)鳥が叫んでいた、音楽の道。(僕はその先に小屋があって、小屋はビルの一階になっていることを知っている。沙漠の拡大は羞恥心により妨げられている。ビルの屋上から沙漠は始まった。音楽が細く放射していく、僕の .... 夜になると一段増えるという噂の学校の階段へ仲間内で調べに行ったが、昼間に数えたときと同じ段数で「おもしろくないな」と思いながら帰ったが、来たときよりも人数が1人増えていることには誰も気づいていなかった .... 四角い仕切りから踊ったままの少女サークルへ

供物の書開く度開く音疼く疼く寺院

接続部位死ねば友の思考に割り込む糧

湿布の群が河となり流れる岩沿い

市が粒に見える坂の天辺から粒
 ....
 詩誌「あんど」8号に掲載された井川博年氏の「期待しない ――若い詩人への手紙のようなもの」と題する文章は、これほどまでにひどい文章を読んだのはいつ以来であるか思い出せないというくらいにひどい、長年に ....  窓の外がうるさいのでカーテンを開けると、案の定、犬が降っているのだった。雨粒たちはみな、犬の姿をしていて、降り落ち、地面に当たると、きゃいんきゃいんと啼いて弾け数粒の .... 砂浜のない水たまりがさみしくて砂時計から補充した陸



さようなら ― もとは接続詞なのだから ― 悲しむ理由はどこにもない



「リコーダーを縦笛とよぶ日 ....
階段は夜よりも昼のほうが暗かった、上下左
右に伸びた立体駐車場が、がりがりと音を立
て始めている、埃のかたちをした日差しは鉄
柵で刻まれて、誰もが忍者かシマウマのよう
なシルエットになっていた ....
春めいてうとうとしててお正月


俺パソヲタだから眼鏡買わなくちゃ


耳のある方へ曲がっていく轍


日に一度指の本数確かめる


可哀そうな美人倒れていないかな


 ....
詩とは直接関係ありませんが、
現在宇宙で活動中のエンデバーからの映像を
リアルタイムで見ることができます。
宇宙飛行士目線のカメラ映像になっていることもあります。
何かインスピレーションを得る ....
柱研がれて朝焼けの六対になる

思い出の本に無くした腕の跡

肺に達する狐を揺らして教会に行く

重い気泡徐々に浮上し階下で弾ける

熊の手を熊から降ろす階段長い

だれもかも老い ....
            080306




みんな私が悪いのです
テレビのスイッチはリモコンです
タイマーも付いてます
雨なんか降りません
誰が一緒に行くと言いました
責任は ....
寄花貌

独吟坐覚雨声微
半睡詩魂散亦飛
夢裏相逢何鬱鬱
以詩顔色作薔薇


花貌に寄す

独吟 坐(そぞ)ろに雨声の微かなるを覚ゆ
半睡 詩魂 散りてはまた飛ぶ
夢裏 相逢へ ....
「きず・凹みなおします」 
横文字の流れる電光掲示板を 
仕事帰りの夜道で通りすぎる 

明日も世界中のあちらこちらで 
数え切れない凹んだハートの人々が 
朝陽とともに起き上がり 
そ ....
  チェーンがディレーラーをすり抜ける音
  始まりのいつもの儀式
  数秒間の加速のあと静かに静止する
  制動機の動作確認、これも儀式
  そして百メートルごとの加速機を通過しながら

 ....
尾の長き生き物らしい。寒さとは
爪並べ指を揃へて朧かな
春の月唐突に死の淵に浮く
{引用=
                 青
                左手で
雨              散り飛んだ
ずっと           滑らかな炭酸水
嘘のまま     ....
アーモンド舌噛んじゃった冬日かな 月を吐け
月を吐け

王水呑みすぎ二日酔ひ
糜爛しきったのどちんこ


月を吐け
月を吐け

色白娘のおしりのやうな
まるくて大ッきな月を吐け!



