳なひかりにあふれています
醤油のこびりついた容器も金色に輝いています
空気の一粒一粒が新しく生まれ ....

目の見えない私には
百科事典は
何の指針にもならない

漬物がよく漬かる重さだから
重宝しているんだ

それだけだよ




これはぼくのばいぶるなんだわからないことは ....
 なるべく精確に言葉を使いたい、と思う。だから、言葉がひきずっている余計な意味は、極力、排除する。
 しかし、詩歌を書くとき、最も力強いのは、言葉の持っているしっぽではないか、と思うことがある。
 ....
くぐもり

うきぼり

はびこり


くたばり



のけぞり




あぁ、ここだ、ここだ。
ざす
ビートルズの曲は
たいていタイトル部分しか
歌詞がわからなくて
あとはみんなホニャラ〜とごまかして歌う
これ日本の法則

で終わろうとしたテレビ側が
最後にインタビューしたのは
く ....
 階段が沈んでいく。



 当たり前の海の中に。



 階段が沈んでいく。
 沈んでいく。



 俺はその階段を
 歩いている。
 階段は
 沈んでい ....
まけじゃんけんというものをおそわりました
さきにあいてがだしたてに あとから
わざとまけるてをだすじゃんけんだそうです

ぱーには ぐーを
ちょきには ぱーを
ぐーには ちょきを

ま ....
春泥が
明るいインクの
滲み、です


その滲みが
無意識に漏れる
芳香、です


その芳香が
呼吸のような
肌色、です


文字を読む幼子の口調の明朗さで
明 ....
矛盾の森を見とおす 瞬かぬ目

しじまの底に射す 水銀のセレーネ

高く遠い月は 手のひらに近く



涙に濡れる野辺に ニンフは眠る

隔てられた人の ほろほろと震える肌
 ....
A case of Noble Dry Disease in our hospital


【緒 言】
稀な疾患である貴腐死病(NDD: Noble Dry Disease)の一例を経験したの ....
歴史はよぉ,こねーな乱暴狼藉が生み出すんでにゃーでよぉ

五十六人目と,自らをそう名乗る藤吉郎が言う
泥だらけの顔で,目だけをぎらぎらと血走らせ,
長い旗指物を持ってのそりと立つ
見渡す ....
 鮮血のアンダルシアの石畳首なき人の燻り立つ笑み
(せんけつのあんだるしあのいしだたみくびなきひとにくゆりたつゑみ)

<通釈>空を仰いで目を閉じると、強い太陽で真っ赤な闇が視界を覆う、夏のアン ....
冷凍庫に眠る
蜂の亡骸は凍る
大人のわたしは
花と虚偽の
供述を並べている

あのとき
去る季節は凶暴なのよと
教えられたから
わたしは隠れて
餌をあげた

遺棄傘に貫かれた土 ....
トイレの便器に座って下着を下ろす
この普通の行為によって導きだされるのはそう、排泄物だ

食事中の方失礼

力んだところで出るものは出ず
変わりに長く細長いものがにゅるにゅると飛び出した
 ....
佐々宝砂さんのおすすめリスト(1044)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
7種類の飴- ゆひゃ自由詩1*04-4-6
「きょうも、また・・・」- PULL.散文(批評 ...8*04-4-6
カラフルメリーダイヤモンド- いとう自由詩1704-4-6
立ちつくすオベリスク- たかぼ自由詩304-4-4
無題- 六崎杏介自由詩5*04-4-4
待ち合わせ- チアーヌ自由詩3*04-4-3
プラムの町- 瓜田タカ ...自由詩3*04-4-2
『乾いて候』- 川村 透未詩・独白12*04-4-2
「袖道」- m.qyi散文(批評 ...404-4-2
クモる日- 長谷伸太未詩・独白2*04-4-1
鳥は自由に飛ぶ- ダーザイ ...自由詩2904-4-1
きゃらめる_7- アンテ自由詩12*04-4-1
ラブソング/トタンに雨が踊り狂ってしまって- nm6自由詩604-3-31
high-and-mighty- yozo自由詩104-3-31
朗読用テクスト_未完成交響詩_第17楽章「詩人のやさしさにつ ...- 馬野ミキ未詩・独白604-3-29
温暖化現象とひそかな苦悩- yozo自由詩204-3-29
朝の食卓- 青色銀河 ...自由詩704-3-27
百科事典の使い方- クローバ ...未詩・独白8*04-3-26
言葉の持つしっぽ(あるいは亡霊)について- 白糸雅樹散文(批評 ...4*04-3-26
うみどりでもいいよ- 黒川排除 ...自由詩204-3-26
ビートルズ- 石畑由紀 ...未詩・独白1404-3-25
階段- カンチェ ...自由詩7*04-3-25
まけじゃんけん- 汐見ハル自由詩29*04-3-24
肌色の春泥- A道化自由詩804-3-23
メランコリア- クリ自由詩5*04-3-21
当院における貴腐死病の一例- たかぼ自由詩1404-3-18
桶狭間にて,_五十六人目の藤吉郎- do_pi_can未詩・独白604-3-17
出張「幻視短歌」- 右肩良久短歌204-3-17
蜂月の粉- よつやと ...自由詩704-3-17
失恋衝撃レベル- 暗闇れも ...自由詩7*04-3-16

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35