すべてのおすすめ
{引用=
Femme fairytale}



死に際の蝉は毎日発情期(「「「死に際だから許されるのよ?」」」)



五反田の渋滞待ちのトロイカがスマートフォンのシャッターまみれ ....
死にかけの卵を袂に温めて知らない男に強く抱かれる アラバマで待てど暮らせど一向にハチワンダイブの終わりは見えず
愛よりも恋より酒より葡萄より漫画と布団でロックンロール
昼過ぎになったら仕事だ頑張りな
寝たら朝日が襲ってくるぞ
朝になる昼が訪れ夜になる
       できれば朝日の刻に逝きたい

目をつぶり羊を数えながら死ぬ
       安らかであれその瞬間よ

思い出し笑いしている冬の午後
       や ....
{引用=
みずいろの舟には乗れたきみなのに雨にまぎれて みみみ と降った




君 私 君 私 君 私 君 ミサンガみたいな長いごめんね




おしなべて答えは雪のしたにある ....
ひと巻きをよけいに編みしマフラーの愛はちょっぴり重いのがいい

いいこともわるいことも君がそばにいてくれるのなら全部いいこと

来た道をまた帰るだけ簡単なことができない恋は球体


{ ....
からからにかわいた猫とはす向かいぬるくて不味いビールを開ける

背伸びして届かない空、 十二月、とり残された犬はびしょびしょ
こころさえ、雲を光を追い越してひるがえる風みずいろをよぶ


雨はやく言葉を奪い流れゆくたどる指先このうすみどり


風だけがよんでいる道二人ぼっち朽葉いろした秘密かぞえる


頬杖 ....
たよりない軸をつかんでわらってた 人工衛星みたいに遠くで



罵倒してもよかったんだよ ボディソープの淡い匂いのぬけがらを抱く



かみさまの代わりにネオンの消えた街へ ....
持ち前の笑顔とやらの裏にある疑心のやり場がまだ見当たらず


舞い込んだ平穏にさえ整合性 求めてしまうみだりなユーウツ


孤独だと自惚れるより幸福を受け入れるほうがよっぽど難儀


 ....
山道を行く
 
水流れ青き木立の杉林曇り空には静けさがある

オレンジの紅葉咲きけり西教寺気恥ずかしげに四人で歩む

敷物を広げて座り妻語るハンミョウという道しるべ虫

山道はなだらか ....
もさもさのイチョウを見ると思い出すビッグバードよ君は元気か


ぼくはもうはちねんまえにしにましてそのままずっとしんだままです


さらさらの砂を瞳にかけられたように溢れる星満ちる夜
 ....
 ワカリタイ

ナニカ ガ チガウ

 なんかちがう

 雲 掴むよう

 雨 願うよう






 そうじゃない

 ちがうんだよな

  違います

  ....
せわしなく
忙しいのは
好きじゃない
空想したい
イメージしたい





キャンドルの光で
頭の中 照らし
ぼうっと浮かぶ
理由 占う



 ....
二人して並んで座る公園のベンチに印す秋の秘め事

お手紙にほのかに香るスミレの{ルビ香=か}可愛い人とからかっちゃ嫌

セーラーの襟にはらりと舞い落ちた紅の使者秋を運んで

お揃いのリボン ....
カラフルな電気の粉をすいこんでヴァーチャれデジタれエレクトリカれ

流星を見送るきみの部屋の前に信号機いっこ盗んできて立てたい

遠い国の禁煙区域に葉巻型のミサイルが落ちたニュースを見ている
 ....
座右の銘 唯我独尊傍若無人 登場曲はダースベーダー

やべ、バレた!緊急避難! 階段を上る足音ティラノサウルス

「コンビニに今行きたいでしょ? 今、すぐに。プリン食べたいな。10分内に」 ....
争って潜り込もうとしたものか
互いに庇いあった末にか


何気なく陽向に出した水槽に
重なって死ぬ鈴虫の山
奥琵琶湖周遊ドライブ

若き日々たちまちに過ぎ妻ととも湖畔を走る老年の日々

薄き陽の雲広ごりて平年の23℃の秋のドライブ

稲はみな刈入れは済み黄葉となり一年過ぎてまた歌を詠みいる

 ....
ひとりより ふたりのあさが あったのに ふたりのほうが こどくだなんて

