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演奏会の時には一番後ろの椅子のままで私は終わりました
この白髪はさぞ目立ったことでしょう
家族たちはいったいこのみすぼらしさをどう見ていたことでしょう
最後の日、それなのに新しい靴を私にプレゼン ....
初秋の朝、風が窓辺に腰掛けて静かに凪いでいる
彼の故郷のみずうみは人知れず朝陽に煌く
みずうみの近くで 野葡萄の黒い実が艶めきを増す
いまだみどりの樹に 帰る渡りが「ありがとう」を告げている
 ....
演奏会の時には一番後ろの椅子のままで私は終わりました
初秋の朝、風が窓辺に腰掛けて静かに凪いでいる
この白髪はさぞ目立ったことでしょう
彼の故郷のみずうみは人知れず朝陽に煌く
家族たちはいった ....
夕方に駅を一つ分歩く
川が二つ並んであってその一つ目の橋の真ん中に
新品ってわかる綺麗な赤いヒールが一足
だんだん辺りが騒がしくなってきて
赤い靴を見てるのは私だけじゃないって 我に返る
そ ....
どうして「ネギよりもキャベツ」なのか
という問題を論じあっていたキュウリたちのうちの哀れな一つは
熱心に考えすぎて周りから意識が逸れるほどだったので
気がつくと食卓への梯子はすっかりと片づけられ ....
さよなら自分
こんにちは自分
歌っているのは夕空の下の
いまだあの頃 雁行を見上げながら
誰に向かって いつに向かって
泣いているのはやっぱり自分
忘れられない
忘れないから
そう言い ....
詩人たちよ
詩を書くな
風になれ
このコートのポケットにはまだ
約束をたくさんのこしてるの
果たすべきありがとうたち
それは深呼吸のしあわせ
狗尾草の季節に立って
金の風のさざなみを聴く
東京の空は世界一のあおさ
こんな ....
オレンジ色のままでもよかったのにいつからか
あかね色になったあたしの空
いまでは茜音色と
私はたぶん気取っている
毎日想うあの夕空をもう一度見たいだけの
未練でしょうか
誰か何かに謝りなが ....
毛糸を無心した
小母さんに
なんにつかうの
あやとり
やさしく笑って毛糸玉
手に取って切ってしっかりと結んで
はい、って
六歳が一番ほしかった
あかい色の毛糸でくれた
いいよ
傷ついたことないし
生まれつき鈍感で
たぶんバカでね
だから一度くらいは傷ついておかなくちゃ

だからいいよ
傷つけてもいいよ
好きなだけ傷つけなよ
それであなたの役に立てる ....
生きる理由をかぞえている東京の部屋で
だけどつらいと泣いてる独りに
ふと友人からの一通のメール
一枚の花の写真に、添える言葉はなく でも
君はこのさびしい堂堂巡りに句点を届けてくれたんだよ
 ....
春にかなしいのはよくわかる
泣いたことのない人なんてきっといない
散り始めの桜花に紛れてまばゆいなってふりしてね

夏にかなしいのはよくわかる
泣いたことのない人なんてきっといない
最後の ....
国語算数理科社会、音楽・図画工作そして体育のほうも…
――全部を少しずつ、でなくていいんですたとえば
漢字を一週間に十個覚える、それだけでも。
あとはできれば何か一つ、教科とは無縁でも構いません ....
窓の開かない部屋で
空調の風

