すべてのおすすめ
{ルビ山菜=やまな}摘み 岩清水にて 菜を洗ひ
水小屋入りて 蒸し煎じする

トントンと 微かに叩く 音すれど
何人おらず 風の{ルビ音=ね}なるか

煎じ薬 竹筒詰めて 持ち帰る
真暗 ....
日だまりに停車してある軽トラできらきら光るホットサイダー



おじいちゃん早く渡りな大丈夫道路は三途の川じゃないから



祝日に国旗を掲げる家なくて家主の世代交代思う
 ....
ればならば にらればなりて らばならぬ
にらにるなれど らばなりがたし
君に逢うその日を夢見て買ったの桜色のマニキュア一本

桜色マニキュア塗った爪のよにパッと染まったあの日の心
         トンネ            暇 
       では   ル内      渋  余    
      会       で    滞  の  
     都        も ....
 
使い切ることなく無くす消しゴムのように見失った第一話




赤、明滅、遅れて届くサイレンに共鳴をする喉笛の穴




干上がった水たまりは遺跡に似て踏みつけられず進めぬ真昼 ....
「第一話・名もない色」と書いてみた。二年と五日前の扉絵


漁火というたましいに導かれ浴衣のうさぎ逃がすわだつみ


王冠を貝に譲ったソーダ水だまりこんでた午後がいとしい


消 ....
春の風笛が鳴ったら合図です羽根を使ってダッシュしなさい

さようならちょーく・いす・つくえ・らくがき・あのひとのせき・あのひとのかげ

リセットボタンをガチャガチャ押しても散りゆく花片はもう戻 ....
一年生手を挙げるクルブシだけが覚えてるハーメルンの笛


前髪をピキンピキン切ってゆくハサミ歩き出す水たまり春


球体関節人魚のたましい夜中タマゴはつるりと剥ける ....
人生のリセットボタンがあったって押した誰もが覚えてなくて


しっかりと波を作れよ第一話、波乱もないまま終わらぬように


終点に行き着いた彼女バス降りてドラマは遠く走り出してる


 ....
目を閉じて君を感じる夜の音甘く静かに時の滴る



ひたひたと君が浸透した体溺れはしない自分自身に

夜の度形を変えて現れる月も今日の私を知らない

えいえいと刺すよな寒さ丸くな ....
左手を絡める鎖で身を飾る誇りを嘲え白い太陽


乱気流放つ引き金緩いまま「後追い禁止」の標識を刺す


置き去りの景色を胸に滲ませたセンターラインはためらいの色


逆風 ....
春はそう、不誠実にも始まってリセットボタンに手が出る日曜

不意に鳴る着信音は君からで、春が終われば設定消さなきゃ

口笛をエプリルフールに吹いてみる、嘘としておくひとつの別れ

さよ ....
たましいを明け渡す日が近づいて焼き尽くしてる悲しみぜんぶ


彼死んであなたも死んでわたし死ぬ繰り返そうよ全滅リセット


さようなら踊りあかして汗まみれくたびれたけど休んで次 ....
図書館は雪の日だけに震え出しあのころの君が恋しいという

28ページの11行目には笑っているね一年前が

赤い花なつかしくなる背表紙にインクの出ないペンでサインヲ
風立ちぬ寒き手紙は寒椿花ぞ散るちる紅(くれなゐ)は君



せせらぎの凍てつく青に紅を差し夕闇となる寒椿かな



寒椿君のかわりに影連れて影が消えれば指先は夜明け


 ....
無造作に枯れ花捨てる気安さで 我も誰かを傷つけ来たり

マニキュアの光は鈍く武器にすらならぬ女の小道具として

雲隠れしたのはわたし 月もまた夕雲の陰泣いているだろう

愛こそが熱の媒体  ....
二行目の感情をうたうドレミファソラシドの次のこわれやすいおと


マイブームは立ち入り禁止のこの庭で溺れるための井戸を掘ること


思い出はぜんぶさくらのいい匂い/スロウ/な/シャ ....
青色を知らない子供になんと言お?海の色はと聞かれたときに

結局はさかなの名だと君は言うアイという音コイという音

朱鷺色に染まった爪に憧れる10年経っても子どもは子ども




{ ....
夕焼けの色 頬に下さい



過熱する愛を雪で形造るその身焦がして融けてゆく君

絡み合う糸は指で解けなくて もがけばさらに絡まってゆく

巻き髪を指で遊びくちづける君のおもちゃにな ....
