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ひととして生まれて
ほんとうによかった
この
、忌ま忌ましい 傷みは
決して手放さないと決めた
蹴っ飛ばされれば誰だって痛いだろう
わたしだっておんなじだ!
死をみつめ明日など思えない夜のたったのひとりに寄り添うバッハ


誰よりも可哀想だと神さまがうそで云うのを待ってはいない
{ルビ時間=とき}がまるで水平に
音もなく それは未明
さながら砂の川のように
流れだけは純白のひかりを放って

どれだけの無意識が心底
逆らいたいと願っても あるいはたとえ
存在のみな ....
さっちゃん
その絵のお空 きれいね
うん
見えるとおりにクレヨンぬったの
心を持った先生だった
さっちゃんのその画用紙は
全部が青色だけで塗りつぶされていた

   #

園庭の、 ....
さっちゃん
その絵のお空 きれいね
うん
見えるとおりにクレヨンぬったの
さっちゃんのその画用紙は
全部が青色だけで塗りつぶされていた
扉のそとの明るい闇に
つっかけ一つで飛び出すと

石焼きいも屋さんがいた
おいちゃん、わたし千円持ってる
三つあげよう 特に美味しいのを選ぶからね
家には人間は一人しか待っていなかったけれ ....
2017きらきら〜.。☆

禁煙したらきらきら〜.。☆

だから今からきらきら〜.。☆

とわの明日まできらきら〜.。☆
リリカと名づけ
幼馴染みに向かってそうするように
呼びかけた
どうせ立ち去らない
絶望に
十二月のかっこ悪い枯草は
ほんとうは五月の潔い白い花になりたかった
五月の野のきらわれものの生命力の強さは
ほんとうは秋祭りでこどもに愛されそれっきりの
林檎飴になりたかったの
わたしは
 ....
日没を{ルビ悟=し}る港町の夕市とうその記憶のなかの小母さん


真夜にも止むことのない港町夕焼け市場の冬の日の雪


完璧に息絶えてないお魚のしょっぱいなみだも瓶詰として


暮れ ....
十二月にちいさな春の贈り物
空は高く青く澄んで
一切の白色の翳りすらなく
風はこんなにも心地よく

海をみたかった
そのようなものを
浜辺を駆け回りたかった
遮るもののない自由を

 ....
こどもであるという無力に圧倒されていた日の秋に
よく仰いだ心ひろやかな樹樹があった
これが のちの涯の具現かと 一つの邂逅
その木立の黄葉のかがやきは確かに詩だった
うつくしく 深刻に明るく寡 ....
わたしはね 西脇さん
珈琲で軽く出来上がって いつしか眠りに落ちていた
目覚めて 窓を開ける と
風が 西脇の一日遅れのこたえを持って
冬の すみれいろになって間もない空には白い雲
まぎれも ....
寄り添って生った果実も
一つは西へ
一つは東へ
そんな日も来るかもしれない
けれど
もしかして
一つはきみのちゃぶ台へ
一つはわたしのちゃぶ台へ
茶の間のテレビは『真田太平記』のあのシ ....
まだまだ先のことのように感じているひともいるかもしれません
けれども冬はどんどん泣き虫になっていきますよ
この日が終わればこの日はもう過去
次は海での陽の出でしょうか
あるいはお祭りのような喧 ....
石っころの
かなしさ
傲りに過ぎなかった
自由との蜜月
英国の風景画家の海の冬 石っころ
おまえを蹴っ飛ばす
花よ
おまえを踏みつける

けれども
踏ん張れ石っころ
けれども
立ち上がれ野の花よ

そうして私に教えてほしい
身をもって 意気地を
それでも、 ....
石っころの
かなしさ
まぼろしに過ぎた
自由との蜜月
未明に踊る
ワルツにするか
未明に踊る
ポルカにするか
東京の骨と
東京の骨と

