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あなたの腕で

眠る今日

明日も続けば

梅雨の日だって

幸せなのよ
晴れた空
熟れた唇
赤々と
染まりて人を
惹きつけやまぬ
からっぼのグラスに注ぐ赤ワイン街の夜景が微かに浮かぶ 玄関の椅子に座りて黙すればまた空しさを思いみるなり

鳩の居る庭の紅葉に目を移しわれが空しき鳩なおむなし

雛にえさ与うる鳩の姿にも生きる力を見出さむとしては
鈴の森触れては消える降るうたは触れては消える触れては消える



夜に泣く左目を知る鏡の子まなざし手繰る火の指の先



忌みの日の化粧のように白き喉うねりざわめく小径を照 ....
愛しさを震える左の手に込めて
あなたに届け我が恋文よ



かきくらす
闇夜に祈りて願いしは
あなたと逢えるその日を疾くと


逢はむとぞ思ひて歩く
遥かなる道のり越えていざ ....
紫陽花の大火のようにさきみだれ憂いの日々が来ること知らず 喜びを悲哀に吸われ
その中で戸惑う心と変わらぬ顔


「おめでとう」
言葉が重くのしかかる
笑顔で返せぬ弱った我が身


無理をして笑顔を浮かべ悔しがる
風呂場で流す涙と疲れ
 ....
{ルビ静寂=しじま}からもの憂き雨が貫けど
  破れる夢もない熱帯夜



曼珠沙華かさなる闇に{ルビ咲乱=さくらん}す
  狂おしいまま抱く情に似て



熱き夜に悶える ....
梅雨入りて
雨はすぐさま
上がつては
お天道様が
にこにこ笑ふ


この夏は
猛き日照りと
なりぬらむ
萎たることの
無きようにせよ
戦いで戦いの無い世の中を得ようとしても得られるはず無く



行き先は極楽浄土と信じきり桜のように散り逝く戦友



生きる意味捜し求めて死ぬ意味を押し付けられた彼等儚く

 ....
夜の川
仄かに光り
飛び交うは
源氏と名の付く
儚き命
 
 
螢火を
頼りに歩く
夜の道
昔の空を
心に浮かべ
 
 
月は照る
遥かな空から
地の果てへ
星は ....
朝起きて 太陽までも眠たげに今日の軌道を手探りしてる

君がもし薔薇の花なら棘までも抱きしめて枯れてみようか

都合良く使い古して捨てるとは携帯なんかと一緒にしないで

そのままがいいと言 ....
ひと知れず眠り深まる硝子傷なさけに託した夢の数だけ


鋭さは傷つかぬこと自らが裂いたものにも怯えること無く


いつくしみ囲いを厭わぬいばら織り潤んで消える虹のひとひら


 ....
昔より恋は繰り返すものだから {ルビ亦心=またこころ}が {ルビ亦心=またこころ}を




闇歌を綴る理由は歳じゃなく経験からの諦めた傷





偽りを誠に変えて誤魔化して逃 ....
疲れてるけど可愛い妻よわが鳩よ福井の海の一夏の日に

わが心じっと離れぬこの家に妻よいつまでもいつまでも

きみがため歌を書く机のうえに花の写真と僕のなみだと
風ノ葉 

こころには 
埋まることなきすき間あり 
葉の揺る茶屋に 
独り佇む 



椀 

{ルビ空=から}の{ルビ椀=わん}
ひかりのにじむ 
底のまるみに 

 ....
『おはよう』と
交わす言葉に
込み上げる
今日の愛しさ
噛み締め生きる


『また明日』
あると信じて
別れてく
沸き上がりくる
寂しさ隠し
夢染める 折々の日々 同じ時 流れ流れて どこどこ憩う


日記にて 徒々なる日 綴りては 積み重なりし 笑顔と涙


ご機嫌に 口笛吹けば 飛んでくよ 茜の空に あの日の迷い


 ....
突然の激しい雨に言葉切り
雨戸を閉めた君の白腕


さぁさぁと静寂の中に衣擦れと
息遣いのみ聞いている午後


まだ止まぬ長雨の中見送られ
しぐれ柳をくぐりて走る
ゆれてゆれていま夏風に何問うのでしょうあじさい紫陽花この白昼夢


青い花いいないいな
でも紫も