連絡を
待ちつづけては

せぬ気持ち
 ゆるりと分かる 
 一ヶ月目
気持ちとは揺れて動いて変わるもの変わらぬものはただ君が好き 「あの海は何色ですか」
 
 「鉛色」
   「かもめの羽のような色です」



「あの空は何色ですか」

 「真珠色」
   「冷たい霧を重ねた色です」
真っ青なダッフルコートは私より目立っていないか不安なのです






何一つ自分が見つけられなくてグリーンスリーヴス変えぬ着メロ






みんなとは違う私を見せたくて ....
新雪に
軽くステップ
大人気ない?
空を仰いで
ついでに食べよ!


雪が降る
「きれい」と感じる
心が戻る
君を許せて
自分も愛せて


白銀は
明日も示さず
語らな ....
{引用=


水底で送受信を繰り返すようなあなたのさびしさが好き



水道水注いだグラスを一度きり鳴らして僕らは夜へと、流れて



満月の灼熱のようなかなしみに入水してゆ ....
  すれ違う キミにあげれぬ チョコレート
   冷蔵庫の中 ひとり冷えつつ

  チョコレート ほろ苦き想い 抱きつつ
   戻れぬ想いで 自分の口にす

  あたたかな あなたの笑顔で ....
冬型の気圧配置を見てるよう、穏やかに君、強かったりする

拝啓と綴る手紙の確かさが、チョコレイトより君らしくある

この空と夜が導く{ルビ静寂=しじま}さえ盗めば春と予告状だす

焼酎に水 ....
マシンガンにチョコレート詰めてぶっ放す発情都市への宣戦布告
マシンガンにチョコレート詰めてぶっ放す蜂の巣になる君が好きでした
マシンガンにチョコレート詰めてぶっ放すたやすく好きとかいうなばかもの
 ....
コンセントから漏電した原色の((わすれないで))はフィクションとなり



       凝固剤の足りない夜の水槽で泳ぎも歩きもできない会話 


壁 ....
北大路京介さんの短歌おすすめリスト(784)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遠野拙歌- 西日 茜短歌7+*08-4-20
思春季- 本木はじ ...短歌2208-4-5
いとをかし- 西日 茜短歌7+*08-3-31
桜色- 愛穂短歌3*08-3-30
都会_四首- ピッピ短歌808-3-28
【短歌祭参加作品】十秒後の世界- 石畑由紀 ...短歌1008-3-21
【短歌祭参加作品】__ラスト・フェリー- Rin.短歌1508-3-18
【短歌祭参加作品】弥生、なごりは一瞬宝石の光るような- 唐草フウ短歌11*08-3-16
【短歌祭参加作品】「歌を忘れりゃ新品ってコト♪」- ふるる短歌11*08-3-15
【短歌祭参加作品】序盤に郷愁ボタン押したら戻し方わからなくな ...- 木屋 亞 ...短歌8*08-3-14
時の滴る- さくらほ短歌10*08-3-13
逆走_〜reverse〜- Rin.短歌18*08-3-13
【短歌祭参加作品】春は不誠実にも始まって- たにがわ ...短歌1208-3-12
【短歌祭参加作品】一度しかないからあきらめでも新しい- こもん短歌808-3-9
図書館- アイバ  ...短歌308-3-4
寒椿- Rin.短歌9*08-3-4
別れの一日(ひとひ)- 伊那 果短歌4*08-2-27
ラララ- しろいろ短歌908-2-25
変換遊び2- 亜樹短歌308-2-23
夕焼けの色_頬にください- さくらほ短歌11*08-2-22
恋の途息- 佐和短歌208-2-20
君への歌(2)- 愛穂短歌6*08-2-20
色々色- 亜樹短歌708-2-20
じぶんがたり- 高島津諦短歌4*08-2-19
優しい雪に感謝- シュガー ...短歌3*08-2-18
夜の進水式/車輪- しろいろ短歌11*08-2-16
チョコレート3題- 風音短歌4*08-2-15
冬にうたえば、春は近づく- たにがわ ...短歌708-2-15
チョコレイトマシンガン- しろいろ短歌16+*08-2-14
きみは東京に住んでいる- 簑田伶子短歌25*08-2-13

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