すべてのおすすめ
暑いとはいわぬトマトの涼しげな頬に紅さす今朝の顔
中味は見えないスイカは呆けた顔をして叩いてもほら知らん顔
おいしいトウモロコシにコガネムシの幼虫半分っこする
見てみてこれは甘唐辛子そのとなりの ....
サイレンを塞ぐ手のひら 許された騙りを口に含み 流した


「過去ノコト気ニセズキミヲ愛シマス」 「キチント知ッテ出直シトイデ」


終わらない 誰かのための美しさ 立ち居振舞い  ....
空き地にはヒメジョオンの花盛りラブアンドピースアンド猫

     ヒメジョオンってその名のとおり、可愛らしいいでたちで
     あるのですが、群生していると、なんだかガールズトーク
    ....
とろけてくバニラアイスを舐めながら二人の汗で汚した畳


泡立てたボディーソープの隙間から膨らむ熱を包んで{ルビ扱=しご}いて


飲めぬ酒無理して飲んで寄りかかり「はやく襲って」なんて囁 ....
君のこと 尊重すればするほどに その背中だけを 見る時間増し


コーヒーが苦手な君に砂糖入り甘いカフェオレを出してく策略


なんとなく毎日飲みたくさせていく カフェインにすら嫉妬してい ....
球体の全方向へゆけること水無月の坂はゆるりと続き

七分袖着るか着ないかしてるうちドミノ倒しで夏の到来

夕刻のうすくかげゆく西向きで満ちていくのはクライミー ア リヴァー
指先の魔法でひとつ花が咲く太陽と君僕らの歌が この雨が四十一度であったなら裸にシャボン蛙はうだる

いたるところにまち針をしるしておけば明日はそこから

淡い虹ふりむけばもう消え失せてことごとく逝く春も逝く

下敷きに静電気下書きに尖 ....
永遠にえいえんということですか{ルビ私=わたくし}の名の下につく子は


空をみる目を失っていたようですきみが燃えているあいだの{ルビ時間=とき}


寄せる波帰ってゆく波知っていますきみ ....
ハイヒールひとつぶんだけ空高くわたしは結句さがしています

かたぐるまされてみたいなかたぐるまかるいっていいなよすぎるな

昨晩の雨はもうすでに誰かの雨でございます

ピアニカを初めて開け ....
眠られずまるでわたくし自身とはぐれてしまつたやうな真夜中 春の野がどこまでも遠いこの{ルビ病室=へや}できのうさくらが終わったと知る


この年のさくらも終わりわが{ルビ病室=へや}はたとえようのなく北東を向く


春風が知らずにすぎる向きに建つ ....
点数を受け取っただけの解答は思い出せないし覚えてもいない 手を冷やしそれぞれ作った雪だるま溶けて一つになるのも愛し


風邪引いておでことおでこをくっつけるついでにつけた唇の熱


髪の毛をグシャグシャ撫でる春一番荒くて優しいアナタに似てる
 ....
傘潰したいかのようにふる雨に応じるように生きる日々あり

つい泣いてわけ訊くひとも無い暮らし言いたい気持ち抑えられない

そろばんもカエルの解剖実験も避けて通れた転校万歳

大規模な改修工 ....
もう誰も飼ってないのに猫は自分の首輪をはずせない

猫がいる 怒りもせずに泣きもせず人のいない村で猫が生きている
冬の空星を探して歩く君触れ合う肩にとまどう私

大切な人を静かに想うとき心の奥がほんわか{ルビ温=ぬく}い

抱き合ってキスをするたび加速する恋の温度と二人の距離と

ただ甘く咬みつくよう ....
もう会わない人が夢にあらわれて息子と夫に背を向けている




初恋は夫なんです本当に誰に言い訳しているのやら




日曜日夫のてづくりおにぎりを大きな口で子と食べる ....
こんにちはこれから始まる戦争の概要少しお伝えします

この文に句点打ったら次体育、読点ばかり走らせてる子

立駐でパチンコ玉を拾うのはまぶしい銀の少年でした

やまいだれ取ってくださいそう ....
鳥葬の風習のある国にいて選べるのなら赤のくちばし

さわやかな羽が生えてたあのころをかゆい背中が思い出してる

おい悪魔お前の口の中にあるびいだますぐにぺっと吐き出せ

教室にいっぴきの夜 ....
うっかりとすずめの焼き鳥食べてから雀の顔を直視してない

何年も開けられてない旅行カバンとんでもないうっかりが出てきそうで

ガソリンいれるとこなんで開けっ放しなん? 娘の指摘にうろたえて あ ....
優しいね けれどあなたも男なら 私に「好きよ」と言わせてごらん きみが見る夢のはかなきうたかたの
まぼろし追いぬ夏のつとめて