思い立ちこんな真昼に髪だけ洗う
なおさらに、 心地よくなる
ソーダを切らしていてトマトジュース
神さまは居る、 あらためて 思う

ドライヤーはあとすこ ....
泣いてる
言葉が泣いてる
戻れない昨日の私の愚かが泣いてる
俯いて下町の路地
久しぶりのスニーカー
探しているのは石っころ

謂われなくとも蹴っ飛ばしたい
謝らないよ
石っころ
みにくい子さやかなうその時を経て立つ日にそれでもアヒルと名乗る


母の名をカケスと知らず巣立ちの日ジェーイと鳴いて留鳥である


なみだより弱いものなし生きるためなみだを捨てたカラスのこ ....
なにごとにもかなしみばかりの日日のなか夏空の雲まばゆいばかり 闘病のつらさをあなたに決められてあなたをきらいになるに足りてる ひと息ついて
何を飲もうかな と思った時に
いつもの紅茶のティーバッグが手を挙げた
だから紅茶にした
そういうふうに私は
一人暮らしをやりくりしている
風を聴く日は多く
大きな声では言え ....
誰の影も後ろに居ない人の世を夏の夕暮れ今だけ隠せ 梅雨空雲間がふと切れて
星が見えると君は云う
私の空には星二つ
心で見ている星二つ

優しい雨音 きつい音
その日の気分 自分次第
雨にも空にも罪はなく
風にも町にも罪はない

優 ....
無理だと思うよ
妖精が云う
あなたは人間だから
でもわたし
もうすっかりあきらめているから
それならなぜ
妖精が云う
あきらめているとできることが
それはなに
期待をしないこと

 ....
終着駅までのすべての往路が足し算の暦なのだと
信じきっていたころも確かにあったことを思い出す
アネモネの蕾をみて安堵したように降りはじめる雪がある
ことはまだ知らなかった
降りつつ、積もる雪で ....
さっき、午後一時半過ぎから真っ黒になっちゃった
影法師になっちゃったのよ
伸びてく伸びてくわたし伸びてく頃
ガードレールにぶつかって痛くっても
そのままずるずるまるで道案内
みなれた扉をだれ ....
今夜は夜空に星を想えない
月がどこに行ったのかみつけられない
わたしだけの神さまとも会えずに
だから「おやすみ」はまだ云ってもらってない

近ごろはずいぶんなんだ、ふと思うそばから
それは ....
{ルビ朝=あした}が来たからもう眠ろう
夜の迷子はもうやめて
あしたが来たからもう眠ろう
この世の迷子をもうやめて
(この夢に栞を挟んでおけるならまた会えるのに)おはよう小鳥 こども時代なんて知らない
無休の無給の労働者
対価が永遠の闘病
合間にタワーの思い出
流星のように
乱太郎さんのもっぷさんおすすめリスト(1045)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
証し- もっぷ自由詩2*16-8-23
鹿へ- もっぷ自由詩3*16-8-23
みずうみに漣を- もっぷ自由詩2*16-8-22
一足- もっぷ自由詩1*16-8-21
ネギよりもキャベツ- もっぷ自由詩1*16-8-21
夕空の下の道- もっぷ自由詩6*16-8-18
詩人よ- もっぷ自由詩2*16-8-18
- もっぷ自由詩3*16-8-17
あるいはそんなようなものへ- もっぷ自由詩4*16-8-15
微震- もっぷ自由詩3*16-8-15
いいよ- もっぷ自由詩2*16-8-15
ギフト- もっぷ自由詩6*16-8-11
なみだ暦- もっぷ自由詩2*16-8-11
生き方/在り方- もっぷ自由詩2*16-8-7
蒼い天井- もっぷ自由詩2*16-8-6
言葉- もっぷ自由詩3*16-8-6
スニーカー- もっぷ自由詩3*16-8-5
「トリ・リングス」_七首- もっぷ短歌316-7-22
かおるのおと_2016.07.20- もっぷ短歌316-7-20
かおるのおと_2016.07.18- もっぷ短歌216-7-19
一人暮らし- もっぷ自由詩516-7-19
かおるのおと_2016.07.03- もっぷ短歌216-7-3
梅雨空雲間がふと切れて- もっぷ自由詩416-6-26
未明のサンクチュアリ- もっぷ自由詩316-6-23
おむすび- もっぷ自由詩716-6-20
いつまで- もっぷ自由詩316-6-19
まさゆめ- もっぷ自由詩316-6-19
ララバイ・グッバイ- もっぷ自由詩3*16-6-17
おはよう_*- もっぷ短歌316-6-16
助手席のゆうべ- もっぷ自由詩216-6-16

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