すべてのおすすめ
眠っても眠り足りない月曜日二日酔いすら知らない私

旅先で妻が楽しむ顔浮かべ仕事帰りに居酒屋に寄る

今日一人明日も一人なのだろうあなたも一人あなたも一人

山奥の表札のない平屋建てお茶一 ....
あかい花、血の滲みただかなしくて
    唇ぬすみ逃げる夕焼け


あかい花、きれいだねってつぶやいた
    水に落ちればいつか見た夢


あかい花、口にしたなら消えてゆく
    ....
スプーンの凹みがきんと冷えていて/くっついちゃった舌とバニラと


水銀の湧き上がる速度いつもより遅いの、ぜんぜん熱なんてない


「純正のクーベルチュール」を用います。失敗しては、買いに ....
「牡羊座」

恋したら猪突猛進どこまでもちょっと待ったは無しの恋なの

「牡牛座」

石橋を叩いて渡るこの恋をゆっくりそっと見守っていて

「双子座」

あの人も好きだけどこの人も ....
居所がもう私には少なくて台所では片足で立つ

それは嘘マイナスイオンの存在とかも君が残したぬくもりさえも

僕たちの心ちぬちぬ降る雪の積もる重さに少し似ていた

イヤホンの耳にソフトな ....
思いには歌作るべき種もなく机に座りかくペンをとる

体にも心にも力与えずば気分は失せて骸骨となす

改めて妻と自分を並べみむ彼女こそわが心の絆
もしもしと 繋がっていた 糸でんわ 星の降る夜に ぷつりと切れて ビルの向こう沈む夕日を見送ってまた来る夜に足を踏み出す

夕暮れに金木犀の匂いたちやさしい{ルビ時間=とき}をしばし楽しむ

つかの間の光の中でかいま見た妖精の翅どこへ消えたの?

