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夕闇迫るころ手放した紙飛行機が
心のなかの星空をどこまでも飛んでいく
夢みる宙のあなたを目指して
、いつか きみの名は と聞いてくれた日
まだない と答えたら名づけてくれた
わたしの名前をう ....
誰とでも出会えるわけでないこの世タンポポの綿毛風はどこから


石ころを何とはなしに蹴ってみる蹴られるがままのきみは星屑
{引用=享楽し、憂愁する人間らしき行為言動を/文学評論 漱石}

ほどほどのかなしみやほどほどのしんみりが
うつくしく売られている骨董通り界隈
秋のなか 求められ 飾られたり 楽しまれたり
 ....
十月半ばの未明
降りそうだね、そっちは
こっちもだよ同じく
少し寒い
うん、まったく
それで やっぱつらいんだけどね
うんうんとヨーコは始める
やっぱつらいんだよどうにも
うんうん(と ....
茜音に滲む今日のうた
滲む私の今日
さよならの藍で覆い隠し
点す灯りの つくる
心もとなさまた涯に迫ることも
なしに詮無いと悟るばかりの
星の 見得る 宙に浮かぶ水槽の
なかの一つきりの ....
まばゆさやほどほどのしんみりに
値段がついて売っている
魅惑的に陳列されて
骨董通り界隈
わたしのポッケのなかでお財布がまじしんみりとする
もしも手に入ったら素敵でまばゆい日日ばかりに
な ....
まばゆさやほどほどのしんみりに
値段がついて売っている
魅惑的に陳列されて
わたしのポッケのなかでお財布がまじしんみりとする
もしも手に入ったら素敵でまばゆい日日ばかりに
なんてなるわけもな ....
わたしから巣立つかのように飛んでゆく異国が母国の風詠む一羽


地平線までは追えるが海は未だ見たことがない 無事でお帰り


真夜中の満月を背負う白鳥の飛来にわたしの枝は震えて


 ....
記憶のほとりに座り
流れてゆく断片を
拾い集めながら暮らす
また泣いているけど
誰かに知ってほしいからじゃない
とつぶやきながら

、何をしたいのか
みえないから
つくっているのだろ ....
自分を赦せないほどに朝が好きで
自分を騙せないほどに明日を待っている
償えない森羅万象への数数を軽く、靴で踏みながら
今日も生きていくことを
省みるようにと
春の梢が歌っても
枯れたい。 誰かに会えたら
わたしは
生まれてきてよかったです と言おう
あなたに会えたら
生まれてきてほんとうによかったです と言おう
そして手渡す
{ルビ私=わたくし} を
もうこれまでの何もか ....
海はまぼろしになった
みあげる空の鴉は忙しない
しかし無理矢理にこっちを向かせ
{ルビ太太=ふてぶて}しく吐き出してみた
あんたは時に海まで行くのか
鴉は かあ、と答えた
翻訳するとこうだ ....
あなたはコバルトブルーをみていた
隣でわたしはあなたをみていた
夢よりも夢 涯を超えて夢
異国の太陽はその日
確かな二つの影をほがらかに謳い
風は七つの空から燦燦と
かつてを想うあなたと
 ....
まったくの村で
少年はコバルトブルーのまなざしでダムを思っていた
偶発の茶番が 彼を東京に呼び戻し そこで

まったくの零から(異議あり!)
{ルビ長靴=ちょうか}の紐は結ばれた もはや
 ....
約束の泉には夜明けに着いた
けれど女神の姿どころか風一つなく
さざなみも ない
すでにくちゃくちゃの手紙をポケットから引っ張り出し 確かめる
と ふいにどこかで少女の声が云った
「金の毒と銀 ....
落ち葉の下で赦しあうものたちが
まもなく眠り つつ 目覚める
踏みしめる靴は謳いながら 明日を知らないで
見渡せる花野が待っているのは綴じられる日
過去の箱舟と名づけてみたい 手帖として

 ....
海もタワーもみんなさよなら
九月晦日のもうすぐ夜明け
ずっと聴き続けてるバイオリン
冷たい飲み物と空色の携帯
ワンピースとハンドカバーと
どこにもいない誰か と
玄関には自転車と靴
わた ....
靴は最初から選びようもなかった
いつかしら迷い込んでいた鏡のなか の既視辺
描いたのは自分じゃない
上書きも削除もかなわない 、かつてだけじゃない

