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雪崩れた跡もある谷すじを登って行くのだ

川には鹿の死体が、森の一部のようにあった
猪の足跡と鹿のフンのおちる雪のうえには道がない
つかまりどころもないような急な雪の斜面に
張り付くように足 ....
何キロ四方の石盤の上に
100年に一度、天女がおりてきて
舞を舞う
ふわりと衣が石盤にふれる
くり返し
くり返し
気の遠くなるほどくり返すと
ほんの少し石盤はうすくなり
やがては、すり ....
佐々宝砂さんの服部聖一さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
川には鹿の死体が森の一部のようにあった- 服部聖一自由詩1*06-2-9
- 服部聖一自由詩205-7-29

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