かくれ ....
地図でしか知らない街へ歩きたい持てる荷物と君と二人で

黄金の秋の世界でコーヒーを飲みましょうリスを見守りながら

「すまない」といつか未来で言うだろうきっと言われてまた言うんだよ

愛だ ....
水葬の教室
鱗を捨てた冬
シーラカンスの鳴き声を聞く



バス停の一駅ごとに君がいて
みんな逆方向を指さしてる



からだじゅう絶縁テープをまきつけて
ひとのか ....
アンダンテ追いかけて追いかけていても君が見えない陽射しの中で


抱きしめる速度ですれ違う風はセルリアン、君の瞳に映る


炭酸の雨///下弦の月をマドラーで浸しても味なんてないまま
 ....
こたつの中で寝息を立てるあなたを今夜蜜柑のように剥いて。

口移しに食べる蜜柑あたたかいあなたの体温を味わう。


乱暴に蜜柑のへそ突き破るあなたの指じっと見 ....
1という字のように立ち 一という字のように眠れ 孤独な無限



0なんて発見するからいつまでも君の不在が消えないままだ



ON/OFFのあいだに広がる宇宙にて親指は祈る メール、 ....
rule1; 安い男を選んでも安いホテルに泊まらないこと


rule2; 濡れたコートは玄関で脱ぎ捨て君を抱きしめること


rule3; 愛する人の背姿を30秒も見つめないこと ....
自転車で法定速度はこえられない/次のカーブを鋭く曲がる




風船に君の息が入っていく入っていく
やさしい すこし こわい




屋根裏でなくした白紙の古い絵本
握りつ ....
モノクロの廊下の先にきえていく
ひかりを背負った僕の残像




何不自由なく育ちました。
ピストルの撃ち方だけを教わりました。




ガス室で呼吸ができないきみのため
 ....
あの夏のプールでずっと溺れてる 溺死するまでたぶん永遠

溺れる青、僕らの断絶、空、曖昧にdis・communication、沈む群青

週5日学生鞄に泡爆弾 すべてを咎め何も咎めず

 ....
陽の光指のフレームに切り取ると世界は消えて残る面影

携帯を開いては閉じリズム取り鳴らない音に膝が震える

夜道さえ静かならざる都市だからせめて黙って紫煙燻らせ

向こう側テレビに映る鏡像 ....
花ひとついないのならばと僕を見る北風の誰に夢は吹く

現実を思いつめながらモツ煮込み指で子らの滑る箸つまむ

俺に財布以外の言う世の中はわけわからぬとわからぬ子ら

しもやけにわかること庭 ....
「毎日がspecial」震える文字ならぶ沈没船の航海日誌


足跡を追うと明るい扉の前で途切れた何処へ行ったの、透、


アンバランストランス繰り返す閃光の下でラストダンスを

 ....
手のひらに触れると消える雪の華はかなくもろい命を思う

冬の森雪の女王の馬車は行く白い軌跡を空に残して

降る雪に消えずに残る埋み火は今もこの胸熱く燃えてる

窓を開けて一面白の雪景色足跡 ....
剃髪に立ち会った日の陽の光 淡く結んだらせんのつづき



葉脈にミシンをかける神様は季節のすきまは縫い合わせない



にんにくで追い払うんだ君のこと季節外れの桜の匂い



 ....
真冬にもアイスティーを頼める店 焼かれた石の事情を知ってる


十一時から十四時は禁煙です やさしいふりで傷つけ合って


プレートの絡めとれないパンチェッタ欲しいものだけ手に入らな ....
早朝に剃刀を買うコンビニで 剃髪用です 袋いいです


昼下がり主婦がミシンを踏む音は 人を撃ち抜く練習に似て


夕暮れが鼻血のような色してた 鉄のにおいが漂って、冬


 ....
ひらひらときいろいイチョウが日を反射いねむりできない{ルビ理由=わけ}がわかった


言葉なく歩き続けるふたりにはたかーい空に消える足音


くしゃくしゃと音をならしてできあがる風がつくっ ....
廃校の探検隊だぼくたちは廊下がミシンと鳴るアンダンテ


イチゴにも砂糖をかけるアキちゃんが横目で見ているスターバックス


算数が誰より得意なユウくんは今日も釦を掛け違えている


 ....
潮飴は砂糖と海水1:2 沖波駅の名産品です


灯台の指令届かぬ海底に誰かが飛ばした風船のくず


「鼻血ってなんだろうねえ」「なんだろね」しゃべるクラゲの触手は赤い


「 ....
 
動物園の絵はいつも雨が降ってるあなたと行ったあの日から
 
 
手を繋いで坂道を駆け上ったね下る時に負けぬ速度で
 
 
母と二人ハンバーグをつくる夕日よりもきれいだったひき肉
  ....
かなしみと出逢わなければいたみなど 
ふわり、するり、と流れてゆくのに


よろこびと出逢わなければ涙など流れなかった
ぱさぱさとして




いつわりへ戻りはせずにここに ....
コスモスを見ましたすてきなコスモスでウサギが地面を跳ねていました

コスモスの背が高いのを忘れてました花もとっても大輪でした

風と一緒にコスモス畑の前に出てまた戻るとき頷かれました

こ ....
北大路京介さんの短歌おすすめリスト(784)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
二日酔い- 夏川ゆう短歌710-2-5
あかい花- 石瀬琳々短歌9*10-2-4
風に舞う雪を見ている- ことこ短歌12*10-2-3
恋占い- 未有花短歌16*10-2-2
ふしだらな夢- キッチン短歌310-2-1
歌材ともしき- 生田 稔短歌209-12-23
糸でんわ- ミツバチ短歌3*09-12-13
黄昏遊戯Ⅱ- 未有花短歌10*09-9-28
僕達はどこかで内面を旅しているようだ- きらく短歌409-8-28
マザーグース- しろいろ短歌1109-2-8
さよならのためのリダイアル- Rin.短歌18+*09-2-8
「_でも蜜柑を包む手はいつだって五つに裂ける。_」- PULL.短歌6*09-2-6
number- 石畑由紀 ...短歌33+*09-2-3
恋の掟- hachico短歌4*09-1-30
方向転換禁止- しろいろ短歌1009-1-25
破線上のスノウ- しろいろ短歌5*09-1-23
溺れる青- 短歌8*09-1-20
小集_「夜巡り」- 紫音短歌3*09-1-19
四畳半- K.SATO短歌209-1-16
count_three- hachico短歌208-12-14
雪の華- 未有花短歌10*08-12-9
【短歌祭参加作品】らせんの向うの昨日- はな 短歌18*08-12-8
カフェ・ロゼッタ- 石畑由紀 ...短歌6*08-12-7
【短歌祭参加作品】アラウンド・ザ・ワールド- 吉田ぐん ...短歌3608-12-5
あきの午後に- うみとゆ ...短歌4*08-12-4
【短歌祭参加作品】_少年少女たちの自由奏- Rin.短歌19*08-12-2
【短歌祭参加作品】_海のおはなし- アイバ  ...短歌608-12-2
星の鳴る夜- たもつ短歌2208-11-26
◆出逢わなければ- 千波 一 ...短歌3*08-11-3
こすもす流し- 小池房枝短歌408-10-28

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