秋晴れが 心の隅まで 照らし出す なにもない部屋 太陽のにおい

降り止まぬ 秋の長雨 涙との 果てないときは いつ尽 ....
カーテンの陰に隠れたゴブリンを一度見たと云ふのんきな妹


口の中飴転がしては運命の出会ひを望むチェルシーの男
あへあへとあへ声あげてアレを出しアレもう終わりあれれあへなし

ふつつかに二日続けて二日酔ひふらつき歩き普通でない日

アリンコがアリガトウなる挨拶しオレはアリかと在りし日思ひ

寝たけれ ....
青白い少女の額に広がった砂漠を進む柔らかな月

青白い夜を踏みわけいつからか銀の鱗でエラ呼吸して

どぶ川の面(おもて)を撫でる聖母の手 草枕する我に眠りを

一人分の影は夜気に溶 ....
梨売りの声聞き取れず問ひかける「これは二十世紀ですか?」「ここは二十一世紀です」 青き星 スペースデブリ 撒き散らし
ついに人類 体内回帰

スクラップ 忘れ去られた テレビたち
電波を飛ばし 一斉蜂起

今はもう 放棄されてる 地下街に
りんりんとなる 公衆電話
 ....
足などというものなどは蹴るために素足あたためラブホテル出る

生ぬるき水道水を飲むグラスただの水とは思わずに飲む

ボトルの形が変わったお茶などのペットボトルに年月あるか

防水のプラスチ ....
淡雪の止みたるのちに会えたことなんども傘を振ってよろこぶ

漆黒の庭にさらさらとき充ちて空の底よりこぼれる花弁

ざわざわと嵐のなかの花となり座りこんでは夕景を観る


山萌えて取り残さ ....
通販で 可愛い男子 買おうかな ランチタイムに 妄想添えて さんかくにだまって座っているそこの不安ちゃんたちこっちおいでよ

どれぐらいさみしかったら死ぬかなと観察しているなかなか死なない

諦念はナプキンにくるみデパートの女子トイレへと捨ててきま ....
溢れ出す涙と鼻水を拭えばいい 誰も自分の足にはならない だからそこから足跡刻む
北大路京介さんの短歌おすすめリスト(784)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
フェイム・フェアリーテイル- ピッピ短歌512-2-22
つよく抱かれる- はるな短歌212-1-16
アラバマ居住篇- 只野亜峰短歌112-1-13
アネモネを抱く- そらの珊 ...短歌4*12-1-12
ひしめき- 佐藤真夏短歌6*12-1-8
恋は球体- そらの珊 ...短歌9*11-12-26
猫と犬- はるな短歌411-12-10
Colors- 石瀬琳々短歌7*11-12-8
アンチ・ハッピー- しろいろ短歌10*11-12-3
憂鬱になれる内が花- faik短歌9*11-12-1
山道をゆく- 生田 稔短歌1011-11-28
日々の粒- 木屋 亞 ...短歌3+*11-11-24
ナニカ- Wasabi 短歌511-11-18
時使い- Wasabi 短歌411-11-12
秋の秘め事- 未有花短歌9*11-11-2
エレクトリカれ- 魚屋スイ ...短歌411-10-20
我が姉- ゆべし短歌2*11-10-20
鈴生り- シャドウ ...短歌311-10-18
奥琵琶湖周遊ドライブ- 生田 稔短歌711-10-17
ひつじぐも- 風音短歌511-10-17
妹とその彼氏- 冬野 凪短歌4*11-10-14
短歌GOGO- 紀ノ川つ ...短歌4*11-10-13
夜と妄想- ゆべし短歌2*11-10-12
二十世紀- 冬野 凪短歌4*11-10-9
短歌的SF譚- あやとり短歌3*11-10-7
ヌード撮影_2011.9.9- 榊 慧短歌6*11-10-6
四季- かぐら短歌6*11-10-1
通販生活- あやとり短歌3*11-9-30
不安ちゃん- はるな短歌211-9-29
息ができるなら- 山岸美香短歌111-9-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27