平熱を超え
微熱のわたし
骨の入ったロケットを
ひとり覗き込み懐かしむ

けれども骨は視る度に ....
希望とか夢とか未来に手を振って冬の茜にいま身投げする


絶望の終着駅の冬の夜の銀河のほとりをさらに素足で


平熱をほしがる骨と取り引きし身元不明の駒を進める


靴を履く理由をつ ....
しあわせ って意味も知らずにそれでも
その響きに惹かれて 微かに瞬く
ひかりを 疑えなかったのだと思う
決意をして 決意通りに堪えて生きてきた
泣いて泣いて泣いて泣いて いまもまた
わたしは ....
しあわせ って意味も知らずにそれでも
しあわせになりたくって産道を出てきたのだと思う
決意をして 決意通りに堪えて生きてきた
泣いて泣いて泣いて泣いて いまもまた
わたしはいったい誰なのだろう ....
推敲中の俳句のページの下半分に
該当する実在のない
母さん
という言葉を狂ったようにいくつもいくつも書いていた
ほんのすこしの日を置いてふと
神さま、と なんとなく名づけている存在のことを
 ....
見失った
詩にいったいなにほどのものがあるのか
先ほどから少女が現れては立ち去ってゆく
それこそ命がけのまなざしで訴えては やがてかなしそうに
というより私が
邪険に 冷酷に追い払うように
 ....
 タイトルは『浅き日のこと』そして『高野ヨウ』をペンネームとして出版社に持ち込み自分を賭けてみたい小説の原稿と今夜もまた向き合う。『――彼女は「またね!」と言ったはずだし、ぼくだって「さよなら」とは言 .... きつい日になったね
こんな日の日付は変わらない
二十五時には泣き疲れ
二十六時にはなみだも枯れる
さよならを覚えたわけじゃないけれど
けれど冬至までついにカウントダウンに入ったね
二十七時 ....
唐突に額にあてられ
あのほんものの乾いた音とそして衝撃が走る
ある時にはいつ棲みついたのか
恐ろしい姿の鳥のようなそれがあたまのなかで奇声をあげて鋭く蠢く
先生は ほんとうではない、と教えてく ....
明日を見たい
あたり前の単なる明日を見たいな
私は市井に溶け込んで
あたり前に八百屋で大根を買う
ネギを買う ニンジンを買う
肉屋では豚小間を
いまとおんなじ一人分でも
みんな馴染みのお ....
乱太郎さんのもっぷさんおすすめリスト(1045)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- もっぷ自由詩517-1-14
So_do_I- もっぷ自由詩317-1-9
かおるのおと_「未明」_二首_2017.01.09- もっぷ短歌217-1-9
砂の川- もっぷ自由詩117-1-4
さっちゃんの空- もっぷ自由詩317-1-4
さっちゃんの空_ver.0- もっぷ自由詩217-1-4
扉のそとの明るい闇に- もっぷ自由詩917-1-2
三叉路- もっぷ自由詩3*17-1-1
リリカ- もっぷ自由詩1*16-12-31
神さまあなたは- もっぷ自由詩116-12-28
「港町夕焼け市場」_一〇首_2016.12.21,_27- もっぷ短歌416-12-27
それだけのこと- もっぷ自由詩2*16-12-27
会いたい、会いたい- もっぷ自由詩516-12-26
そのように今朝は- もっぷ自由詩416-12-26
五月の瓶詰になって- もっぷ自由詩316-12-25
メリークリスマス!- もっぷ自由詩516-12-25
季節風_ver.1- もっぷ自由詩216-12-24
1842_+- もっぷ俳句116-12-24
身勝手なヤレハス- もっぷ自由詩716-12-24
季節風_ver.2- もっぷ自由詩216-12-23
パトラッシュを待ちながら- もっぷ自由詩216-12-21
かおるのおと_2016.12.20(~21)_五首- もっぷ短歌216-12-20
耳を澄ます_(試作品2)- もっぷ自由詩616-12-18
耳を澄ます_(試作品)- もっぷ自由詩416-12-18
未明通過_#2- もっぷ自由詩316-12-18
感傷- もっぷ自由詩116-12-17
またね!- もっぷ散文(批評 ...316-12-16
二十七時- もっぷ自由詩316-12-15
もしも自分を愛せたなら- もっぷ自由詩416-12-15
冬茜- もっぷ自由詩216-12-13

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