 空から子猫が降っ ....
透けるまで薄着して森のわたしためす

集まる紙風を背中でせき止める

不審な針を持ち歩く動きを落日に焼く

筆跡集う闇市に服着せて隠す

雲が昨日工場を飲み子供らの嘲笑

羽根付き ....
 雪雲が切れたようだ。陽が射すと季節が春へむかっているのがわかる。公園の駐車場で休憩としよう。座席を後ろに倒して窓をすこし開ける。エンジンを止めてガラス越しの青空をピラーで切り取ると鳥のさえずりが聞こ .... 噴水のそばでは
アビリティーが無効になります
仕事の話はやめましょう
大声で電話しながら歩いている人
あなたの内側を掃除したい


 2004年11月23日制作の上記「噴水の話」から、昨 ....
時折天井から記号が滴る

灰色の水槽の中には青白い都市が浮遊している

祭壇めいた台の上で
少年はくる日もくる日も
華奢な実験をくりかえす
時々淡いひとりごとを呟きながら

ほのかに ....
          着想       が生まれるまで            待つ     押し続ける           穏やかな         侍      放棄する      インドの先端    .... ゆうろさん料理をしましたか
ええ、しましたよ
左手 お野菜洗ったので冷えてあかい
右手 あついお鍋を見ていたのでももいろ
今日はどこで
小鳥の巣箱よ
小さなやかんに小さなお鍋
風邪ひいた ....
ある冬の雪の日の写真の中で二月をとめて待っていて。



二月そうして服役した服は役目を終え野に放たれるのだ。


前転をつづけた雪だるまはそろそろ後転の ....
砂巻き上げ騒ぐ海ひたと光に遭う

ラジオ壊れて六歳児の名を呼び続ける

指の腹を故郷に向けて押しとどめる

雨に濡れた前髪に目と水たまり

本当は白い青葉を冬に透かす

怯える者の ....
 食い違う夢 −『私たちの欠落(夏の日の)』藤丘 我流読解−


 批評祭に寄せて、ふたつの文章を書く構想でいた。ひとつは、フォーラムの
外で書かれたものについて、もうひとつはここに書かれたも ....
「ネット詩fについて」清野無果さん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=100523


 裂け目を開くために私は頁をめくる。アリストテレスの「詩学」で ....
おれが新巻鮭を食うと同時に塩気と滋味が入り混じった
感覚がワールドトラディショナル!ワールドトラディショナルと
さけびつつ十トントラックでケシの花をぶっつぶしながら迫ってきた。

そのとき ....
黒鍵の押されて戻る五月闇 
 

桜桃忌知らない人と手をつなぐ
 

火取虫それは愛かもしれないし
 

まっさらな手首でかきまぜるプール
 

かさぶたのやわくなるまで水 ....
佐々宝砂さんのおすすめリスト(1044)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
音楽の道- 葉leaf自由詩13*08-3-28
ポケットサイズの世界_(2)- 桜 葉一自由詩108-3-27
清音とまがりくるもの- 黒川排除 ...川柳408-3-25
記名の呪縛- 岡部淳太 ...散文(批評 ...9+08-3-22
「_犬雨。_」- PULL.自由詩10*08-3-20
【短歌祭参加作品】グッド・バイ- 簑田伶子短歌24*08-3-18
十二月の階段- 月見里司自由詩508-3-17
無題- しみまん川柳4*08-3-15
2008年宇宙の旅【NASA_TV】- 大覚アキ ...おすすめリ ...208-3-14
姪肉- 黒川排除 ...川柳308-3-7
うるう人- あおば自由詩5*08-3-6
漢詩_寄花貌- 三州生桑伝統定型各 ...3+08-3-4
青い標識_- 服部 剛自由詩508-3-3
軌道エレベーターに乗って、- たりぽん ...自由詩608-3-3
寒さとは何か- 右肩良久俳句408-3-2
菱型の季節- Utakata自由詩508-2-29
冬日2- A-29俳句5*08-2-27
月を吐け- 三州生桑自由詩4*08-2-26
キキキ- 黒川排除 ...川柳308-2-25
蝉の砂時計- たりぽん ...自由詩9*08-2-20
●そろもん(あとがき)- みつべえ散文(批評 ...4608-2-17
実験室37−C- 塔野夏子自由詩16*08-2-11
かんがえるスペースバーおす- 黒川排除 ...自由詩308-2-9
ゆうろさん- ふるる自由詩30+*08-2-8
「_二月をとめて待っていて。_」- PULL.短歌8*08-2-3
かたがなしい- 黒川排除 ...川柳708-1-30
批評祭参加作品■食い違う夢_−『私たちの欠落(夏の日の)』藤 ...- 大村 浩 ...散文(批評 ...8*08-1-28
批評祭参加作品■ネット詩fの裂け目から- 2TO散文(批評 ...308-1-25
ワンダフルワールド- 構造自由詩108-1-19
矢印- 石原ユキ ...俳句5*08-1-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35