あおによしならの都に鳴く虫の
声こそかなしきみが面影


西風にいかなるいろのこへ聞かむ
ひぐらしかまし ....
送電線 辿る旅はここが終点 架からない橋 それぞれの岸


雨雲の真下あたりの高台に 何か書く人 インクが滲む


田は潰れ 地は鎮められ 採る人もないミカンをカラスが散らかして
 ....
君と見る 秋から冬の 空の色 手を繋いだら 寒さ感じず


その口は いつも艶やか キスすると その温もりが 直に伝わる


水仙の 甘い香りは ナルシスト 香りをまとう 綺麗な貴方
重ね合う 心と身体 火照る窓
指輪外して 君の名を呼ぶ
冬景色 北国生まれじゃないけれど懐かしいわぁ今日は湯豆腐

かつをぶし削って薫る郷愁は年経るごとに熟成します

水仙をたどれば春はつながるよ ふるさとの土 温かい風

手作りの竹馬結局乗れ ....
  チョキチョキと切り抜いたのは嘘泣きです天使の羽と切れないハサミ

   
  足の裏さみしい沼を飼っている思い出喰らい泣いては縮む


  夜が降るきのうも降った今夜もね、 ....
そらを飛んだ夢を見た
僕は足のない回転木馬

南京錠を閉め忘れたまま
春の沙漠を放浪している

木の芽の匂い持ち歩くための
ポケットのある素敵な上着

おたまじゃくしを捕まえたら
 ....
失敗の過去片隅に追いやって未来待ってる今が幸せ
北大路京介さんの短歌おすすめリスト(784)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏野菜のひと- たま短歌14*14-7-23
嘘に- 深水遊脚短歌5*14-7-23
梅雨の晴れ間にミスターハロー- そらの珊 ...短歌11*14-7-17
官能短歌_1- 時子短歌5*14-7-6
ひとり- a-little-bir ...短歌3*14-6-4
クライミー_ア_リヴァー- そらの珊 ...短歌8*14-6-2
チューリップ- 虹香短歌314-5-26
パーソナルレイン- そらの珊 ...短歌9*14-5-26
「わたしと本と服たちは」2014.05.25_(一〇首)- もっぷ短歌514-5-25
雨の消息- そらの珊 ...短歌8*14-5-21
さまよう- 森川美咲短歌2*14-5-4
「かおるのおと」2014.04.19_(一五首)- もっぷ短歌8*14-4-19
落ちこぼれエリートどちらも行き来したぼくの答えが100点満点- Neutral短歌114-4-2
つぼみ、開花_、そして「○○○○」- 時子短歌4*14-3-28
冬模様(雑詠)1_(一〇首)- もっぷ短歌514-3-19
猫が生きている- そらの珊 ...短歌11*14-3-11
恋する気持ち_〜Love_in_a_mist〜- 未有花短歌12*14-3-4
初恋- 小原あき短歌4*14-2-27
失せ物(2013.8〜2014.2)- 新嶋樹短歌114-2-25
けだものたち(2013.11〜2014.2)- 新嶋樹短歌314-2-24
うっかり- そらの珊 ...短歌7*14-2-22
少年の日の夢- Neutral短歌314-2-16
閑話三首- 藤原絵理 ...短歌2*14-2-13
川の向こうの線路- 深水遊脚短歌5*14-2-11
冬のヒカリ- くみ短歌114-2-7
左手の薬指- 短歌114-2-7
郷愁- そらの珊 ...短歌12*14-2-6
かなしいほどに- 石田とわ短歌13*14-2-5
春の回転木馬- 梅昆布茶短歌1214-1-21
時間の三権分立- Neutral短歌314-1-18

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