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桜草
薄桃色に
染まったら
君の頬にも
朱が差し染まる

向日葵と
麦わら帽子と
ワンピース
青い背景
よく映える君

奥山へ
紅葉踏み入り
歩いては
赤の隙間に
 ....
妻が勤めに白い朝顔が初めて咲いた雨がしきりに降る

ドビュツシー前奏曲集静かな曲妻を想う悲しさを癒す

鎮めても後からわく不安あくなき心配人は空しきもの



電話線には雀が五六羽さわ ....
情熱家
君のカラーは
何色か
確かなことは
白でないこと

見栄を張り
残るは惨めな
自分だけ
ひとりで歌う
アマリリスかな

帰郷した
僕に変わらぬ
愛注ぐ
母に贈 ....
目をとじるうつらうつらの昼休み放送室からあのコの声が

夢覚める空白だらけの午後一時ただ流れてるいつもの景色

ふでばこの中で震えた携帯もいまは動かずただ鐘を待つ
たずねびと。わたしはここで生きてます あの日のあだ名で検索してよ


君に似たプロフ見つけて手を止める。こころにあしあと残したかった


友人と呼べぬあのこも「友人」と呼ぶしか ....
君に逢い不治の病に冒された僕の心にまだ春は来ず


目を伏せて出来た陰影艶やかで理性を奮わせ視線は空へ


富士山へ夏の終わりに山登り朝日に染まる淡き恋花


不死なんて意味 ....
薄ら寒きベンチに座してビールとパンのささやかな昼餉

寒き朝駅に列車を待つときも心引き締め未来をみつむ

立派な書物さえ並んでおればそれだけで書斎は良く見える

駅に向き歩き来たれば傍らに ....
短冊の白まぶしくて愛の字を書けないままに無地で結んだ


黄色がいい君が選んだ一枚は願いじゃなくて歌をつづろう


霧雨に耐える紙縒(こより)が話さない青の祈りは「海にあいたい」
 ....
ふりむいてくれたらいいのに五月晴れ困難さえも愛道しるべ 淡雪の降りゆく夢を見た朝に消えしは君の命なりけり


若草にかかりし露の一滴掬いて君の眠りし場所へ


旅路には仄かな光飛び交ひて誘(いざな)う泉清く流れて
兩頰に赫き渦卷書き入れつ街を往けども誰も嗤はず

不快指數高き闇夜に獨りゐて柳の枝の猫をこそ思へ

四拾弐の夏は来にけり莫迦坊の父より年嵩なりしや吾は

川&#322 ....
再び人生を問う   

整理する本棚にみる妻の本ほのぼのとした明るいおもい

オールド・ファション・シボレーが走るハバナの側堤を

夜のキャバレーの黒人歌手みんな独りよがりで生きているのさ ....
髪を短く妻は刈った前とちがってちょっと残念だった

妻が勤めに見送ったさびしい体操をして元気をつける

また妻と二人西武百貨店に行って喫茶で話しをしよう
朝露を
含みて光る
横顔に
心奪われ
夢に旅立つ
君は咲くシャインシャワーを跳ね返しこの瞳(め)に映る空を抜き取る


トリップは三秒前にも戻れないホワイトアウトに踏み外す足


陽炎のウラ見え隠れする噴水は見慣れたはずの街の ....
「一番星はどこに」


風薫る陽だまりの中少女跳ね触れようとする新しい夏

どこへでも吹くなら吹けと夏風に弾む心と手に入れた恋

この海はいつかあなたと出逢う海一番 ....
逢瀬まで
幾日ばかりと
数え上げ
吾が中ばかり
満ちゆきたるや


幾日が
長しと思ひ
指折りて
疾くと希ひて
逢ふ日を待てり
したる雨あなたへの道あるけどもあなたの心つゆほどしらず 紅葉の木鳩去りゆきて淋しげに風にゆらるを座りて見る

山峡の湖水の絵を見て妻と共これを買いたる頃をおもほゆ

本棚の隅を占めいる「ユダヤ戦記」ヨセフスの著苦しみに満つ
香水を付けて気合いを入れてみた 特に理由は無いのだけれど

香水を付けて気合いを入れてみた 別にあなたの為じゃないのよ

香水を付けて気合いを入れてみた お風呂に入って寝るだけなのに
雨の中
白いドレスに
身を包み
虹に嫁いだ
梅雨の姫君
二両目の
 弱冷房車で
  うちわ振る
   太った女を
    南極送りに
眠れない
 夜をふみこえ
  たどりつく 
   朝という空
    風がそよいだ
雨だれに 頷く露草 いとをかし
               君への言葉を 語るともなし

雨蛙 あちらこちらで 鳴く声は
               紫陽花に咲く 花の夢々

黒すぐり ....
何もかもきれいだったと過去形になってることに気づきつつある   宇治橋

夕霧にかすみつ渡る面影に
露けき花の色が重なる―――

  観月橋

しめやかに
欠け満たされぬ夕月の
心を以ってなぞる君の名

   ....
透き通るガラスの惑い指でなぞり
    雨をみていた心おちいて


白い足走り去る朝つかのまの
    雨をみていた虹を待つまま


紫陽花の肌の静けさこぼれゆく
    雨をみてい ....
巣立ちけり鳩の雛は巣立ちけり今朝妻が知りわれに知らする

路をゆく白き制服の少女一人なれも巣立てよ二十歳とならば

丁度いま午前8時の時報あり今日の一日純クリスチャンたれ
蛍火の点滅そろふ魔の息はさうしてわれらの耳をかすめる

あれは蛍だつたのかしら言ひそびれ秘密となりしことの幾つか





          {引用=一九九八年七月一七日}
晴天のあくる日雨の梅雨景色恋にもにて色美しき
北大路京介さんの短歌おすすめリスト(784)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春夏秋冬- 秋桜短歌7*07-7-11
白い朝顔- 生田 稔短歌7*07-7-10
花言葉3- 秋桜短歌5*07-7-9
ひるやすみ中継- アイバ  ...短歌107-7-9
「mixi」__ミクシー- Rin.短歌16*07-7-9
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手帳に記されていた歌(2)- 生田 稔短歌5*07-7-8
ごしきの短冊- Rin K短歌31*07-7-8
恋道- yoyo短歌407-7-6
霧散- 秋桜短歌3*07-7-5
莫迦坊日和___〜ばかぼんびより〜- 山田せば ...短歌307-7-5
再び人生を問う- 生田 稔短歌5*07-7-4
さびしい- 生田 稔短歌507-7-4
朝顔- 秋桜短歌7*07-7-1
白昼夢- Rin K短歌13*07-7-1
■共同作品■_絵日記- Rin K短歌16*07-6-30
七夕_贈答歌- 秋桜短歌4*07-6-30
恋慕- yoyo短歌407-6-27
鳩去りゆきて- 生田 稔短歌607-6-27
香水- 快晴短歌2*07-6-24
六月の花嫁- 秋桜短歌4*07-6-24
南極送り- 快晴短歌6*07-6-23
朝(あした)- アイバ  ...短歌507-6-23
花歌_恋歌- プル式短歌5*07-6-23
現在進行形- weed & s ...短歌1*07-6-23
京都八ツ橋- Rin K短歌35+*07-6-23
雨をみていた- 石瀬琳々短歌17*07-6-22
巣立ち- 生田 稔短歌2*07-6-22
- 渦巻二三 ...短歌507-6-21
恋景色- yoyo短歌307-6-21

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