わかっていた災厄へも
たとえ ではなく ....
少女の髪はいつも御河童だったのですが

三つ編みとリボンに憧れていました
そして隣のお姉さんのようにセーラー服を着て
無色透明ではないリップクリームをポケットに忍ばせて
お姉さんが通っている ....
どうしても選べないみどりいろの服着ている彼女どこか優って


雨の夜あしたを想う想い過ぎまたキッチンで珈琲点てる


部屋のなかまで連れてきてる自転車は世界で一つの自転車だから


 ....
首都高に沈む夕日や秋彼岸 言葉をしまって
寄り添って一緒に泣いた
愛 という名の林檎を一つ 手渡すべきだったと
うずくまっているので
その傍らに スミレの苗を置いた
少女は驚いたようにも
気づかないようにも
自在に
苗を抱きしめて帰っていった 夢のなかへ
花がよろこんでいる
その横で草もよろこんでいる
草の実は手を鳴らし思い出させている
草に、わが春のことを

だってきみの靴音
みんな忘れているよここが
雪国の花野だってことを
もう見得 ....
たぶんそこには 無 すらなかった
透明 すらなかった
そのまなざしは父親には赦された
だけど母親は女の子だったから赦せなかった
のだろう(たぶん)自らを

   #

無、を得て ほし ....
神さまがいたらいい
いるのかな
いてほしいけど
いてくれるって思わないと
もう無理なところまで来てる
、脅すわけじゃないけど
実はもうすでに
(間違えたやり方だと
心の底のどこかで
 ....
云わないでねと頼んで生きてきた
あちらこちらに白旗を置いて
逃げながらも逃げずに
なぜ、を振り切って

あの子が笑う
あの子が泣く
あるいは
また泣く

天秤は正しく傾き
なみだ ....
この雨が置いていくあしたをすこしだけ
盗みました ガーゼのハンカチーフはすこしだけ
重たくなりました けれど
いつかしらあしたはあたしを見限り
逃げていきました

気化したい。
眠らないために 何をするでもなく
何をするでもなく ただ眠らないためだけに
何もしないことをいつか できるようになりたいと
詩を描いている
流れのように自然に
紙と寿命とが尽きるまで
たぶ ....
乱太郎さんのもっぷさんおすすめリスト(1045)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたへ- もっぷ自由詩216-10-19
路傍二首_2016.10.19- もっぷ短歌416-10-19
秋のお財布- もっぷ自由詩1*16-10-18
拝聴- もっぷ自由詩116-10-17
J.C.ペニー- もっぷ自由詩216-10-16
秋のお財布_(#2)- もっぷ自由詩116-10-16
秋のお財布_(#1)- もっぷ自由詩116-10-16
Like_a_Poetic_Tree_(2016.10.16 ...- もっぷ短歌216-10-16
無題- もっぷ自由詩116-10-15
子守唄- もっぷ自由詩516-10-14
人生真っ暗- もっぷ自由詩116-10-14
誰かに会えたら- もっぷ自由詩116-10-14
鴉よ!- もっぷ自由詩116-10-13
ポーツマス- もっぷ自由詩216-10-11
断片- もっぷ自由詩116-10-10
8910- もっぷ自由詩216-10-9
家路- もっぷ自由詩116-9-30
未明通過_#1- もっぷ自由詩116-9-30
- もっぷ自由詩116-9-26
キット・リボン- もっぷ自由詩316-9-25
かおるのおと_(五首)- もっぷ短歌516-9-25
秋彼岸_+- もっぷ俳句216-9-25
少女と神さま- もっぷ自由詩116-9-25
少女とそして- もっぷ自由詩216-9-25
黄唯色- もっぷ自由詩116-9-22
アネモネの詩_(初稿)- もっぷ自由詩2*16-9-22
ちいさく云うけど- もっぷ自由詩516-9-19
九月十八日(日)- もっぷ自由詩216-9-18
pray_in_pain_rain- もっぷ自由詩316-9-18
lone_alone_a_long- もっぷ自由詩116-9-18

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