すべてのおすすめ
揺れているそれぞれ個性持つ野草強い生命力に驚く

種を蒔き育つ速度が早い花愛の波動で包めば喜ぶ

今日は雨雨で始まる日曜日午後から晴れる予想は外れ

家庭科の授業で作る肉じゃがは家庭の味と ....
・とおざかる足おと夏の水際でちいさな眠りをゆりおこすひと



・水の背に日焼けの痕を押しあててあお向けで渡る鵲の橋



・夕立をひと粒ひと粒ひろいますあなたのうたのきこえる渚で
 ....
嫌われたい人にきちんと嫌われたい 不毛な延長を断つ一言


憧れを憧れのまま凍らせた世界が 刻む 時を 聞く


敵は敵らしくせよと言いたげな君 不在者に向けた呪詛が膨らむ
 ....
夜遠くひかりばかりを掴む夢みてさめざめと淹れるコーヒー

さよならは生涯一度の挨拶ですまだ言ってませんまたねだけです

きょうよりもあしたと思い灯り消し遠くで誰か生きている音

見ていない ....
乾いてる軒下暮らし梅雨の日もそれが定めとうな垂れて

ほんとうに美しい玉葱の芯どうしてもほら泣いてしまいます

玉葱の玉を採ったら葱だらけでもそれは夢{ルビ二兎=にと}を追うひと

玉葱の ....
1 日曜日
  夕方5時の夕食後
  いかねばなるまい
  行かねばなるまい


2 ソワソワと
  ベッドで天井見上げては
  でも どこに行く?
  でも どこへ行く?


 ....
はれあがる青ざめた赤のうら側で息をひそめて聞いていた脈 血潮、とノートに書いて貝殻のなかにたしかに海があったと

隣席のヘッドフォンから砂の音が聴き分けられる夏の江ノ電

ふたりで海を見たのは一度 いつまで、と互いに決められないままいた ....
雨粒が個体のように転がって撥水製の傘の斜面を

雨の街そこが始発の駅ならば待っているのはみんな雨人

家がない ただそれだけで蔑まれ
              ナメクジの這う赤いポストを
 ....
日々これ漂泊青葱を囓るように凡々と淡々と過ごすのみ

辞世の句考えながらも生きてゆくはみだし者の生き恥晒し

対流する魂ばかりが浮き足立ってただばたばたと地団駄を踏む

木瓜の花心のなかに ....
ふたたびの春が突然舞い降りて僕の心はにわかにざわめく

いたずらに恋は心を乱すけどときめきだけが私の宝石


忘れてた恋が今さら燃え上がりどうしようもなく君が愛しい

忘れない時がどんな ....
寝室にナイフを立てて待っている ちゃんと話ができる誰かを


意味不明な言葉の散弾 素人が狙い定めず放つ 惨劇


聞きかじりの言葉で目を眩まし逃げる 言葉との出会いのひとつの ....
数学の時間はいつも寝る君夢の世界で数学習う

夢の中南の島で過ごす僕軽い心で天国創る

春に咲く鮮やかな色した花が今このときを感謝で染める

ブランコに乗れば必ず心地良い少しでも空へ近づく ....
窓際に肩ひじついて聴いている通りのざわめき歌のない調べ

真っ直ぐにとメタセコイアのように生きたいと願った君と僕の五月と

人生は回転木馬巡りゆく季節とともに移ろいゆく風

ひとつづつ噛み ....
蚊柱が含む陽光 梯子のよう 風に溶かした魂がゆく


残業で疲れた身に最後の仕事 貼り付いた蛾を振り払い部屋へ


雀蜂 拳と同じ大きさに驚き 子供は動きを止める


牛乳 ....
謙遜を美徳とする人から言葉を奪い去る よく似た心



許された 与えられた 満たされたから ためらいを殺して捧げる 私



ズレた色を切り裂き 正しい色を買う 手にしたもの ....
水の色を水色にするプラグイン今年の夏のメガネのトレンド

だめな日とだいじょうぶな日があるからとぬいぐるみに告げられる午前四時

電気けすカーテンしめるまたあるいは電気つけないカーテンあけない ....
本を読み 本に読まれる 前のめりで啜る珈琲 もう何杯目?