名前に負けない輝きがある

昨日の雨は飲んでしまった?
それとも土に凍りつ ....
恋をする魔法があるなら教えて欲しい あなたにそっとかけてみるから

おはようとおはようございます それだけの関係だけど気になるんです

ぴかぴかの1年生にもなりきれない 恋愛初心者 でも恋 ....
神哭きて
割れんばかりに
響いては
涙滴り
大地を濡らす


刻経りて
涙は尽きて
笑い出す
陽の優しさに
虹を返して
 おばぁちゃん
 ただひたすらに
 愛でてくれ
 今は一人で 
 味噌汁すする
日日に緑深まる狭庭辺に今朝は蛙の鳴き声がする

さきほども小雨降りいた表通り人の声して雀飛び交う

グリーグのペール・ギュントを聴きつつも紫陽花の絵をじっと見るとき

また鳩が一声 ....
  「アリュール」

{ルビ汚=けが}れならば五月雨川に流せりと誘ふその手は{ルビ梔子=くちなし}に似て


  「ブラック」

黒髪に触れし指先奏づるは重なる肌のあつき旋律
 ....
妻清張われは花袋6月の空ベランダにバロック流る

午後になり雨しとしとと降りつづき朝顔の蔓つたふ土塀に

書物など喫茶に持ちて読みおれば髭の老爺(ろうや)が前に座りて

もみじ葉に ....
彼の人にアスパラガスの花束を
込めた思いは宣戦布告



風露草贈りし君から翁草
勝負終われば裏切りし君



勝利した君の頭に月桂樹
手には僕からその花束を
恋の道 照らすかのよう 月明かり ためいきさえも いと柔らかに


道すがら 出会った二人 ときめいて この一瞬が 永遠にと願ふ


優しかれ 涙はすべてを 許します 闇に小さく きらりと ....
しとしとと 雨のリズムは 跳ねるよに 色とりどりに 開く傘花


窓辺にて 紫陽花の夢 つらつらと 君が眠った 横顔を見る


愛してる も一度言って その言葉 濡れた路上に 虹が映った
 ....
北大路京介さんの短歌おすすめリスト(784)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋傘- yoyo短歌307-6-20
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からっぼ- 夏川ゆう短歌307-6-20
一日を終えんとして- 生田 稔短歌6*07-6-20
鈴森と鏡子- 木立 悟短歌807-6-19
恋文- 秋桜短歌3*07-6-18
紫陽花- yoyo短歌307-6-18
歓喜と悲哀に- 秋桜短歌6*07-6-17
熱帯夜- Rin K短歌24*07-6-17
梅雨- 秋桜短歌6*07-6-16
WAR- 十六夜短歌3+07-6-14
- 秋桜短歌8+*07-6-14
こぼれおちるもの(其の五)- 快晴短歌3*07-6-13
◆硝子傷- 千波 一 ...短歌8*07-6-13
kokoro- 十六夜短歌107-6-12
妻三首- 生田 稔短歌607-6-12
〜金沢小品集〜__- 服部 剛短歌12*07-6-12
あいさつ- 秋桜短歌7*07-6-11
ありがとうの六首- おるふぇ短歌607-6-11
しぐれた日- いまいま ...短歌7*07-6-11
あじさい- アイバ  ...短歌207-6-11
夕暮れ時に- はるこ短歌307-6-10
かみなり- 秋桜短歌7*07-6-9
味噌汁- 山崎 風 ...短歌407-6-9
ペール・ギュントの朝- 生田 稔短歌8*07-6-9
パルファム- Rin K短歌32*07-6-9
雨降りだしぬ- 生田 稔短歌7*07-6-8
花言葉2- 秋桜短歌9*07-6-7
夜の六首- おるふぇ短歌807-6-7
雨の六首- おるふぇ短歌4+07-6-7

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