おっちゃんらおばちゃんらみな話好き 知らぬ間に 関西語のレッスン


一度きり言葉を交わし 約束もないまま別れ 言 ....
見送った背中を思い出しながら食べたケーキはしょっぱかったの


謝らない代わりにケーキを買ってくる君をやっぱり許してしまう


大きめのプリンをふたりで分け合った夜は月さえ ....
{引用=ありがとう、でも「がんばって」だけじゃもう救いようのないとこに来ている}





「自殺用絹ごし豆腐」夢見てた、豆腐程度に殺される日を



明日死ぬつもりで払う ....
二階だてのバスに乗ってははしゃいだり僕らの春は滅茶苦茶みたい

遠くには秩父連山赤城山筑波山まで微笑んでいる春

圏央道ところどころがつながってまるで僕と君みたい
わたしには やらず残した 事がある
それをしたいの 今日決めた


あなたにも やらず残した 事がある
チカラをためて いつか見る空



わるく言う だれもかれもが そろってゆう
 ....
金色のみかんの浮かぶ夕景に君への想いがひとつふたつ

朝の息にかじかんだこころ暖めて君の手を取る冷んやりと恋

パルメザンふりかけて朝のナポリタンコーヒー色の目覚めの時間

タブレット指を ....
アデューという
 言葉が浮かび 調べたよ

きみとの絶縁 考えてたとき


 {引用=※アデュー …フランス語で長い別れを意味する、さよならの挨拶}
忘られぬ窓辺できみは啜り泣く ポインセチアは赤よりも赤

粉雪が遠くの街の灯を消して夜はゆっくり来る二十二時

「踊ろう」と処女雪踏めば燃える足/素敵なものは踏みにじるのだ

真夜中に音も ....
冬の田の真白い雪をほおばって意味ないことをしているおのれ しゅんしゅんと沸く湯気の上はがされていく、ボクののりづけ

きぶくれた冬の雀がひだまりでおとぎ話の続きをうたう

かあさんの手冷たいねりっちゃんの手はあったかいね

火傷した誰かの指のため ....
死がそこにあることを知る幼子も羽だけ残し逝った虫の

きょうもまた葬儀場に黒々と人は集まり人は集まり

病葉を冬のひざしに見透かして空のこんなに小さきことを

この世への未練を断ち切る日数 ....
シクラメン曇りガラスの向こうから微笑み返す師走の窓辺

気づいてよヤドリギの下に立つ私キスして欲しいなんて言えない

雪の降る聖なる夜に祝福をポインセチアの火よ燃え続けて

凛とした清楚な ....
火にくべた
きみの手紙が くすぶって
なくしたものに 焦がれる夕べ
北大路京介さんの短歌おすすめリスト(784)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
肉じゃが- 夏川ゆう短歌213-7-15
a_Distant_Shore- 佐東短歌2*13-7-8
呪詛- 深水遊脚短歌9*13-7-4
雑詠_11+2- もっぷ短歌513-7-4
玉葱なひと- たま短歌25*13-6-29
スーパームーンミラクル- 佐和短歌213-6-23
蒼ざめた赤- はるな短歌213-6-23
夏音〜KANON〜- Rin.短歌813-6-19
雨模様- そらの珊 ...短歌7*13-6-15
青葱- 梅昆布茶短歌713-6-6
相聞歌- 未有花短歌7*13-6-4
武装- 深水遊脚短歌3*13-6-3
- 夏川ゆう短歌213-5-27
メタセコイアのように- 梅昆布茶短歌513-5-15
羽虫- 深水遊脚短歌4*13-4-28
罪人- 深水遊脚短歌2*13-4-20
惑星のモニタ- 魚屋スイ ...短歌5*13-4-16
記憶- 深水遊脚短歌7*13-4-11
恋するデザート。- 永乃ゆち短歌7*13-4-7
#今から死ぬけど止めてくれる人RT- ピッピ短歌11*13-3-29
お馬鹿な春- 梅昆布茶短歌413-3-24
ナニカの始まりによせて_(ライト短歌六首)- 佐和短歌413-3-4
春宵一刻- 梅昆布茶短歌4*13-2-26
学んでないのに知っている- 佐和短歌413-2-25
今冬- ソリッド ...短歌3*13-2-10
真冬- 榊 慧短歌313-1-22
放課後の音楽室で- そらの珊 ...短歌11*13-1-18
死に触れて- そらの珊 ...短歌813-1-12
Flowers_〜冬〜- 未有花短歌10*13-1-7
粉々になる- chocoa短歌313-1-7

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